辿ってきた道を忠実に戻る。 この後、少々道を外れてしまい藪こぎを強いられる。基本は尾根上を進むのに、
少々下の方に足を踏み入れてしまったからである。二重山稜のようになっている感じで、少々油断すると迷いやすい。 | |
堂平の分岐まで戻ったところで、 堂平へ下ることも考えたのだが、地図も持っていないため、道標がしっかり整備されている平須への道をそのまま戻ることとする。 平須の分岐から少し下ると、左手に鳥居が見えた。
これも念力大国神を祀った祠であった。 | |
軽アイゼンを外し、雪のない斜面を快調に下る。 | |
下る頃には 富士山も雲に隠れてしまい、 ただ黙々と下るだけとなった。また、日も陰ってしまい、少々暗く感じられる。 登山道脇にある高さが書かれた道標が疎ましく感じられようになった頃、 ようやく道の先に道路が見えてきた。そして 13時42分、登山道入口到着。 雪が少なかったのがやや不満だが、富士山も見ることができ、 南アルプスの展望も得られ、さらに人にはほとんど会わず (駐車場に先に車を駐めていたご夫婦に山中で会ったきり) 静かな山旅ができ、 低いながらも楽しめた山であった。 |