2024年4月の総大会、ネルソン大管長のお話に対する補足資料
イスラエルの集合を理解するには、アブラハムの聖約を理解する必要がある。
アブラハムの聖約は現在、神殿で行われている聖約と儀式として回復されている。
アブラハムは神様と特別な聖約を交わした。
その聖約はアブラハムの子孫であるイサク、ヤコブ、イスラエルの部族へと
受け継がれた。
しかし、イスラエルの民が聖約から離れ、世界各地に散乱していったことにより、
失われた。
カートランド神殿で回復された3つの神権の鍵が、アブラハムの聖約を回復した。
イスラエルの集合の目的は、イスラエルの民に対してアブラハムの聖約を再び
結ばせることにある。
つまり、神の子供たちを集め、神殿での聖約と儀式を受けさせることである。
アブラハムは神と聖約を交わしたとき、3つの約束を受けた。
それが、土地の約束、子孫の約束、祝福者の約束である。
土地の約束
・カナンの地(現在のパレスチナ)がアブラハムの子孫に与えられる。
・末日には、散らされたユダヤ人(ユダ部族)は再びカナンの地に戻って来る。
これは1948年に実現した。
また、ヨセフなどのその他の部族はアメリカ(シオン)に集合する。
霊的には、人々は、それぞれの地域の教会(シオンのステーク)に集合する。
・イスラエルの集合を述べたモルモン書の出現する。
・全世界に福音が宣べ伝えられる。
・宣教師はエンダウメントで高いところから力を受ける。
・宣教師は外国語の習得で助けを受ける。(異言の賜物)
・交通機関、通信機器が発達して、福音を広める速度が加速した。
・世界各地にイスラエルの子孫である証拠が見つかった。例)日ユ同祖論
・福千年になると、地球上にキリストが治める神の王国が建てられ、そこに集合する。
・福千年後の最後の裁きのあとは、地球が日の栄えの王国になり、そこに住む。
・私たちが昇栄したあとは、自分の王国を持つことができる。
つまり、神のように自分の宇宙を創造できる。
創世記12:7
わたしはあなたの子孫にこの地を与えます。
創世記13:14-15
目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。
すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。
創世記15:18
わたしはこの地をあなたの子孫に与える。
エジプトの川から、かの大川ユフラテまで。
創世記17:8
わたしはあなたと後の子孫とにあなたの宿っているこの地、
すなわちカナンの全地を永久の所有として与える。
現在、パレスチナの地はユダヤ人とアラブ人の間で争いが起きているが、
聖書には、カナンの地はイスラエルの民で独占するのでなく、他部族とも共有
しなければならないことが書いてある。
「他国人には、その住んでいる部族のうちで、その嗣業をこれに与えなければな
らないと、主なる神は言われる。」(エゼキエル47:23)
子孫の約束
・アブラハムは多くの子孫を持つ。
・アブラハムの血統上の子孫だけなく、バプテスマを受けた教会員も
アブラハムに養子縁組され、アブラハムの子孫になる。
・祝福師の祝福でのイスラエルのどの部族かの血統の宣言が行われる。
・末日から福千年にかけて、神のすべての子供たちが、家族の結び固めを受ける。
・先祖を探求することへの関心が高まった。
・家族のきずなを強めることが注目された。
・霊界と現世の間の関係が深まっている。
・私たちが昇栄したあとは、私たちは多くの霊の子供たちをもうける。
創世記13:16
わたしはあなたの子孫を地のちりのように多くします。
もし人が地のちりを数えることができるなら、
あなたの子孫も数えられることができましょう。
創世記15:5
天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい。
あなたの子孫はあのようになるでしょう。
創世記16:10
わたしは大いにあなたの子孫を増して、数えきれないほどに多くしましょう。
創世記17:2
大いにあなたの子孫を増すであろう。
創世記17:4
あなたは多くの国民の父となるであろう。
創世記22:17
わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、
天の星のように、浜べの砂のようにする。
祝福者の約束
・アブラハムの子孫は全人類に祝福をもたらすものとなる。
