飛竜山再登山( 飛竜山:2,077m ) 2008.12.06 登山



【PHOTO & 記録 飛竜山再登山 4】

11時3分、禿岩への分岐に到着。
禿岩は帰りに寄ることにして、そのまま道を進む。そして、11時5分、飛竜権現の祠がある 飛竜山雲取山、 前飛竜へとそれぞれ道が分かれる三叉路に到着。

以前登った時は、飛竜権現は木の祠であり、しかも、それが無残にも倒壊していたのだったが、 今回は小さな石の祠に変わっていた。
考えたら、あれから 9年以上経っている。以前と同じ状況のはずがない。

早速、左に道を取り、 飛竜山へと向かう。
以前、雲取山からの縦走にて登った際は、 この飛竜権現に至らないうちに近道があって、縦走路から 13分程で飛竜山頂上に着くことができ、逆に、 飛竜山から飛竜権現に下る正規ルートの距離が意外に長かったのに驚いたのだった。
今回は、その飛竜権現からの飛竜山頂上に向かう訳で、その長い距離を覚悟して頂上へと向かった。
飛竜権現から 6分ほど登ると、目の先に飛竜山の頂上らしき高みが見えてきた。 やはり結構 距離がある。

ルートはほとんどシャクナゲなどの樹林の中で、展望は利かない。しかし、時折 樹林が切れて遠くが見渡せる。
この写真もそのような中得られた光景で、正面左に木賊山が大きく見え、その右横に飛び出しているのが 甲武信ヶ岳、 そしてその右の高みが三宝山である。 三宝山の下には破風山(西、東)が見え、 その右に雁坂嶺、 その右手前の山は唐松尾山である。
あの堂々としていた西破風山が、意外に小さく見えるのには少々驚かされた。

最後の登りを喘ぎつつ登ると、 やがて道は緩やかになってきた。もう頂上は近いはずである。
登山道上の雪は少ないものの、恐らく一旦融けてまた凍ったのであろう。アイスバーン状の所が何ヶ所かあり、少々進むのに手こずる。 帰りは同じ道を戻るつもりだが、軽アイゼンを付けた方が楽かもしれない。

この 12月6日から 1週間経った 14日、かなりの雪が降って 飛竜山稜線上は 15センチほど積もった由、 6日にこの山に登ったのは正解であった。

11時24分、飛竜山頂上到着。

三ノ瀬からここまで、縦走路上で 1人とすれ違ったきり他に誰にも会わなかった。
今回のようなルートをとる人はまずいないであろうし、三条ノ湯から 雲取山を目指す人はいても、 飛竜山に登る人はこの季節少ないであろうから、人がいないのも当たり前か・・・。
私としては大変静かな山旅ができ大変嬉しい限りである。

飛竜山頂上はほとんど樹林に囲まれ展望が利かないのだが、 唯一 南面が開けていて富士山を見ることができた。
前回はほとんど展望を得られなかったので、これは嬉しい限りである。
頂上で昼食にし、30分ほどの大休憩。
休んでいる間に人が来るかと思ったが、先に述べた通り誰も来ない。頂上独り占めだが、樹林に囲まれてそれほど明るくない頂上のため、 少々 居心地が悪い。

11時55分、頂上出発。 往路を戻る。



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