「みやご弁カルタ2007」を出版しよう、と言う意見が高まり、基金募集が始まりました。
一口1万円で30万円目標として500セットを出版しようとの意見がまとまりました。
宮古在住者については、ecoちゃん（私）が担当しました。ネット上ではＯＣＣＯさんが担当
しました。2007年の5月連休明けから呼びかけました。2ヶ月くらい様子を見ようかという初期
の予想を上回り、5月下旬には38口、39万円が集まりました。 夢のようです。
さっそくにＯＣＣＯさんとecoちゃん共通の知り合いの印刷屋さんと出版の詳細について話し
合いが続きました。 絵札の殆どを担当した海猫屋さんは、出版が決まったとたんに最初の
gifの絵を、jpgに描きなおす作業を始めました。6月に入ってその新しい50枚弱の絵は、印刷
の機械にはなじまないと言う事が判明しました。海猫屋さんは三度目の挑戦です。
新しいソフトで描きなおしたのです。○○メガバイトの美しい絵が再生しつつあると「みやご
のごっつおサイト」を通じて伝わってきました。一枚描くのも大変な時間と労力が必要な事
らしいのでした。毎日の仕事が終わっての夜半と、日曜祭日がその作業に当てられ
たとの事でした。ペンではなく、マウスで描くのだそうです。6月最後の週に海猫屋さん47枚、
ケムボーさん2枚の絵が仕上がりました。
ある日「紙の質を見に行ってください」とＯＣＣＯさんから指令がありました。そんな大仕事を
私が担当するのかしら？と悩みました。意を決して印刷やさんに行きました。印刷やさん
（実はいとこ）が「おらがえーの機械には、これ以上のあづー紙はへえねえがえー」
（訳：我が家の機械にはこれ以上の厚さの紙は入りませんよ）と見せてくれました。
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触るとすべすべしていて、適度な厚さと重さがあって、とてもよい感触でした。仕上がりを想像する
と、ドキドキしました。ＯＫをだしました。でもこんなよい紙を使って1000円で小売ができるのかしら、
それも心配でした。「色彩の具合も見てください」あー、どうしましょう、私の責任は過重ではないで
しょうか。海猫屋さんの絵は「青」が命なのに、「紫がかって」いる様に思います。 原画は見ていない
けれど、どうもそう感じました。印刷やさんが来たり私が行ったり、なんだかのめりこんでいきました。
ポスターや、ケースのデザインや、ケース内に入れる説明書、カルタの絵札の枠、読み札の
デザインと枠、それらはＯＣＣＯさんの友人が（プロのデザイナー）基金提供者の一人になって、全く
無料奉仕で参加しました。何通りかの候補がメールで宮古〜東京を往復しました。
ecoちゃんの生活は診療以外は印刷やさん見習いという感じになりました。最後に表面のラミネート
加工は、宮古では無理で、盛岡〜仙台の工場へと移動して行われました。私たちの案では、角に
少し丸みをつけたいと考えたのですが、「その工程を入れると更に一ヶ月以上が必要。」と判明して、
ここで終了としましょう、と意見がまとまりました。ケースを折りたたみ、その中ににイロハ順に詰め込む
作業は全く人の手仕事でした。仕上がりまで気をもみました。
2007年7月27日夕方、「みやご弁カルタ2007」500セットが、ついに印刷完成です。
思ったよりも素晴しい仕上がりでした。なんども撫でました。我が子が生まれたようでした。
宮古市内の本屋さんがくびを長くして待っているのです。ecoちゃん（私）と、ＯＣＣＯさんのいとこさん
と車で回りました。Ｎa書店、Ｋｏ書店、Ｍａ書店、Ｋａ書店、Ｎｉ書店、Ｍi書店と二時間かけてめぐり
ました。夕日もいつもより輝いて見えました。カナカナゼミの合唱も、「よくやったね！」と誉めている
様でした。 それぞれの本屋さんは待ちくたびれていました。すぐに追加注文があった事に驚きました。。 |
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7月31日（月）250個が印刷終了。これで本屋さんからの注文分が満たされました。
28日、29日のお祭に、少々間に合わなかった事をお許しください。
8月1日（火）残り250個印刷終了。つまり目標の1000個が仕上がりました。
これで個人の予約分と、基金提供者へのお礼分ができました。
2，3日すると各本屋さんからどんどん追加注文が来るので、あらたに500セットを印刷やさんに
受注しました。 きっとお盆に帰省する人たちも欲しいと思います。
8月11日（土）、追加注文分500セットが仕上がりました。東京から帰省したＯＣＣＯさんと、ecoちゃん
で各本屋さんに配りました。今日は宮古も33℃もあります。 私たちの気持ちと一緒に上昇しています。
今回から小売値を、1000円から1300円にしてもらいました。1000円では赤字になるからでした。
8月末に集金しますので、それから印刷やさんにお支払いをする予定です。 |
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