 |
牛王院平の高みには、牛王院平 1,860mと彫られた木の標識がポツネンと置かれているだけで やや寂しい。
しかし、ここからの展望は素晴らしい。
まず、北面を見れば、和名倉山登山の際に通ったリンノ峰、
東仙波が見える。
冬というのに、斜面を覆うササの緑が美しい。 |
そして少し左に目を転じれば、
御殿岩から唐松尾山へと続く
岩稜地帯が壁のように連なっている。 |  |
 |
東方面は、これから進む竜喰山 (リュウバミヤマ)、大常木山がドッシリと腰を落ち着けている。
飛竜山はこの山々の連なりの先にある。
尾根通しに行くのは辛いが、幸いなことに縦走路は山腹を巻いている。
また、足下の草原の広がりも伸びやかで気持ちが良い。
防火帯として切り開いたのかもしれない。 |
そして何と言っても素晴らしいのは、
南面の景色である。
富士山を中心に、
左に大菩薩嶺、
雁ヶ腹摺山が形の良い姿を見せている。
それに加えて、牛王院平の草原の斜面が気持ち良さをアップさせてくれている。 |  |
 |
9時2分、将監平に到着。
ここも広々として気持ちが良い。
峠から南面の山々は見えないが、飛竜山へと進み、
少々高度を上げると、峠を下った先に、雁ヶ腹摺山の形の良い姿が見えた。 |
鹿よけのフェンスと思われる間を進み、
さらに高度を上げると、再び富士山が見えてきた。
やはり、富士山が見えると 何となく嬉しい。 |  |