★ボルネオの自然★

熱帯の高温多湿な気候のボルネオは、あちらこちらにジャングルがあります。というか、街を離れるとジャングルです。
ジャングルは国立公園や自然保護区になっています。
そこは、70mにも達する巨大な大木、すごい根をはりだしているマングローブ林に囲まれています。 自然の動植物を求めてトレッキングに挑戦すると、日本では見ることができない大きな花のラフレシア(小さな花でも約30cm、大きなもので1m近く)や 野生のオランウータン、長い鼻のテングザル、くちばしに角があるサイチョウ、虫を食べる植物ウツボカズラを見ることができます。
でも、本格的なトレッキングははっきりいって大変です。体力、気力と思いやりが不可欠。
わくわくする反面、危険な動物とでくわしたり、蚊やヒルの対策も必要。
もし、1泊以上のキャンプをする場合は必ずガイドを雇わなければいけないそうです。


そんなわけなので、私はシャングリラ・タサ・リア・リゾートのそばにある、自然保護区にオランウータン・トレッキングにいってきました。
そこは、トレッキング・コースが3通りあり、もちろん私は一番短いコース。
何百種類の野鳥の観察、珍しい食虫食物を発見したり、ジャングルの自然を満喫できます。
さらに、ここでは夜行性動物の観察もできます。




     
こんな感じのところをずーっと歩いていくとオランウータンに会えました!!カニクイザルもいます!




★オランウータンOrang-Utan(オランウータン科)★

オランウータンとはマレー語で「森の人」という意味。現在はボルネオ島とスマトラ島に生息。
子供の頃は明るいオレンジがかった 茶色の毛皮。大人になるにつれ黒っぽい茶色になる。
基本的に単独行動。
主食は果実で固いイチヂクやドリアン。




★カニクイザルCrab Eated Macaque(オナガザル科)★

ロング・テイル(Long tail)またはマカク(Macaque)とも呼ばれている。
20〜50頭の群れで行動。
キーキー鳴いたり、集団で行動しているので見つけやすい。
カニを食べるのは稀で主食は果実。



★サイチョウ(サイチョウ科)★

羽を広げると1m以上もある大きな鳥。大きな角を持つくちばしが特徴。
ボルネオには8種類生息していて、サラワク州のシンボルになっている。
他にも、カワセミ科、ヒヨドリ科、タイヨウチョウ科、キツツキ科、コウライウグイス科など種類が豊富で、アフリカや日本にもこの種が生息。

ちなみにこのサイチョウは、今から「さぁ!オランウータン・トレッキングにいくぞー!」って思って向かっているときに偶然発見!
サイチョウは傍で見るととってもきれいなツヤツヤした鳥でした。
ちょっと見とれていたら、この後、花をムシャムシャ全部食べてしまい、残ったのは無残な茎の根本の方だけでした。
この、くちばしでつつかれたら痛そう。





RM1=約30円(2001.8現在)


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