・教会員も含むアブラハムの子孫は福音と神権を持つ。
神権の権能によって、すべての国民に福音を宣べ伝え、救いと昇栄に導く。
・イスラエル人は聖書やモルモン書を記し世界に広めた。
・ユダの子孫からキリストが出た。
・偉業をなした人物にユダヤ人が多い。
(ユダヤ人の人口は全世界の0.2%だが、ノーベル賞受賞者は全受賞者の20%。)
・末日聖徒も同様にユダヤ人のような偉業をなすことができるはずである。
・私たちが昇栄したあとは、私たちは自身の霊の子供たちに祝福を与えるものとなる。
創世記12:2-3
わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。
あなたは祝福の基となるであろう。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。
地のすべてのやからは、あなたによって祝福される。
創世記18:18
アブラハムは必ず大きな強い国民となって、地のすべての民がみな、
彼によって祝福を受けるのではないか。
創世記22:18
また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。
アブラハム2:9-11
わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを計り知れないほど祝福し、
あなたの名をすべての国民の間で大いなるものとしよう。
あなたはあなたの後の子孫にとって祝福の基となり、
彼らはすべての国民にこの務めと神権を携えていくであろう。
わたしはあなたの名によって彼らを祝福しよう。
この福音を受け入れるすべての者はあなたの名によって呼ばれ、
あなたの子孫と見なされ、立ち上がってあなたを父としてたたえるであろう。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。
地のすべての氏族は、あなた(すなわち、あなたの神権)によって、また、
この権利はあなたによって続くという約束をわたしはあなたに与えるので
あなたの子孫(すなわち、あなたの神権)によって、
またあなたの後の子孫(すなわち、文字通りの子孫、肉体の子孫)によって、
救いの祝福すなわち永遠の命の祝福である福音の祝福を授けられるであろう。
教義と聖約124:58
あなたにより、またあなたの子孫により、地の部族は祝福を受けるであろう。
カートランド神殿での神権の鍵の回復(教義と聖約110章)
モーセ(11節)
地の四方からのイスラエルの集合と北の地からの10部族の導きの鍵
エライアス(12節)
アブラハムの福音の神権時代
わたしたちと子孫によってわたしたちの後の時代のすべての者が祝福を受ける
エリヤ(13-16節)
先祖の心を子孫に、子孫の心を先祖に向けさせ、全地がのろいをもって打たれる
ことのないようにする
約束 カートランド神殿での回復 教会での活動分野
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土地 モーセ:イスラエルの集合 伝道
子孫 エリヤ:家族の結び固め 神殿・家族歴史
祝福者 エライアス:アブラハムの福音 ミニスタリング
「伝道」と「イスラエルの集合」の違い
「イスラエルの集合」という言葉は「伝道」という言葉と同じように使われがちだが、
その意味するところは、大きく違っている。そのことについて比較して説明する。
伝道 イスラエルの集合
目的:・キリストの福音を伝える ・神殿で聖約と儀式を受けさせる
目標:・バプテスマまで ・神殿の儀式まで
範囲:・この世だけ ・霊界にも及ぶ
期間:・主の再臨まで ・主の再臨、福千年を超えて昇栄に至るまで
観点:・広める ・もとに戻す
もともと一緒だったものが、離れ離れになったので、戻す。
・約束の地に戻す。(土地)
・死によって離れ離れになった家族をもとに戻す。(子孫)
・神様のもとに戻す。(祝福者)
バプテスマ :救い 神とともに住む 救われる者 聖霊の賜物 キリストの福音
エンダウメント&結び固め:昇栄 神のようになる 救う者(祝福者) 聖霊の全き アブラハムの福音
キリストの福音は、救われるために与えられたものである。
アブラハムの福音は、救う側の者(全人類に祝福をもたらす者)になるために
与えられたものである。つまり、選民とは救われる者でなく、救う者のことである。
