押し花の楽しみ

押し花の楽しみはひとつではありません。

花を採集する楽しみ・・・花を押す楽しみ・・・押した花をストックする楽しみ・・・作品をつくる楽しみetc・・・たくさんあります。

いつもの道、公園、どこへ行っても押し花に使える植物はないかとついキョロキョロ・・・
歩くことが楽しくなります。(健康にgood!)

その季節でしか手に入れることがない花や葉。
例えば、秋になると近くの大きな広場にある、たくさんの桜の葉が少しずつ色付いてきます。毎日のように車で通る道、いい色（紅葉）になるのをまだかまだかと待ちわびます。

ずっと前から通っていた道、押し花をはじめるまでは、少しずつ色付く
葉にも気付きませんでした。アイビーの写真

春に、となりの空き地にたくさんの"つくし"が芽を出すこと、庭に生えるにっくき草の中に、実はとても可愛い葉をした植物がいたこと、これらも押し花をはじめるまでは気付きませんでした。

押し花をはじめた時、「私は今まで一体何を見ていたのだろう」と強烈なショックを受けこと、
よく覚えています。
目の前の仕事・子育てに精一杯な毎日でしたから・・・

子どもも少しずつ成長し、私にも少しずつ心に余裕が生まれた頃、庭で花を育てるようになりました。
休日、庭で土をさわっているとてもホットするんですよね。
裸足で土を踏んでみたり・・・
すると忘れていた何かを思い出した気がしました。

今度は、『種から育てたい!』と、まぁそれはいろいろな種や球根を植え始めました。
種をまいて半年ほど一生懸命育ててきた花たちが散っていくのはとても残念で、
今度は『残したい!』という気持ちが生まれました。
それが押し花をはじめるきっかけとなりました。

あなたの毎日はいかがですか？
なんとなく同じ毎日だと感じていませんか？
同じ道、同じ風景のように見えてもそうではありません。
あなたの気づかないところで、植物たちは成長し続けています。
移りゆく季節や、強い生命力を持った植物たちに気づく、心のゆとり・・・持ち続けたいものです。