歩いて元気に
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−カロリー消費して健康に−

大変お待たせ.「エネルギー所要量」続編アップ!「活動代謝量」と「特異動的作用」のお話だよ.
それはそうと今ね,「健康増進法」って法律が創られようとしてて,その中に「国民の責務」って条項がある.『国民は,健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め,生涯にわたって,自らの健康状態を自覚するとともに,健康の増進に努めなければならないこと.』だってさ.
みなさん,一所懸命健康づくりしましょうね.

活動代謝量

 これすなわち運動消費カロリー.日常生活をする中で,その活動によって消費されるエネルギーのことだよ.
 「運動すると長生きできるの?」でお話したよね.「2,000kcal/週の運動」ってとこ.「買い物とかで歩くと1分当り,体重1kg当りで消費するエネルギー量は男性で0.057kcal,女性で0.053kcal」こんなふうに書いてる.たとえば男性0.057kcalって数字が,その運動(生活活動)をした時の総消費カロリーの基礎値.これに体重(kg)と時間(分)を掛け合わせれば,カロリー計算できるよね.
 1日の生活の中では,身支度もあれば,歩いたりもする.デスクワークなんかもあるよね.風呂にも入ったり...これ,やった時間分全部足し合わせると,1日の活動した時の代謝量になる.
 試しに計算してみましょ(→運動消費カロリー計算機).
 さぁ,どれくらいあったかな?
 掃除,洗濯,草むしり...結構,家事でもカロリー消費するもんでしょ.この値には活動代謝量と,その間の基礎代謝量が含まれていますが,よく働けば,取り立てて運動しなくても,運動不足になりませんよ...ってね.

特異動的作用

 もう最悪の名前やね.なんじゃこれは..( ̄ー ̄;∂ポリポリ
 食事してると,だんだん暖かく,身体ホカホカしてきませんか? 食事のあと「熱」としてエネルギーが放散される.このことを「特異動的作用」なんて呼ぶんですね.
 これは食事の内容によって違うし,人によっても違うんだけど,日本人の場合,概ね,総消費カロリーの1割といわれてるね.総消費の1割ってことは..つまり,前回お話した基礎代謝が効いてくるぞ!
 話戻るけど,筋肉つけて基礎代謝量を増やすってことは,こんなところにも恩恵を及ぼす..ということは..,筋肉質で活動的な人ほど,たくさん食べても太りにくい...?!

さらに食べてより活動的に

 前回,エネルギー所要量のところで「健康を維持して行くための「積極的な運動」をすることが前提にあって」というお話したんだけれど,この積極的な運動の目安を,元厚生省が指針として出してて,1日あたり100kcal〜300kcal「付加運動」を推奨してる.
 「運動を習慣的にしている人は,そうでない人に比べて体脂肪量が少なく,全身持久力も優れてる.体調も良好で体力的にも優れる..」なんてことが疫学調査でわかってる.つまり,1日少しの運動こそがQOL(クオリティ・オブ・ライフ),生活自体を「活き活きと」させるってことにつながる.日常の生活だけでも,結構カロリー使うじゃない..ということは,前の「活動代謝量」でわかったよね.さらにアクティブにするために,もうちょっと運動して頂戴よってのが,この「付加運動量」.車で通勤して,1日デスクワークして,..帰ったらゴロ寝,テレビ見て寝るなんておとうさん(ギクッ..^^;),家事中心で余暇はネットハマってるお母さん(ドキッ)..,要注意ですよ! ぜひ,これくらいの運動は,やってみてくださいな.
 いまトータルで(基礎代謝量を含めて)100kcal消費したいんだけど,なにをどれだけやったらいいの?そんな声が聞こえてきたぞ(→運動時間計算機).
では,実際,自分のエネルギー所要量ってどれくらい? 知りたいですか?
これ書こうか否かどうしましょ...ちょっと古い資料しか手持ちがないなぁ..(-。-)ボソ


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