聖霊の賜物は、聖霊を通して、神様から、導き、助け、癒し、慰め、平安などを受ける力。
主に、自分自身のために使われる力。
聖霊の全きは、神様の御業の全てを行う力。この力により、神様の子供たちを集め、
救いと昇栄に至る聖約と儀式に導き、神様の子供たちを結び固め、結び固められた
神様の子供たちが住まう神の王国(シオン)を築くことができる。
主に、霊界を含めた全人類に祝福をもたらす力である。
神様が私たちに与えたいと思っておられる全てが、アブラハムに約束された祝福に含まれている。
それは、神殿で行われているエンダウメントと結び固めの儀式で受け取ることができる。
そのことを実現させる神様の御業がイスラエルの集合である。
アブラハムの聖約(契約)
聖句ガイドより
アブラハムは福音を受け入れ、大神権に聖任され(教義84:14;アブ2:11)、
昇栄の聖約である日の栄えの結婚をした(教義131:1-4;132:19,29)。
アブラハムは、これらの聖約に伴うすべての祝福が地上の自分の子孫にも授けられる
という約束を受けた(教義132:29-31;アブ2:6-11)。
これらの聖約と約束は、まとめてアブラハムの聖約(契約)と呼ばれる。
この聖約の回復が、終わりの時における福音の回復であった。
それは、地上のすべての国民がこの聖約を通して祝福を受けるためである
(ガラ3:8-9,29;教義110:12;124:58;アブ2:10-11)。
教義84:14
アブラハムはメルキゼデクから神権を受け、メルキゼデクは先祖の血統を通してそれを受
け、まことにノアまで至り
教義110:12
エライアスが現れ、わたしたちと子孫によってわたしたちの後の時代のすべての者が祝福
を受けるであろうと述べて、アブラハムの福音の神権時代をゆだねた。
教義124:58
わたしは地のもろもろの部族についてアブラハムに言ったように、わたしの僕ジョセフに
も言う。「あなたにより、またあなたの子孫により、地の部族は祝福を受けるであろう。」
教義131:1-4
日の栄えの栄光には、3つの天、すなわち3つの階級がある。
その最高の階級を得るためには、人はこの神権の位(すなわち、結婚の新しくかつ永遠の
聖約)に入らなければならない。
そうしなければ、その人はそれを得ることができない。
その人は他の階級に入ることはできるが、それは彼の王国の終わりであって、その人は増
し加えることができないのである。
教義132:19
さらにまた、まことに、わたしはあなたがたに言う。もしある男がわたしの律法であるわ
たしの言葉によって、また新しくかつ永遠の聖約によって妻をめとり、そしてそれが、わ
たしからこの力とこの神権の鍵とを与えられた油注がれた者によって、約束の聖なる御霊
により彼らに結び固められ、また彼らに、「あなたがたは第1の復活に出て来るであろう。
もしも第1の復活の後ならば、次の復活に出て来るであろう。そして、王位、王国、公国、
および力、主権、すべての高い所と深い所を受け継ぐであろう」と言われるならば、また
殺人を犯して罪のない者の血を流してはならないと小羊の命の書に記されているので、あ
なたがたがわたしの聖約の中にとどまり、殺人を犯して罪のない者の血を流すことがなけ
れば、わたしの僕が彼らに授けたすべての事柄は何であろうと、この世においても永遠に
わたっても、彼らに行われ、彼らがこの世の外に去るときにも完全に効力があるであろう。
そして、彼らはそこに置かれる天使たちと神々のそばを通り過ぎ、彼らの頭に結び固めら
れたように、すべての事柄について昇栄と栄光を受けるであろう。その栄光とは、とこし
えにいつまでも子孫が満ちて続くことである。
教義132:29-31
主は言う。アブラハムは、啓示と戒めによって、すなわちわたしの言葉によって、彼が受
けたすべてのものを受け、そして昇栄に入ってその王座に着いている。
アブラハムは、その子孫とその腰から出た者について約束を受けた。――あなた、すなわ
ちわたしの僕ジョセフは、その腰から出た者である――すなわち、彼らはこの世にいるか
ぎり続くということである。アブラハムとその子孫についてであるが、彼らはこの世の外
でも続くであろう。この世でもこの世の外でも、彼らは星のように数限りなく続く。すな
わち、たとえ海辺の砂を数えたとしても、彼らを数え尽くすことはできないであろう。
この約束はあなたがたに与えられたものでもある。あなたがたはアブラハムから出ており、
