この編笠山 − 西岳のコースは、
2ヶ月前の 2012年11月に登ったばかりであり、さらに今回のルートは全く同じであることから、今回も写真のみとしました。 1月12日からの 3連休において 13日の日曜日に山に行けることになったので、早速行き先を検討する。 やはりこのところ連続して雪のある山を楽しんでいるので 今回も是非とも雪の山にしたいところであるが、いつも言うように小生の車がノーマルタイヤのため、 雪のある山へのアプローチがままならないことがネックとなって、行き先がかなり限定的になってしまう。 加えて、山ではこのところほとんど雪が降らない状態が続いているらしく (無論関東地域の話)、雪がほとんど融けてしまった山も多いようで、 そういう山はできるなら避けたく思い、候補がさらに限定的になって なかなか行き先が決まらない。 仕方なく、登山前日である 12日(土)のヤマレコの記録 (12日に登った方の記録) を参考にしながら行き先を考えようと思っていたところ、 12日の朝起床してみると かなり風邪声になっているではないか。ノドの痛みはないが、気をつけないと本格的に風邪を引いてしまうことになりそうなので、 こうなるとあまりハード (高さあるいは歩く距離) な山行は避けねばならないと思い始め、次第に考えるのが面倒臭くなって、 結局 昨年の 11月と同じく八ヶ岳の 編笠山・西岳に登ることにしてしまった。 あまりにも安易ではあるが、雪山であり、またコースは明瞭であるし、短時間で登ってこられるのがありがたい。 前回から雪の量が格段に増えていることを期待したいところである。 なお、登山基地となる富士見高原リゾートまではノーマルタイヤでも問題なく行けることは確認済みである。 13日は 4時50分に自宅を出発する。車載の温度計は横浜でも零下を指しており、本日はかなり厳しい寒さかもしれないと気を引き締める。 何時もどおり国道16号線を進み、八王子ICから中央高速道に乗る。3連休の中日であるためか、車の量は結構多い。 順調に進んで、やがて笹子トンネルを通過する。上りのトンネルが例の崩落事故で閉鎖中のため、トンネル手前から片側交互通行になっており、 トンネル内は 40km/時の標示が出ている。 しかし、早朝のためか、皆 結構飛ばしていて平均80km/時近くで進む。ただ、混んではいるものの、普段の笹子トンネルでよく見られるような、 車間をあまり取らずに前の車にピタッとくっつくようにして走る車はいないようである。あの崩落事故、そして その後片側交互通行になってからの追突事故等が、 人々の走りを自ずと抑制しているのかもしれない。 道路通行がいつもこうであれば (車間をキッチリ空ける)、ブレーキが踏まれることは少なくなり、 さらには渋滞を引き起こさないで済むのだが・・・。 トンネル通過中はつい天井を見上げてしまう。天井板は外され、トンネル本来の丸いアーチ型天井が見えている (というより、 本当に天井板があったかどうかの記憶がないのだが・・・)。 そうなると、今度は空気の流れを生じさせている大きなファンが目立ち、これが天井から落ちてきはしないかと心配になる。 笹子トンネルを抜け、次の日影トンネルを抜けると何時もどおり南アルプスの山々が目に飛び込んでくる。 しかし、この時期 空気が冷たいのでもっとハッキリ見えても良いと思うのだが、意外に山は霞み気味である。 前回はモルゲンロートが美しかった八ヶ岳も、 本日は心なしか輪郭がぼやけているような気がする。 小淵沢ICで高速道を下り、料金所を出た所を右折する。 そのまま暫く進んで、大平にて左折し、八ヶ岳鉢巻道路に入る。暫く進めば右に富士見高原リゾートが見えてくるので、 右折した後すぐに左折してゴルフ場手前まで進み、舗装した駐車場に車を駐める。到着時刻は 7時12分。 3連休の中日とあって駐車場には先客がかなりいる。見上げれば編笠山・西岳がよく見え、 また振り返れば甲斐駒ヶ岳が朝日を浴びて少し黄色く染まっている。 身支度をして、7時21分に駐車場を出発する。 歩き始めてすぐに身体が重いと感じ始める。1月2日に日光の 薬師岳・夕日岳・地蔵岳に登ったばかりなのでもっと軽快に歩けるはずだが、 その後 飲み食いに明け暮れたため、一気に正月太りして重くなってしまったようである。 |
1.林道を進んで振り返れば、
甲斐駒ヶ岳が朝日に輝いている。 足下には 2ヶ月前にはなかった雪が残っている。 |
2.五叉路を 7時48分に通過し、歩き慣れた道を進む。雪は当初まばらで あったが、臼久保岩小屋を過ぎると完全に雪道に変わる。 |
3.雪は良く踏まれているため、凍結してしまっている部分も多い。斜面に なってからでは装着場所に苦労すると思い、早めに軽アイゼンをつける。 斜面は雪道と言うよりアイスバーン状態が多い。 |
4.当初重かった身体も、一汗かくと動きが良くなり、途中、10人程を抜く。 雪の量は多くなるが、道は明瞭。黙々と登っていくと、やがて樹林帯も終わ り、森林限界に到着。雪があるのでスムーズに岩場に登ることができる。 |
5.岩場に立つと展望が一気に広がる。 まずは北岳、 甲斐駒ヶ岳、 仙丈ヶ岳の南アルプスの主峰が目に入る。 しかし、風が強く冷たい。身体が振られて、写真がなかなか撮れない。 |
6.それでも何とか踏ん張りながら景色を写真に納める。 南アルプスの右には、間に恵那山を挟んだ後、 中央アルプスが見える。 空木岳、 木曽駒ヶ岳が白く輝いている。 |
上記登山のデータ 登山日:2013.1.13 天候:晴れ 単独行 日帰り 登山路: 富士見高原リゾート駐車場 (7:21) − 五叉路分岐 (7:48) − 臼久保岩小屋 (8:20) − 2,000m 標識 (8:47) − 森林限界 岩場 (9:52) − 編笠山 (10:12 - 10:21) − 青年小屋 (10:31 - 10:47) − 西岳 (11:32 - 11:54) − 不動清水 (13:01 - 13:05) − 五叉路分岐 (13:09) − 富士見高原リゾート駐車場 (13:26) 交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−小淵沢IC−(八ヶ岳高原ライン)−大平−(八ヶ岳鉢巻道路)−富士見高原リゾート駐車場 (車にて) (車にて) 交通復路:富士見高原リゾート駐車場−(八ヶ岳鉢巻道路)−大平−(八ヶ岳高原ライン)−小淵沢IC−(中央高速道)− 大月IC−都留IC−(富士みち)−(県道24号線)−(道志みち)−青山−(国道412号線)−半原日向−(県道54号線)−中津−上依知−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小学校入口−上瀬谷小東側−瀬谷 (車にて)