レトロな町並み36−横浜山手・山下公園
[2019年 8月更新]
ホテルニューグランドに宿泊して、再度山手周辺を散策しました。ホテルから山下公園、港の見える丘公園を散策し、港の見える丘公園内にある、イギリス館と山手111番館を見学しました。山手111番館では、カフェでアイスクリームをいただきました。その後、外国人墓地を訪ね、アメリカ山公園を経て、元町、中華街を散策しました。中華街では、明治時代創業の老舗、同發別館で、広東料理のコースを味わいました。
翌日は、山下公園から大桟橋、日本大通を散策しました。
ベイブリッジ | マリンタワー | ニューグランド | 横浜市イギリス館 | 山手111番館 | 外国人墓地 |
[2019年 5月更新]
ホテルニューグランドに立ち寄り、アフタヌーンティの後、元町、山下公園、氷川丸を散策しました。
マリンタワー | ニューグランド | 氷川丸 | 氷川丸廊下 | |
1等貴賓室 | 1等食堂 | 3等客室 |
【元町商店街】
19世紀半ばに横浜港が開港した際、立ち退いた旧横浜村の人たちが移住したことから横浜元町と呼ばれたと言われています。横浜港と山手居留地を結ぶ場所にあった元町商店街は、開港時から外国人向け商店街として栄え、文明開化を支えたきたと言われています。JR石川町駅とみなとみない線元町中華街駅の間にあり、長い歴史のある洋品店、ブランドショップ等が多数あります。
【マリンタワー】
横浜港開港100周年の記念事業として、昭和36年(1961年)に開業したマリンタワーは、高さ106mで横浜のシンボルとして親しまれています。1〜4階にはショップ、レストランや貸切ホールがあります。山下公園やホテルニューグランドからすぐの場所にあります。
【氷川丸】
山下公園にあり、館内展示公開されている氷川丸は、昭和5年(1930年)竣工、全長約163mの国産貨客船です。北米シアトルと結ぶ北太平洋の航路で活躍し、チャップリンや秩父宮夫妻等、著名人も乗船したと言われています。その後太平洋戦争中は病院船、戦後は復員船として活躍し、昭和35年(1960年)までシアトル航路で活躍しました。国の重要文化財に指定されています。
シーバス | 港の見える丘公園眺望 | 横浜市イギリス館 | 山手111番館 |
山手111番館のホール | 岩崎博物館 | 横浜外国人墓地 | 山手資料館 |
山手234番館 | エリスマン邸 | ベーリックホール |
横浜が開港した当時に外国人居住地として栄えた、山手エリアには、明治・大正・昭和初期の貴重な建物が多数残っています。暖炉やサンルーム、広いリビングやダイニング、浴室等、随所に往年の姿がしのばれます。山下公園までシーバスで移動し、以下を半日かけて散策しました。
【港の見える丘公園】
イギリス海軍病院の跡地を整備したと言われており、ベイブリッジからマリンタワーまで、横浜港周辺を望むことができます。開港当時は外国人居留地で、丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐屯し、園内にはフランス山に旧フランス領事官邸遺構、イギリス山に大仏次郎記念館や近代文学館、横浜市イギリス館等があります。
【横浜市イギリス館】
1937(昭和12)年に英国総領事公邸として建築されたと言われています。1階ホールではピアノコンサートが開催されていました。2階は集会室、展示室、復元された寝室等が公開されており、総領事公邸の大きな建物と広い敷地から、往年の大英帝国がしのばれます。
【山手111番館】
1926(大正15)年に建てられたアメリカ人の旧邸宅です。赤い瓦屋根と白壁の重厚で明るいスパニッシュスタイルの建物で、館内は昭和初期の洋館が再現されています。特に1階の吹き抜けホールとシャンデリアは美しく往年の雰囲気を醸し出しています。道路側と公園側には高低差があり、公園側の入口となる地階には軽食を味わえる喫茶コーナーがあります。ここでソフトクリームを頂きました。
【岩崎博物館】
明治初頭の劇場「ゲーテ座」の跡地に建てられたミュージアムで、ドレス撮影コーナーがあり、ドレスの貸し出しと写真撮影が可能です。
【横浜外国人墓地】
日本で生涯を終えた外国人の墓地で、日本で活躍された著名人の墓所も多数あります。週末のみ一部公開されるとのことで、訪れた日は公開されており、入口で募金をお払いして入場し、資料館を見学した後、様々なスタイルの墓所を一周散策しました。
【山手資料館】
市内に現存する明治時代唯一の木造西洋館として知られており、元々日本人の邸宅として本牧に建てられた建物を、1977(昭和52)年に移築したと言われています。内部は有料の資料館として開港当時の資料等が展示されています。
【山手234番館】
関東大震災により離れた外国人に再び住んでもらうために昭和初期に建てられた外国人向けのアパートメントハウスです。昭和50年代まで使用されていたとのことです。2階では展示会が開催されていました。
【エリスマン邸】
スイス生まれのエリスマン氏の邸宅として建築され、一旦解体された後、現在地に再現・公開されているとのことです。シンプルな洋館で、昔の厨房は喫茶室となっています。窓からマリンタワーを望むこともできます。
【ベーリック・ホール】
イギリス人のベリック氏の旧邸宅で、広い敷地に外国人住宅で最大規模の建物が残っています。建物、インテリアとも独特の趣があります。1階の広いリビングではピアノコンサートが開催されていました。
散策後、中華街でふかひれの美味しい中華コースをリーゾナブルな料金で味わい、元町界隈を散策した後、横浜高速鉄道・みなとみらい線の元町・中華街駅から東急東横線・メトロ副都心線直通の列車で帰路につきました。みなとみらい線開通や東急東横線のメトロ乗り入れ等により、ますます交通アクセスも良くなり、より手軽に横浜山手エリアを散策できるようになりました。
→【参考】横浜馬車道・日本大通散策(レトロな町並み11)はこちら
→【参考】ホテルニューグランド(日本のクラシックホテル)はこちら