この約束はアブラハムに与えられたものだからである。この律法によってわたしの父の業
は続いており、この業によって父は栄光を受けられるのである。
アブ2:6-11
しかし、わたしアブラハムとわたしの兄弟の子ロトは、主に祈った。すると、主はわたし
に現れて言われた。「立って、ロトを伴って行きなさい。わたしはあなたをハランから連
れ出し、異国の地において、あなたをわたしの名を負う使え人にすると定めたからである。
あなたの後の子孫がわたしの声に聞き従うとき、わたしはその地を彼らに永遠の所有とし
て与えるであろう。
わたしは主なるあなたの神である。わたしは天にすみ、地はわたしの足台である。わたし
が海の上に手を差し伸べると、それはわたしの声に従う。わたしは風と火をおこしてわた
しの車とする。わたしが山々に向かって『ここを去れ』と言えば、見よ、それらは突如一
瞬にして旋風により取り去られる。
わたしの名はエホバであり、わたしは初めから終わりを知っている。それゆえ、わたしの
手はあなたのうえにある。
わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを計り知れないほど祝福し、あなたの名をす
べての国民の間で大いなるものとしよう。あなたはあなたの後の子孫にとって祝福の基と
なり、彼らはすべての国民にこの務めと神権を携えていくであろう。
わたしはあなたの名によって彼らを祝福しよう。この福音を受け入れるすべての者はあな
たの名によって呼ばれ、あなたの子孫と見なされ、立ち上がってあなたを父としてたたえ
るであろう。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべて
の氏族は、あなた(すなわち、あなたの神権)によって、また、この権利はあなたによっ
て続くという約束をわたしはあなたに与えるのであなたの子孫(すなわち、あなたの神権)
によって、またあなたの後の子孫(すなわち、文字通りの子孫、肉体の子孫)によって、
救いの祝福すなわち永遠の命の祝福である福音の祝福を授けられるであろう。」
ガラ3:8-9,29
聖書は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、
「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知らせを、予告したの
である。
このように、信仰による者は、信仰の人アブラハムと共に、祝福を受けるのである。
もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続
人なのである。
カートランド神殿に来たエライアスはだれ?
結論:ノア
聖句ガイド
「エライアス」の項の「回復する者」の所に「ガブリエル(教義110:12)」とある。
「ガブリエル」の項に「預言者ジョセフ・スミスはガブリエルは旧約の預言者ノアである
と述べている。」とある。
アブラハム書1:18-19
見よ、わたしはわたしの手によってあなたを導こう。わたしはあなたを受け入れて、わた
しの名、すなわちあなたの父の神権を与えよう。わたしの力はあなたのうえにあるであろ
う。
それはノアとともにあったように、あなたとともにあるであろう。しかし、あなたの働き
によって、わたしの名はとこしえにこの世に知られるであろう。わたしはあなたの神だか
らである。
ここで、ノアの名前が出てきている。アブラハムに与えられた福音の鍵はノアが受けたも
のと同じであったことが分かる。なので、カートランド神殿には、アブラハムの福音なの
に、アブラハムでなく、最も古くから鍵を持っていたノアが現れたと思われる。
だが、しかし、聖句ガイドの「エライアス」の項の「アブラハムの神権時代の人」には、
「アブラハムの時代にいたと思われる、イザヤスあるいはエライアスと呼ばれる一人の預
言者(教義110:12)」というのもある。どちらにも、「教義110:12」と書かれているため、
どちらともとれる。
アブラハムの聖約の補足
・男子は割礼を受けた。
・日の栄えの結婚をした。
・アブラハムとその子孫を通して全人類を救う計画である。
・アブラハムの聖約を受けたものは聖約の民と呼ばれる。
アブラハムの子、イサクもアブラハムと同じ約束を受けている。
創世記26:2-5
その時、主は彼に現れて言われた、「エジプトへ下ってはならない。わたしがあなたに示
