あとがき 珠音 (じゅね)へ 2008年4月15日
あなたが去って22年が過ぎました。23年目に入ります。
今年も4月が来ました。数日前にあなたの同級生お二人からメールが入りました。
TAさんは、あなたが亡くなる一週間前に、何か委員に立候補して、あなたが応援演説
をした、その方です。残念ながらTAさんは落選しましたが、それ以来ずっとあなたの
事を思っているらしいのでした。偶然、坂戸の近所に住んでおられました。先日の日
曜日にご主人と一緒に、あなたのお墓参りをしてくださいました。お墓を洗って、
新しいお花をあげてくださったそうです。お勤めは外資系で翻訳担当をしていらっ
しゃいます。「難しい試験に通ったのは珠音ちゃんがきっと守ってくれたから」と
おっしゃっていました。もう一人NYさんは、今度の連休に「お墓参りをしたいです」
と言っておられました。大学時代は坂戸に何度も通っていたそうで、今頃思いついて
悔しいです、と言っておられました。
皆さんの心にあなたがいるのですね。
昨日、あなたにお花が届きました。ひとつは淡いピンクと白のグラデーションの
アジサイでした。もうひとつは濃い桃色のコチョーランでした。
宮古にも遅い春がやってきました。我が家のサクラも、ほのかな香りを漂わせています。
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