岩手県平泉町の菓匠「松栄堂」の,梅餡を求肥餅(ぎゅうひもち)で包み,更に青紫蘇(あおじそ)で巻いた銘菓「田むらの梅」(しそ巻)

2015(平成27)年5月20日

 

 岩手県のお菓子に関しては,2015(平成27)年5月18日岩手県の三陸海岸に面した大船渡市にある「さいとう製菓」の黄身餡(きみあん)をカステラとホワイトチョコレートでコーテイングした三陸銘菓「かもめの玉子」でご紹介しました。

 今回は,岩手県の世界遺産に登録された平泉町にある菓匠「松栄堂」の銘菓「田むらの梅」をご紹介します。

 「田むらの梅」は,創製されてから111年を迎えたという歴史ある銘菓です。

 梅の果肉と白餡を合わせて梅色の梅餡とし,それを求肥餅(ぎゅうひもち)で包み,更に塩漬けした後蜜に漬けた青紫蘇(あおじそ)の葉で巻き上げ,梅の形をかたどった五角形に仕上げた,梅の風味としその香りが調和した風雅な味わいのお菓子です。

 「田むらの梅」の主原料の,梅の実,もち米,青紫蘇は地元岩手県南部産のものを中心に吟味して使用しているとのことです。

 「田むらの梅」は,ほのかな酸味のある梅餡と求肥餅の上品な甘さが口に優しく,青紫蘇の香りと梅の風味が調和した典雅な美味しいお菓子です。

 日本茶のみならずコーヒーや紅茶にも合うと思います。

 「田むらの梅」は,6個入り1箱843円です。

 購入した場所は,岩手県盛岡市内丸の「かわとく壱番館」(電話番号019-625-2288)です。

 製造者は,株式会社松栄堂(電話番号0120-235-008)です。

 なお,「しそ」で包んだお菓子に関しては,2013(平成25)年8月5日水戸の銘菓「水戸の梅」(求肥餅(ぎゅうひもち))(しそ巻)と,2012(平成24)年6月8日尾花沢市の「寒月堂」の「芭蕉の宿」(求肥餅(ぎゅうひもち))(しそ巻)と「カボチャパイ」と,2014(平成26)年6月10日天童市の「梅の家(うめのや)」の「しそ巻餅」と,2013(平成25)年10月14日黒部市宇奈月温泉の「福多屋菓子舗」の銘菓「越路の旅まくら」(求肥餅(ぎゅうひもち))(しそ巻)と,2012(平成24)年6月1日青森県藤崎町の「しそ巻きりんご」でご紹介しています。


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