す地にとどまりなさい。
あなたがこの地にとどまるなら、わたしはあなたと共にいて、あなたを祝福し、これらの
国をことごとくあなたと、あなたの子孫とに与え、わたしがあなたの父アブラハムに誓っ
た誓いを果そう。
またわたしはあなたの子孫を増して天の星のようにし、あなたの子孫にこれらの地をみな
与えよう。そして地のすべての国民はあなたの子孫によって祝福をえるであろう。
アブラハムがわたしの言葉にしたがってわたしのさとしと、いましめと、さだめと、おき
てとを守ったからである。」
アブラハムの孫、ヤコブもアブラハムと同じ約束を受けている。
創世記28:13-15
そして主は彼のそばに立って言われた、「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの
神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。
あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあ
なたと子孫とによって祝福をうけるであろう。
わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連
れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう。」
アブラハムの各約束をモルモン書ヤコブ5章のオリーブ園のたとえに当てはめる。
オリーブの木 = 土地
良い実 = 子孫
オリーブ園の労働者 = 祝福者
アブラハムの聖約と現代の神殿の聖約の比較
・割礼
現代:ガーメント(見えない所にしるしがある)
・天地創造の示現を受ける(アブラハム書4,5)
現代:エンダウメント(天地創造の映像)
・日の栄えの結婚(教義と聖約131:1-4;132:19,29)
現代:神殿結婚(夫婦の結び固め)
人類に貢献したユダヤ人
・アインシュタイン(物理学)
・オッペンハイマー(物理学)
・ファインマン(物理学)
・ノイマン(コンピュータ科学)
・フロイト(心理学)
・レヴィ=ストロース(民俗学)
・クルーグマン(経済学)
・チョムスキー(言語学)
・ディズレーリ(政治家)
・ロスチャイルド(銀行家)
・ドラッカー(経営)
・ザッカーバーグ(企業家)
・スピルバーグ(映画監督)
イスラエルの散乱の補足
・しかし、やがてイスラエルの民は不義になり、神に背き、預言者に背き、預言者を
殺し、この聖約から離れた。神はイスラエルを罰し、イスラエルは弱体化し、他国
に侵略され、世界各地に散乱した。
・紀元前721年、北のイスラエル王国がアッシリアに滅ぼされ、連れ去られた。
その後、彼らは北方に逃れ、行方知れずの10部族と呼ばれるようになった。
・紀元前600年、リーハイの家族などがアメリカ大陸に移住した。
・紀元前597年、南のユダ王国がバビロンに滅ぼされ、連れ去られた。
・紀元前537年、バビロンを征服したペルシャにより、帰還できた。
・紀元135年、ローマに滅ぼされ、ユダヤ人が全世界に散らされた。
・イスラエルの民は散乱したが、その結果、現在、全世界にイスラエルの民の子孫が
存在する。
・イスラエルの文化や伝統の痕跡が世界中の民族の中に見られる。
・日本では、神社が古代の神殿に似ている、山伏の格好がイスラエルの修行者の
格好に似ている、みこしが契約の箱と似ている、神社に偶像がないなど、
イスラエルとの共通点が見られる。
・沖縄の祭りや言い伝えに古代ユダヤと共通するものがある。
蛇が女を惑わすという民話、過越しに似た看過(カンカー)、御嶽に偶像がない。
・日本人とユダヤ人は遺伝子に共通の特徴がある。(YAP因子)
行方知れずの十部族が日本に来たかもしれない。
・古代日本の縄文人と古代アメリカ人は遺伝子に共通の特徴がある。
ハゴスが率いたニーファイ人(アルマ63:5-8)の子孫かもしれない。
・アメリカの先住民族が使っていた石投げ器が古代のユダヤ人が使っていたもの
と同じだったり、彼らの信じている神がキリストと共通点があったりする。
アメリカ原住民はほぼO型しかいないのは、家族という単位でアメリカに渡った証拠。
・イスラエルが散乱することにより、全世界にイスラエルの血統が広がる。
・イスラエルの民だと自覚していない人々でも、イスラエルの文化と伝統と価値観を
受け継いでいる。各地の神話や民話に聖書に似た話が含まれている。
