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会津駒ヶ岳、
三岩岳の左には、ここまでの登りで何度も目にした、窓明山、坪入山、高幽山、梵天岳、丸山岳 (写真 真ん中)、
大幽朝日岳、鋸刃、会津朝日岳、高倉山といった山々が続く。
その下方手前には奥只見湖がかなり幅を広げた形で見えているが、その先の方には恐らく奥只見ダムがあるのだろう。 |
さらに左に目を向け北の方角を見れば、
銀山平が下方に見え、その後方に日向倉山、赤崩山が銀山平を囲むように連なっている。
日向倉山の後方には、未丈ヶ岳の美しい三角形が見え、その左後方には浅草岳も見えている。
浅草岳の左手前には毛猛山、百字ヶ岳、檜岳の毛猛三山が並び、
その後方に守門岳も見えている。 | |
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こちらの写真は、一番右奥に浅草岳。そして、上述したようにその左手前に毛猛山、百字ヶ岳、檜岳の毛猛三山が並び、
その後方に守門岳が写っている。
守門岳から少し間を空けて左を見れば、今朝ほど見た 双耳峰のように見える唐松山が写っており (写真 左端)、
唐松山の下方には枝折峠、明神峠も見える。
さらには、写真には写っていないものの、明神峠の左には道行山、小倉山が見え、
そのまま越後駒ヶ岳へと続いている。 |
その越後駒ヶ岳であるが、
残念ながら頂上付近は雲に覆われてしまっているが、ここに至るまでにスッキリとした姿を見てきたので良しとしたい。
なお、写真において、越後駒ヶ岳から右に延びる尾根の先が盛り上がっているが、そこが小倉山である。
また、越後駒ヶ岳の右にコブのように見えているのがヌキギ、
越後駒ヶ岳の左側に見えている三角形の高みはグシガハナである。
越後駒ヶ岳から左に延びる尾根は、
檜廊下を経て中ノ岳へと続き、
その尾根の後方に八海山が少し姿を見せている。
少し雲が多くなってきているものの、360度の大展望である。
暑い最中でもこれだけの展望を得られるのなら、空気の澄んだ晩秋から初冬にかけては、
さらにもっと多くの山が見られることであろう。 | |
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しかし、それにしてもこの山頂周辺にはトンボが多く飛んでいて、写真撮影の邪魔をする。
荒沢岳と彫られた標石を囲んでいる岩に腰掛けて休んでいると、トンボが岩に留まった後 ジッとしていたので 1枚撮影。
よく見るとアキアカネのようである。
ただ、アキアカネと言っても、もう秋というのではなく、気温が 30℃を超えると生存が難しくなるため、
高い山に避暑に来ているとのことらしい。 |
頂上におられた方は先に下山され、
頂上独り占め。周囲を飛び回るアキアカネに撮影を邪魔されながらも、暫し景色を楽しむ。
やがて、先に鎖場で追い抜いた方が登ってこられた。浜松の方だそうで、
昨日は八海山に登られたとのこと。先程の方と言い、この方と言い、
皆それぞれ夏山を巡りを楽しんでいるようである。
展望を大いに楽しんだ後、10時53分に下山を開始する。
見下ろせば、先程登って来た尾根 (これから下る尾根) が長くうねった姿を見せている。 | |