雲取山 2011( 雲取山:2,017.1m ) 2011.3.5 登山



【PHOTO & 記録 雲取山 2011 3】

雪の斜面を少し下ると、木々の間から 目指す雲取山を見ることができた。 ここからかなり距離がありそうである。
前々回、2002年の 1月にこのルートを辿った時には、確か 10時過ぎに鷹ノ巣山に到着したはずである。 ほぼ同じ時間に水根を出発した記憶があるから、今回は 1時間弱余計に時間が掛かっていることになる。これは体力の衰えか、 それとも 凍った斜面で軽アイゼンをすぐに着けず、かなり時間をロスしたためであろうか。
いずれにしても、あまり遅くなるのは、暗闇で滑り、足を挫いてしまった先般の破風山の例もあるので、 避けたいところである。先を急ぐ。

雪の斜面に軽アイゼンを効かせて下る。
鷹ノ巣山避難小屋を過ぎても雪は結構あり、軽アイゼンが役に立つ。
しかしである、時間と体力を考え、今回も日陰名栗ノ峰、高丸山、千本ツツジと続く尾根道を避け、下の道を進んだところ、 途中から南斜面を横切る道が続き、全く雪がなくなってしまったのである。
軽アイゼンは当然はずすべきであるが、ついつい面倒くささが先に立ち、また、この先に現れるであろう雪の斜面の登りを思って、 そのまま進んでしまったのであった。これは反省しなくてはならない。

道は日当たりの良い、ほぼ平らな道が続く。
今や軽アイゼンは邪魔でしかないのだが、時々現れる雪を言い訳に、はずすのを先延ばしする。

この道では人とあまり会わなかったのだが、それでも 3人程と擦れ違った。 その際、軽アイゼンを着けていることに恥ずかしさを感じたにも拘わらず、それでも凍った雪の斜面が現れることを信じ、 そのまま進んでしまった。一応 むき出しの木の根は避けるようにしていたのだが、今考えると褒められた行為ではない。

12時8分に峰谷への分岐を通過。
12時20分に七ツ石小屋との分岐を通過し、七ツ石山への登りに入る。ここもあまり雪がなく、軽アイゼンは岩場で邪魔でしかない。
斜面を登り、七ツ石神社を右に見ると、そこから 3分程で七ツ石山の頂上であった。時刻は 12時34分。
ここでは先達は 1名のみ。しかし、すぐに後から数人が到着したのだった。
ここからは雲取山飛竜山、 三ツ山がよく見える。富士山の方はやや逆光気味で、 空に溶け込み気味である。

12時45分に七ツ石山を出発。
ここからブナ坂に向かっての下り斜面にはある程度雪があったので、軽アイゼンをはずさずに下る。
ただ、下る前にブナ坂方面を見ると、全く登山道に雪がない状態。この下り斜面を終えたら、軽アイゼンをはずすことにする。

そして、七ツ石山から下り着いたところ (ブナ坂) にある日原、鴨沢との分岐を過ぎ、 少し先にあった岩場で軽アイゼンをはずす。
七ツ石山から見たとおり、ここからの道は雪が全くと言って良い程ない。ただ、道は雪が融けて泥沼状態となっており、大変歩きにくい。

道はぬかるんでいるものの、 いつ来てもこの防火帯として大きく開かれた尾根道は気持ちが良い。
左手には富士山を見ることができ、心が弾む。

振り返れば、先程までその頂上に居た七ツ石山が大きい。

さすがにこの道に入ると、人の数が多くなる。鴨沢からのルートは、 距離はあるもののさしてキツイ登りもないため、この展望と相俟って人気があるのも頷けるところである。



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