荒沢岳 ( 荒沢岳:1,968.7m ) 2014.8.5 登山



【PHOTO & 記録 荒沢岳 6】

目の前に見えた高み (前ページの写真) は、直接越えるのではなく、巻くことになったのでホッとする。

その高みを越え、左手 (南側) を見ると、 平ヶ岳が大きい。
また、平ヶ岳の右後方には 武尊山がうっすらと見えている。

前を向けば、 今越えてきた高みの陰に隠れて見えなかった高みが待っている (写真)
その高みはかなり急な岩場の斜面を有しているため、巻くことはできず乗り越えていかねばならないのかと思ったのだが、 ありがたいことにこちらも左側を巻くらしい。
但し、その岩場の道は狭く、下が切れ落ちているので結構スリルがある。

岩場の斜面を慎重に通り抜けると、またまた今の高みに隠れて見えなかった小さな高みが待っていて、 先程見えた奥の高み (仮称 高み A) までなかなかたどり着くことができない。
大きな岩が重なる岩場を登ってその高みを越えていくと、ようやく先の方に 高み A が見えてきた。 今度こそ、あの 高み A に取り付けるようである。

振り返れば、1,892m峰、1,898m峰 (写真 真ん中 やや左の三角形の高み) が見える。
1,898m峰の奥に見えるのは、恐らく花降岳であろう。
なお、登って来た登山道の方は、1,892m峰からこちら側に下ってきている尾根の鞍部の少し手前から左に下っている。

ようやく 高み A が目の前に見えてきた。
その斜面途中に鎖場が見えるので、この高みは直登せざるを得ないようである。
身体は休みたがっているが、もう少し と言い聞かせて 高み A に取り付く。すぐに大きな岩が斜面に貼り付いたような鎖場となるが、 ここは足下がしっかりしているので、それ程 鎖に頼ることなく登っていくことができる。

鎖場を過ぎると、同じ岩場だが少し傾斜が緩やかな所を登ることになる。
さて、登り着いたら頂上が見えるかと思ったら、次に見えてきた高みも頂上に非ず。本当に疲れる。

目の前に現れたドーム型の高みの左側を巻いて進んでいくと、今度は美しい三角錐をした高みが見えてきた。
今度こそは頂上に間違いなかろうと、草や灌木の間を登っていく。
最後はダチョウの卵大の岩が砂礫にて固められたような斜面となり、それを乗り越えると小広い荒沢岳頂上であった。
時刻は10時16分。4時間20分を要したことになる。

裸の尾根を登っている途中、 下山してくる、鎖場手前で小生を抜いていった人と擦れ違ったので (この人は相当早い)、 駐車場の車の数から判断して頂上には誰も居ないものと思っていたら、1人おられたので少々ビックリ。
その方は島根の方で、何でもこの夏、北海道から順に山に登りながら南下してきているとのこと。 昨日は浅草岳に登り、本日はこの荒沢岳、 そして明日は中ノ岳に登るとのことである。羨ましい。

頂上には三角点の他、立派な石の標柱が立っている。
また、周りに遮るものがないため、展望は抜群で、360度の大展望である。



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