12月6日(土)、奥秩父の
飛竜山に登ってきた。
その前の週は那須岳を目指していたのに (結局 体調不十分で取り止め)、
1週間後には那須岳を止めて飛竜山というのも節操がないが、現地の天候、自分の体調等々を考えてのこと、
ご容赦戴きたいところである。
とは言うものの、節操がないのは事実で、前日の金曜日にどこに行こうか慌てて行き先を探し、ようやく見つけたのが飛竜山という次第である。
この飛竜山は今回で 2回目の登山となる訳で、できたらまだ登ったことのない山を目指したいところなのだが、
実は今回飛竜山に決めたのは、地図を見ていて一つの目論見が頭に浮かんだからである。
前回の飛竜山登山は、三条ノ湯からまずは
雲取山を目指し、
その後 雲取山から尾根を縦走。飛竜山頂上、禿岩を経て、北天のタル経由にて再び三条ノ湯に戻るというものであった。
今回は、目論見に従い、前回のルートとは反対側となる山梨県甲州市の一ノ瀬高原側から飛竜山を往復することにしたのである。
その理由は、今回 飛竜山と将監峠間を歩けば、奥多摩湖の北端である水根から登り、
鷹ノ巣山、七ツ石山、雲取山、
三ツ山、飛竜山、
将監峠、牛王院平、
唐松尾山、黒槐山(クロエンジュヤマ)、笠取山、
雁峠、燕山、古礼山、水晶山、雁坂峠、
雁坂嶺、西破風山、木賊山(トクサヤマ)、甲武信岳と続く、
奥秩父の主脈をつないで歩いたことになるからである。
もっとも、甲武信岳から国師岳間も未踏状態で、この部分も、以前歩いた
国師岳、大弛峠、朝日岳、金峰山、
瑞牆山と続く主脈縦走路との もう一つの分断部分となっている。
さすがにこの区間は日帰りではやれそうにもないため、恐らく今後も歩くことはないであろうから、今回の目論見も中途半端と言えばそれまでなのだが・・・。
ということで、12日の朝 4時過ぎに横浜の自宅を出発。
八王子ICから中央自動車道に入り、勝沼ICまで進む。勝沼ICからは 通い慣れた道を進んで、青梅街道へと入り、
途中、柳沢峠で富士山を写真に納めた後、久々の一ノ瀬高原へと向かったのであった。
小生の車には外気温度を示す機能がついているのだが、青梅街道を走っている時の外気はマイナス 2℃、凍結路面に注意しながらの走行であった。
従って、いつもは落合というところで左折し、犬切峠から一ノ瀬高原に入るのだが、今回は路面凍結を恐れ、
山道を避けてオイラン淵のところから一ノ瀬林道に入る。しかし、この道も舗装されてはいるものの道幅は狭く、
時刻は 7時を過ぎていることから通勤などの対向車が来るのを恐れながらの走行であった。
結局、対向車はなく、7時20分過ぎ、唐松尾山・笠取山、そして
和名倉山登山の時と同様に、
三ノ瀬の民宿の駐車場に車を駐めたのであった (1日 500円)。
そして、7時28分、駐車場を出発。周囲は凍っているような感じで、寒い。
車道を少し登ったところで、将監峠へと向かう林道に入り、沢沿いの道を進む。クネクネとした林道を少々息を切らせながら登っていくと、
やがて大きく林道が右に曲がるところで、牛王院平への分岐が現れた。
飛竜山に登るには、そのまま林道を歩いて将監峠へと向かえば良いのだが、牛王院平はなかなか気持ちの良い所であり、
さらに林道歩きから解放されたいということで、林道から離れて、まずは牛王院平を目指すことにした。