形は変わったが、その与える教訓は人々を高めるのに役立ったはずである。
・仏教の五戒はモーセの十戒の影響を受けたかもしれない。
・そのほか、イスラエルの散乱によって、全世界の人類が、イスラエルの民から、影響を
受けたと思われること以前記事にしているので、それを挙げておく。
・白い神の伝説
・行方の知れない10部族とは
・行方の知れない10部族は日本人か
・ハブとチーミー
・沖縄とユダヤの共通点
・赤田首里殿内
・皇紀と失われた10支族
・三種の神器
・第三の波
・古事記と聖書の共通点
・パンドラの箱
・日本に来たイスラエルの民
・イスラエル
・君が代
・竹取物語(かぐや姫)
・浦島太郎
・桃太郎
イスラエルの集合の補足
・モーセを含む古代の預言者はイスラエルの散乱について預言した。
・エノクからジョセフ・スミスに至るまで、古代と現代の預言者は、将来聖約の民が
もう一度集められると預言している。
・イスラエルの集合は、キリストの再臨の前兆となるものである。
・人々が特定の場所に集まるよう求められることもあるが、現代においての集合は人
々が福音を受け入れ、儀式を受け、聖約を結ぶという形で行われる。
・祝福師の祝福を受けることで、イスラエルのどの部族に属するか知ることができる。
・モルモン書は「イスラエルの家の残りの者」、そして「ユダヤ人と異邦人」のため
に書かれ、末日における集合にかかすことのできない道具である。
・行方知れずの10部族が北方の地より帰ってくる。
・ユダの木(聖書)とヨセフの木(モルモン書)と失われた10部族の書は将来
一つに合わされる。
・天に取り上げられたエノクの町は、福千年に戻ってくる。
イスラエルの集合の目的と範囲
・「イスラエルの集合」という言葉から、これはイスラエル民族(ユダヤ人)だけに関
することと思われがちだ。イスラエルの集合は、ユダヤ人がパレスチナの地に帰還し
て、イスラエル国家を作ったことだけではない。これは、神の全ての子供たちの救い
に関することである。
・神はイスラエルを使って全ての子供たちに救いをもたらす。イスラエルは手段であっ
て、目的ではない。
イスラエルは、神から特別に救いを与えられるという「選民」ではない。
イスラエルは、神の全ての子供たちに救いを与える「選民」である。
イスラエルは「高められる」ためでなく、人を「高める」ために選ばれた。
・イスラエルの集合は、ユダヤ人以外にも、世界各地に散らばっていて、自身がイスラ
エルの血統だと自覚していない人々にも当てはまる。また、地上に生きている人々だ
けでなく、霊界にいる死者たちにも当てはまる。現世と霊界の両方で行われる神の御
業である。
イスラエルの拡大
・実のところ、イスラエルの散乱は、アブラハムへの3つの約束が果たされるためでも
あった。そのためには、土地と子孫が拡大していく必要があった。
・土地の約束
散っていった先が約束の地になる。
リーハイの家族はアメリカ大陸(シオン)が約束の地。
世界中に散った他の集団は各地の教会(シオンのステーク)が約束の地。
・子孫の約束
カナンの地だけでは、星の数ほど増える子孫を収めきれない。
世界中に散ることによって増えた子孫を約束の地に収めきれる。
・祝福者の約束
散った先のそれぞれの約束の地の人々を祝福することができる。
・イスラエルの民が散乱せず、狭いカナンの地にとどまっていたら、これほど多くの人口
には増えず、アブラハムへの子孫の約束は果たせなかった。
ユダヤ人で約1400万人、アメリカ大陸の先住民で約7000万人、その他の自覚し
ていないイスラエルの民の子孫を含めると数億人はいるであろう。
イスラエルの散乱の目的の一つはイスラエルの民が増えることにあった。
・イスラエル・パレスチナの面積は四国とだいたい同じ。約2万平方キロメートル。
四国の人口は約400万人。イスラエル・パレスチナの人口は約1200万人。
砂漠が多くので、人が暮らせる土地は少ないだろう。
現在のパレスチナ問題は多くなったユダヤ人が狭いパレスチナに集まったことによる
土地の奪い合いが原因である。
・集められたイスラエルの民はシオンを築く。シオンの中心地はアメリカ合衆国
ミズーリ州に作られる予定だが、そこからシオンは全世界に広がる。よって、
皆がアメリカに物理的に集まる必要はなく、自分の国の自分の地域でシオンを
築くことになる。
・現在のテクノロジーによって散ったままで集合することができる。
