1.途中で中禅寺湖側の斜面につけられた道が明瞭になったのでそちらを 進むが、やはり雪が多くて苦労する。 途中に現れる標柱や、道らしき形跡が残る場所を探しながら進む。 記憶では、この斜面を横切る道も、途中 S字のように一旦斜面を戻るよう にして登って尾根上に出るところがあるはずである。 |
2.しかし、雪が多くその場所が見つからない。そのため思い切って斜面を 直登するが、そうなると傾斜がきつくかなり手強い。 一応ストックは手にしているものの、バランスを崩した際にはそのまま ストックが雪の中へと潜ってしまい、ほとんど役に立たない状況である。 斜面に生えている木につかまりながら登り、何とか尾根上に出る。 写真は、登り着いた所にあった 『茶ノ木平 0.7km』 の標識。 |
3. 茶ノ木平まで残り 0.7kmといってまだまだ先は長い。 目の前に尾根が続いているが、ここは一旦尾根から下りて、雪の多い 斜面を進んでいく。すると、やがて写真のような場所に出た。 ここには周辺地図も置かれており、それによると現在地は標高 1,500m とのことである。 ということは、高度としては あと 100mである。 |
4.再び中禅寺湖側の斜面を横切るように進む。雪の量が多く苦労する。 茶ノ木平に近づいたところで、周囲の木々にテープが見られるようになる。 ここも S字型に斜面を逆方向に進むようにして登ることになるのだが、 その取り付き場所が不明である。 斜面の上を見上げると、鹿害を防ぐために木に巻き付けられた網が見え たので、茶ノ木平の一角、ロープウェイ駅跡に違いないと確信し、正規の ルート探しは諦めて斜面を直登する。 |
5.急斜面に生える立木に掴まりながら身体を引き上げるようにして登り、 喘ぎながらも ようやく茶ノ木平の一角、ロープウェイ山頂駅跡に到着。 時刻は 10時40分であった。これはかなり遅い。 しかも、この先も雪が積もっており道も不明瞭であることを考えると、薬師 岳を経て古峰原神社へと下山するのは時間的に無理である (最終バス に間に合わない)。 |
6.残念であるが、当初の計画を諦め、茶ノ木平で少し遊んだ後、下山する ことにする。 久々の撤退という状況の中、さらにガッカリさせられたのは、このロープ ウェイ山頂駅跡からの展望が今ひとつなことである。 中禅寺温泉ではあんなにハッキリと見えた男体山も今やガスがかかった ような状態でハッキリしない。なお、左の写真は 社山、 黒檜岳方面。 |
茶ノ木平 1、   茶ノ木平 2、   茶ノ木平 3、   茶ノ木平 4、   茶ノ木平 5 もご覧下さい。