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少し高度を上げて振り返ると、先程通り過ぎたタカデッキと思われる高みが見える。
タカデッキも、そしてこれから向かう大見岳も、それを示す標識がないのが残念である。
その大見岳の頂上と思われる所は、ロープが張ってあって入れないようになっていた所と思われる。
地図にはこの大見岳から麓へと下る道が載っているが、今は廃道とのこと。そのために、そちらに入らないようにとのロープであろう。
時刻は 11時58分。
一説によれば、1,964mの毛無山最高点を大見岳としていることもあるらしいが、やはりこのロープの所が大見岳というのが正しかろう。 |
この辺になると、壊れかけた標識がいくつか出てくるが、
それは皆 毛無山、雨ヶ岳の方向を示すものばかり。
そして、いつの間にか 1,964mの毛無山最高点も通過してしまったようだ。
後でネットで調べると、1,964mの地点には大見岳と書かれた標識が立っているとか。完全に見落としたらしい。
まあ、富士山を眺めたり、
気持ちの良い草付きの斜面の広がりを眺めたりで、見落とすのも致し方ないところか。 |  |
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そして、毛無山には 12時23分に到着。
こちらも空いていて、頂上には 1人しかおられなかった。
ここで本日 2回目の休憩をとる。目の前の富士山を眺めながらの食事は格別である。
しかし、この時期、富士山の雪は少ないような気がする。もう少し雪があるかと思われたし、
事実 先日の鶏冠山から見た その頂上は真っ白に見えたのだったが・・・。
さて、この時間だと、15時53分のバスには余裕がありすぎる。
そのため、頂上でゆっくりしようとしたが、それも限度があり、12時43分、頂上を後にする。 |
12時50分、いつもの登山道への分岐に到着。
左に下れば、いつも通りの登山道。まっすぐは地蔵峠経由の道で、少し時間がかかる。
時間に余裕があるので、地蔵峠経由でも良かったのだが、地図上では丁度良いくらいの時間であるものの、初めての道故 何があるか分からないこともあり、
安全をとっていつもの道を進む。
途中、富士山展望台で富士山を眺め、
その後はゆっくりと思ったのだが、いつの間にか早足になっている。
写真は 五合目に掲げられていた標識。大変レトロな感じが良い。谷川岳から
万太郎山への縦走路で見た、
同じく マツダランプの標識 (肩ノ小屋ヨリ ○○○m) を思い出す。 |  |
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先にも述べたように、心懸けてゆっくり下っているつもりなのだが、いつの間にか早足になっている。
それでも、なるべくセーブしながら下ることを心懸け、先程の五合目は 13時32分に通過。
不動の滝展望台は 14時2分に通過し、写真の 麓金山金鉱石破砕機のある場所には 14時26分に到着したのだった。
そこから少し進めば麓宮。旅の無事をお礼し、バス停へと向かう。
バスの時間までまだ十分余裕があるので、ここからは富士山、
毛無山の姿を写真に収めながら車道をゆっくり進む。 |
時間に余裕があるので、
途中で汗に濡れた衣類を着替えるとともに、少し休憩する。
振り向けば、毛無山がなかなか見事な姿を見せている。
バス停に着いたのは、15時17分。40分程の待ち時間であるが、
幸いにもバス停は日当たりが良く、寒さも感じること無く待つことができたのだった。 |  |
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バスは定刻通りに到着。
本栖入口でバスを降り、湖畔を歩いて駐車場に戻り着いたのは 16時13分であった。
本日は、ダイヤモンド富士も見ることができ、格段に改善された竜ヶ岳・
雨ヶ岳・毛無山間の道を気持ち良く歩くことができ、
大いに楽しむことができた一日であった。
両手首にも負坦が掛からず、バスも予定通り到着。ダイヤモンド富士の写真がうまく撮れなかったことを除いて、
ストレスのない楽しい登山であった。
一年の締めくくり登山としては最高である。 |