10月31日に奥日光の
根名草山に登った時、
根名草山の頂上から遙か先に見えた鬼怒沼が、恰も桃源郷 (ちょっと大げさか・・・) のように思え、
是非とも鬼怒沼に行ってみたいという強い欲求にかられたのであった。
そして、直ぐさまその場で鬼怒沼へ至るルートを調べたところ、この根名草山からさらに先に進むルートや、
ポピュラーである女夫淵温泉側からのルートの他、大清水側から毘沙門山 (物見山) を越えて行くルートがあるのを知ったのだった。
険しい ? 山を越えていくと、そこには桃源郷というか、エルドラドが待っている というような、
なかなかロマンを感じさせる面白そうなルートではないか。
こうして、根名草山登山記録に書いた通り、次の山行は大清水から鬼怒沼へ行くということに決めたのだった。
ただ、そんなに急いで行くつもりはなく、次の週末は、身体も疲れ気味であった上、
6日の金曜日に季節型インフルエンザの予防接種を行ったためか、少々ノドが痛かったこともあって、
家にいるつもりでいたのである。
ところが、7日の土曜日、家でインターネットを使って大清水から鬼怒沼へのルートを調べていたところ、
何と肝心の大清水まで行くための国道401号線が 11月9日(月)で冬期閉鎖されるというではないか ! (片品村戸倉交差点から大清水までの間。
2010年4月16日まで。)
つまり、8日の日曜日を逃したら、大清水経由にて鬼怒沼に行けるのは来年の 4月中旬以降になってしまう訳である。
これは耐えられないということで、ノドが痛いのを押して、8日の日曜日、急遽 大清水に向かったのであった。
いつも通り、横浜ICから東名高速道に入り東京ICで降りて、環状八号線を進む。
早朝にも拘わらず いつも混んでいるこの道もこの日はスムーズに進む。練馬ICからは関越自動車道に入って、
沼田ICを目指し、沼田ICからは国道120号線に入って、暫くは道なりに進む。
片品村に入り、鎌田の交差点で左折して件の国道401号線に入る。すぐに立派な尾瀬大橋を渡ることになる。
この道の終点が大清水である。
やがて、尾瀬戸倉温泉を過ぎ、明日より通行止めとなる区間に入る。道は大変良く、快調である。
そして、大清水には 6時14分に到着。1日 500円と書かれた駐車場に車を駐める (結局は 支払わないで済んでしまったのだが・・・)。
広い駐車場には 5台ほど車が駐まっていたものの、本日駐められたものではなく、
車の窓の濡れ具合から、皆 前日から駐まっていた様である。
尾瀬の小屋はもう閉まっているはずなので、テント泊か、あるいは日光沢温泉の方に行っているのだろうか。
夏であれば、この時間でもかなりの混雑を見せているのであろうが、今は もうシーズンオフ。活気がない。物見小屋も営業していないようだ。
天候は何となくどんよりしていてすっきりしないが、天気予報では晴れることになっている。
もう少し時間が経てば、青空が広がるのかもしれない。
トイレで小用を足し、身支度をして 6時21分に出発。建物の陰には雪が残っている。
11月2日の悪天候は山では雪だったようだ。この先の登山道はどうかなと、少々心配になる。