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この展望台から南東を見れば、富士山がその姿を雲の上に出している。
方角的に逆光気味になるが、逆にそれが富士山を神々しいものに見せてくれている。
手前にうっすらと見える大きい山は毛無山、雨ヶ岳と言ったところか。
それにしても、登山開始時、富士山がある方向は雲に覆われていたのでヤキモキさせられたが、
この時、この場所から見ることができて本当に良かった。本年最初の登山でこの山を選んだのは正解であった。 |
展望所の岩場に立って
富士山から右に目をやれば、
ズングリした形の山がいくつか重なって見える。
どうやらあれが富士見山らしい。重なった山の一番奥がそれということになろう。
その奥にうっすらと見える山は方角的には
七面山であろうか。 | |
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祠の前から少し先に進み、岩に乗って今度は南西から北西を見渡してみる。
こちらは南アルプスの山々が素晴らしい。
南西には写真の如く真冬なのに黒々とした姿を見せている布引山と笊ヶ岳が見える。
笊ヶ岳の右下に見える低いながら大きく根を張っている山は大黒山、そしてその後ろにせり上がっている山は、
地図上では偃松尾山か生木割山ということになる。 |
そしてその右には、
生木割山から続く黒い尾根の向こうに真っ白な頂を少し見せている
赤石岳と
小赤石岳が見える。 | |
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その赤石岳、小赤石岳のさらに右に目をやれば、
先ほどは木々の間からしか見えなかった荒川三山が真っ白な姿を見せてくれている。
左から荒川前岳、荒川中岳、そして悪沢岳ということになるが、
中でも悪沢岳の姿が素晴らしい。 |
悪沢岳のスロープから再び少し盛り上がっている白い頂は小河内岳。
そして、手前に別当代山を挟んで、蝙蝠岳と塩見岳の白い頂が双耳峰のように見える。
本当に空気が澄んだ冬ならではの素晴らしい景色である。 | |