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高度が上がるに連れ、今度は南アルプスの山々も見ることができるのようになった。
写真では小さすぎて見にくいが、兜のような形をした
北岳がまず目に入る。
一旦北岳から落ち込んだ稜線は中白根山にて盛り上がり、さらに
間ノ岳の高みに繋がっている。
そこからグッと落ち込んだ稜線は、再び西農鳥岳、農鳥岳にて盛り上がり、広河内岳、そして
塩見岳の小さな突起へと繋がっている。
手前の山々には雲がかかっているため、真っ白なこれら南アルプスの峰々が一際引き立っている。
来年は、これらの山々のうち、是非とも農鳥岳に登りたいと思う。 |
将監峠から少し高度を上げてしまえば、
後は ほぼ平坦な道が続くようになる。
考えたら、牛王院平の標高は 1,860m、そして
飛竜山直下の禿岩の標高が 1,900m。
多少のアップダウンはあるが、竜喰山などの山腹を巻くため、ほぼ平坦な道になっているという訳だ。
しかも、南側斜面を巻くので、途中の展望も素晴らしく、気持ちの良い山歩きができる。
ただ、距離は長い。
写真は通ってきた山道を振り返ったところ。 |  |
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今度は大きな山容の山が見えてきた。どうやら、
国師岳、北奥千丈岳らしい。
その左側の盛り上がりは、黒金山のようだ。 |
やがて、進む方向に
飛竜山らしき山が見え始める。
樹林越しなので、あまりハッキリしないが、スッキリしたその姿に少々驚かされた。もっとズングリとしているイメージがあったためで、
山というのは見る角度によって随分雰囲気が変わるものである。
途中、いくつかの橋を渡る。橋の下、谷が意外に深いのでこれまたビックリ。
とにかく、道は良く整備されている。 |  |
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樹林越しにしか見えなかった飛竜山も、
岩場が多くなってきた辺りから、完全にその姿が見えるようになった。
こう見ると、まだまだ距離があるようだ。しかも、頂上への直登ではなく、グルッと山腹を巻いた後、頂上へ行く形をとっているので、
距離はさらに長いことになる。 |
やがて、再び南アルプスの山々が良く見渡せる場所に到着した。
先ほどは北岳から左側の山々しか見えなかったが、
今度は北岳の右側も良く見える。
北岳北岳のすぐ右には観音岳、そして地蔵岳の鳳凰山が連なり、
さらに右にはアサヨ峰、甲斐駒ヶ岳へと続く。
仙丈岳もアサヨ峰の後ろに見えるはすだが、
雲と混ざってハッキリしない。 |  |