昔は主の言葉を聞くためには、預言者の近くにいる必要があり、物理的な集合をする
必要があった。例えば、教会員は長い旅をして、ユタ州まで来るように求められた。
しかし、今は交通機関の発達や、放送・通信技術で預言者による主の言葉を聞くために
ユタ州まで集まらずに、各地域にいるままでよい。現在では、総大会ではリアルタイム
で、通訳付きで、預言者の話を聞くことができる。イスラエルは散乱したままで、集合
できる。
・アブラハムとその子孫には約束の地としてカナンの地が約束されたが、
同時にアブラハムの子孫が増え広がることも約束された。
多く増えたアブラハムの子孫はカナンの地では収まりきらない。
約束の地はアメリカ大陸(シオン)にも拡充され、
やがて、世界各地の教会(シオンのステーク)にも広がっていく。
福千年には全世界に神の王国として広がり、
最後の審判後には、地球全体が「日の栄えの王国」として、
アブラハムの子孫(イスラエルの民)に約束の地として与えられる。
・神は、特定の民族を救うためにイスラエルを定めたのではなく、
全人類を救うための旗印としてイスラエルを定めた。
全人類はその旗印に集まり、イスラエルは拡大していく。
雪の結晶ができるには、核となるチリが必要になる。
その核に水の分子が集めって結晶は大きくなっていく。
アブラハムとその子孫は、その核のようなものである。
・神の教会に加わり、イスラエルとして集まった人々は、家族として結び固められる。
・主の再臨の前までには、この集まりは「シオン」と呼ばれるようになる。
・主の再臨の後には、この集まりは「神の王国」と呼ばれるようになる。
福千年には2つの首都がある。(イザヤ2:3)
パレスチナの地にはエルサレム。宗教的な首都になる。(主の言葉が出る)
アメリカ(シオン)にはミズーリ州ジャクソン郡(新エルサレム)。
政治的な首都になる。(律法は出る)
・福千年の期間に、かつて、この世に生を受けた全人類の身代わりの儀式が行われ、
これらの人々が「神の王国」に加わる。
また、福千年までに生き残った末日聖徒以外の義人たちも、福音を受け入れ、
これらの人々が「神の王国」に加わる。
・福千年が終わり最後の審判の後には、この集まりは「日の栄えの王国」になる。
・「日の栄えの王国」が別に用意されているのでなく、私たちの所属する「イスラエル」が
「シオン」、「神の王国」を経て、最終的に「日の栄えの王国」になる。
つまり、結び固められた家族が「日の栄えの王国」に入れてもらえるのではなく、
結び固められた家族が「日の栄えの王国」として認められるのである。
・家族との結び固めは先祖をさかのぼり、アダムとエバまで鎖のようにつながり、
イスラエルの家という大きな家族になる。
イスラエルの集合というのは、イスラエルの家という大きな家族を作ること。
イスラエルの家という大きな家族が完成すると、これに昇栄が与えられる。
聖霊の全き fulness of the Holy Ghost
・単に「御霊に満たされる」だけでなく、イエス・キリストから、日の栄えの王国に行く
ことができると、直接、告げられること。
また、イエス・キリストに直接会い、教えを受けることができるようになる。
イエス・キリストは第二の慰め主(聖霊)と言われている。
・教義と聖約109:14-15
聖なる御父よ、この宮で礼拝するすべての者が最良の書物から知恵の言葉を
教わり、またあなたが言われたとおり、彼らが研究によって、また信仰によ
って学問を求めますように。
また、彼らがあなたにあって成長し、聖霊の全きを受け、あなたの律法に従
って組織され、すべての必要なものを得るために備えられますように。
・教義と聖約88:3-5
それゆえ、わたしは今あなたがたに、まことにわたしの友であるあなたがた
に、別の慰め主、すなわち約束の聖なる御霊を遣わして、それがあなたがた
の心の中にとどまるようにする。この他の慰め主は、ヨハネの証の中に記さ
れているように、わたしが弟子たちに約束したものである。
この慰め主は、永遠の命、すなわち日の栄えの王国の栄光について、わたし
があなたがたに与える約束である。
この栄光は、長子の教会の栄光、すなわちすべての中で最も聖なる御方であ
る神の栄光であって、神の子イエス・キリストを通じて来る。
聖約を守ることによって与えられる3段階の力
・聖約について
・聖約とは、神と交わす約束のこと。
・聖約は儀式と祝福とセットになっている。
