国師ヶ岳( 国師ヶ岳:2,591.8m ) 2012.4.28 登山



【PHOTO & 記録 国師ヶ岳 2】

正面に金峰山を見ながらの歩きが続く。
やがて 大弛峠まで 9kmの標識を通過。時刻は 7時26分。
今までは五丈岩だけが見えていたのだが、林道を進むに連れて金峰山周辺の山々も見え始める。 一番目立つのは金峰山の右に見える三角錐。恐らく鉄山であろう。鉄山は金峰山よりも標高が低いものの、 この林道からは金峰山より手前に位置するので、金峰山よりも高く立派に見える。

7時50分に 大弛峠まで 7kmの標識を通過。

8時4分に 大弛峠まで 6kmの標識を通過。
ここまで道路上に雪は無かったので順調であったが、この 6kmの標識手前辺りから道路上に雪が斑模様に現れ始める。その一部は凍っており、 足の踏み場所を注意しながら進む。
やがて、写真の様に道路全面を雪が覆うようになる。雪はこの辺では 20cm程だろうか。折角なので、持参のワカンを着けようと思ったが、 すぐに雪がない部分が現れ、装着のタイミングがなかなか掴めない。

8時22分に 大弛峠まで 5kmの標識を通過。

峠まで 5kmの標識から暫く進むと、道路を覆う残雪は間断無く続くようになる。前を向けば、雪の道が一直線に続いており、 また、高度を測ると 2,000mを越えている。ここが潮時と思い、ワカンを装着する。時刻は 8時49分。
まだ雪は固いので、ワカンはなかなか出足快調である。
しかし、8時53分に峠まで 4kmの標識を通過し、その後 日当たりの良い場所を通り始めると、ワカンによる雪上歩行も途端に沈むことが多くなり、 ペースがグッと落ちる。
ツボ足よりはマシと思うが、ワカンでもかなり雪を踏み抜くことが多くなり、特に 峠まで 3kmの標識前後が大変苦労した。
振り返れば、先程とはかなり違う角度で五丈岩が見える。

大弛峠まで 3kmの標識を 9時20分に通過。
日当たりが良く、照り返しもあり、周囲は真っ白という感じである。踏み抜きに苦労しつつ進む。前方には朝日岳と思しき山が見える。 ということは、大弛峠はその稜線の延長上にある訳で、まだまだ距離があることが良く分かる。

踏み抜きが多かった道も、3kmの標識を過ぎて暫く進むと、少し締まった雪に変わり、 ほんの僅かだがペースが上がる。
雪の上には新しい足跡は全く無く、古いスノーシューらしき足跡があるのみ。このコース本日最初の登山者になるようである。

道路上の雪は一見平らであるが、実は積雪期に踏まれた部分があるらしく、それが芯のように残っているらしい。
従って、その芯の上を進めばあまり沈まないのだが、その芯は狭く、ワカンが芯をわずかでも外すと、横に滑って雪の中に沈む。 こういうことの繰り返しが続く。

なお、写真は踏み跡部分が固められたためその部分が融けずに残り、 それ以外の部分が雨などで融けてできものと思うがどうであろう。

苦労しつつも、9時49分に峠まで 2kmの標柱に到着。
ここから少し進むと、道はヘアピンカーブの連続となる。
上の道が見えるので、斜面をショートカットしようと試みたが、意外に斜面の雪が深いので断念。堅実に道路上を進むことにする。

この辺になると残雪の量もかなり多くなり、ヘアピンカーブにあるミラーなども雪から出ている部分が少なくなる。



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