東京都中央区築地にある「福茂 茂助だんご」店の上新粉の餅(もち)菓子「すあま」

2015(平成27)年6月1日
2015(平成27)年12月5日改訂

 今回は,東京都中央区築地にある「福茂 茂助だんご」店の餅菓子「すあま」をご紹介します。

 「福茂 茂助だんご」店は,1898(明治31)年に現在の東京都中央卸売市場(築地・魚河岸)がまだ日本橋にあった頃に誕生したとのことです。

 「すあま」は,上新粉と砂糖で作られる餅菓子です。

 上新粉を湯でこねて蒸し上白糖を加えて熱いうちにつきあげて作る餅です。

 「福茂 茂助だんご」店の「すあま」は,国産米(コシヒカリ)を完全自家製粉で挽(ひ)いた上新粉を使用しており,米の甘みや香りが感じられます。

 「すあま」の形は,大きな滴(しずく)が少し変形したような平べったい面白い形です。

 つるのこ餅タイプというのかも知れません。

 紅白1対になっています。

 紅色の「すあま」はベニバナ色素で色づけされていて自然な色合いです。

 「すあま」の食感は,とても柔らかくモッチモッチした歯ごたえで,2014(平成26)年7月6日愛知県名古屋市の代表銘菓「青柳ういろう」の食感と類似しています。

 しかし,「ういろう」と「すあま」とは製法が異なり別に分類されるお菓子とのことです。

 ただ,上新粉と上白糖を原料とする点では一緒です。

 「すあま」は,控えめな甘さで結構なボリュームですが美味しくてたちまちに1個食べてしまいます。

 「すあま」の中には何も入っていません。

 余計な飾りをそぎ落とした美しい形状の庶民的で懐かしさを感じさせる美味しいお菓子です。

 「福茂 茂助だんご」店の「すあま」は,紅白1個ずつで288円だと思います。

 購入した場所は,2015(平成27)年5月25日愛知県江南市の「大口屋」の,生麩(なまふ)でこし餡を包み,更に三帰来(さんきら・サルトリイバラ)の葉で包んだ生麩饅頭(まんじゅう)の濃尾平野の銘菓「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」でご紹介しました,銀座三越デパート(電話番号03-3562-1111)の地下2階の全国銘菓コーナーです。

 製造者の「福茂 茂助だんご」店の電話番号は,03-3541-8730です。

 なお,「上新粉」はうるち米を洗い乾燥させてから粉にしたもので,「もち粉」はもち米を原料として洗って乾燥させてから粉にしたもので,「白玉粉」はもち米を洗って水に浸した後水を加えながら挽(ひ)き沈殿したものを乾燥させてつくるとのことです。

 「すあま」と発音が似ている大豆の粉を原料とする「すはま」のことは,2015(平成27)年6月8日石川県七尾市の和菓子店「梅屋常五郎」の大豆の粉を使った「州浜(すはま)」菓子の能登七尾名物「豆(まめ)あめ」でご紹介しています。


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