・契約書になぞらえると、契約書には、甲と乙の2者のそれぞれすべきことが
書かれていて、最後に承諾したことを表すためにサインか印鑑を押す。
「聖約」が、私達が神に対してすべきこと。
「祝福」が、神が私達にしてくれること。神の力をあずかることが含まれる。
「儀式」が、それを承諾したことを表すこと。
私達が「聖約」を履行すると、神が「祝福」をくださる。
・儀式と聖約と祝福
・バプテスマ、聖霊の賜物
・聖約
・キリストの御名を受ける。
まわりにクリスチャンだと公言し、クリスチャンらしくふるまう。
教会員としての帰属意識を持ち、助け合う。
・キリストを常に覚えている。
毎日、祈りと聖典研究を行い、キリストの言葉と模範について考える。
神の証人となる。
・キリストの戒めを守る。
神とまわりの人を愛する。
・祝福
・罪の赦し
・永遠の命:日の栄えに行く。神とともに住む。
・第一の復活:福千年の最初に復活できる。
・聖霊の賜物(1つ目の力)
聖霊を常に伴侶にできる。
試練や苦難が多いこの世で、聖霊を通じて、神から直接、慰め、癒し、
平安、導き、助け、力を受けることができる。
自分に起こる、あらゆることに、神の御業と愛を感じることができる
ようになり、試練や苦難を成長のかてとすることができる。
・毎週、聖餐を受けることによって、この聖約と祝福を更新する。
・神権を受ける按手
・聖約
・自分の召しを尊んで大いなるものとする。
・祝福
・神権の権能と力(2つ目の力)
バプテスマ、聖餐などの儀式を行うことができる。
家族や教会員に対して癒しや祝福の儀式を行うことができる。
家族や教会員のために導きを受けることができる。
家族や教会員に奉仕するために必要な力。
・御霊により聖められて、その体が更新される。
・男性のみ受けることができる。
・エンダウメント
・聖約
・従順の律法
神の戒めを守るように努める。
・犠牲の律法
打ち砕かれた心と悔いる霊をもって悔い改める。
・福音の律法
キリストの福音に従って生活する。
主を信じる信仰を働かせ、救いと昇栄の儀式を受け、神と聖約を交わし、
聖約を生涯にわたって守り、神と隣人を愛するという二つの大切な戒めに従う。
・純潔の律法
・奉献の律法
主の王国(シオン)の建設のために、自分の時間、才能、財産を捧げる。
・祝福
・昇栄:神のようになる。
・神の目的と計画の深い知識、昇栄するために必要な知識と知恵。
・聖霊の全き(神の御業をすべて行う力)(3つ目の力)
・世界中に散らされたイスラエルを集め、集めた生者と死者を結び固め、
結び固められたイスラエルの大家族が住む主の王国(シオン)を
この地上に建設することができる。
・サタンの軍勢と戦うことができる。
・奇跡を起こすことができる。
・イエス・キリストに会い、直接、教えを受ける。
・イエス・キリストから昇栄を告げられる。
・主や家族やほかの人々に仕えるときに与えられる天からの指示と守り。
・増し加えられる希望、慰め、平安。
*エンダウメントで授かる力は、女性にも等しく与えられるので、
女性も病人の癒しができるようになる。
=> 「教会初期の女性たちは癒しの賜物を行使していた」を参照
・神殿でのみ受けることができる。
・結び固め
・聖約
・配偶者と家族に忠実であり続ける。
・祝福
・永遠に家族と住む。(死が家族を分かたない)
・昇栄
神のようになる。天の父母のように自分の宇宙を創造し、
霊の子供たちを設けることができるようになる。
・栄光ある祝福、権能、名誉。
・神殿でのみ受けることができる。夫婦の結び固めと、親子の結び固めがある。
結び固められた夫婦から生まれた子供は、自動的に親に結び固められる。
・上のレベルほど他人のために使う力、神に近い力になる。
1つ目の力の「聖霊の賜物」は自分自身に影響を及ぼす力。
2つ目の力の「神権」は自分の家族や教会員に影響を及ぼす力。
3つ目の力は、さらに広がって、全人類、生きている人々だけでなく、
既に亡くなった人々にまで影響を及ぼす力。
「自分」→「家族、教会員」→「全世界、霊界」というレベルアップ。
・バプテスマなどの儀式は救いに必要で、救われる側になるのに必要なもの。
神殿の儀式は昇栄に必要で、救う側になるのに必要なもの。
「神とともに住む」→「神の御業を遂行する」→「神にようになる」というレベルアップ。
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