雲取山 2011( 雲取山:2,017.1m ) 2011.3.5 登山



【PHOTO & 記録 雲取山 2011 5】

頂上直下の斜面を慎重に下れば、後は大変楽な雪道が続き、快調に足が進む。
途中で雲取山を振り返る。 変化に富んでなかなか楽しい山である。
考えたら、この雲取山は 6回目の登山となる。 最初は鴨沢からの定番コースを辿り、 三峰山へと下山。 2回目は日原鍾乳洞、 大ダワ経由の道を辿り、3回目は三条ノ湯を起点に 雲取山飛竜山に登り、 後の 3回 その1その2 は今回も含めて水根からの登山である。
他にも色々なコースが考えられ、これからも小生を楽しませてくれることであろう。

小雲取山からの下り斜面は少々苦労しながらの下山であった。
急斜面に雪が残っており、所々 それが凍っているからである。登りの時は大丈夫でも、全体重が踏み出した足に掛かる下りでは下ろした足が滑るとそのまま転倒しかねない。

この下りを越えれば後は楽勝。雲取奥多摩小屋からブナ坂までの防火帯となっている広い尾根道歩きは、 本当に楽しい。
右手には富士山。 やや逆光気味であるが、悠然と構える姿に心が落ち着く気がする。

時刻は 15時を回ろうとしているにも拘わらず、多くの登山者が登ってくる。テン泊か小屋泊まりなのであろうが、 この山の人気の高さを改めて実感したのであった。
やがて、目の前に七ツ石山が見えてきた。ここを下ればブナ坂の鞍部で、そこから道を鴨沢に取ることになる。

鴨沢、七ツ石山、唐松林道と道が分かれるブナ坂の鞍部には 15時11分に到着。 道を右にとって鴨沢を目指す。
鴨沢から水根まではバスを使うつもりだが、バスの時刻を知らないので、とにかく早く着くべく道を急ぐ。

こちらの道は、緩やか。 登りに使ったら本当に楽であろう。
日当たりも良いようで、写真の様な状況が大半である。
しかし、所々で地面を雪が覆っている場所があり、その雪が凍結しているので、その場合は慎重に歩かねばならない。 雪の上に露出している石の上に足を置き、滑らないように慎重に進む。

楽な道だと言ったが、距離の方はかなりある。初めてこの道を登った時には、 50m毎に小さな指標があり、それを励みに登った記憶があるが、それは 22年前のこと。その指標は今や全く見つけることができない。

記憶通りに廃屋が現れ、やがて下方に車道が見え出す。
足も疲れてきている中、車道に辿り着いてもその後の車道歩きが長かった覚えがあるので、まだまだとため息が出る。
車道には 16時56分に飛び出す。
暫く進むと駐車場。そこには車道からはずれてまっすぐ進む道があり、鴨沢近道の記述もある。
今までこの道を知らず、車道をずっと辿っていたので、ちょっと得した気分である。
途中、右手の山間に丹波川、そして集落と青梅街道らしき道が見えたが、こちら側はもう山梨県のようである。

山道はやがて狭いコンクリートの道に合流。
そこをドンドン下っていくと、集落が見えてきた。集落の向こう側は川のようだが、よく考えたら奥多摩湖のはずである。 水がほとんど無いのにビックリする。以前見た時には、緑色の水が豊富にあった気がするが・・・。
17時20分に鴨沢の停留所に着き、バスの時刻表を見ると、次のバスは 18時半過ぎとなっている。 ということは 1時間強待たねばならないことになる。留浦のバス停の方がバスの発着本数が多いという記憶があったため、 留浦バス停まで歩く。
しかし、結局は 18時37分までバスはなく、着替えをしてからバス停で 1時間待って、バスに乗ったのだった。
本日は雪が予想以上に少なく、やや拍子抜けであったが、天候にも恵まれ山登り自体は楽しく、満足の 1日であった。



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