東欧の旅から帰り、大分日にちがたった。東欧の旅の記録を書こうと
やっとその気なりだした。出発まえ体調が最悪でキャンセルしようか
とも考えたが、悲壮な覚悟で出発した。各種の薬を医者からもらう。
特に心配したのは「下痢」である。海外旅行をすると、自律神経が
狂い、便秘や下痢になるそうだ。私は下痢の方である。長距離バス
の中などで腹痛・下痢ときたら最悪だ。スイスで経験して以来完全に
トラウマになっている。下痢止め、整腸剤、制酸剤、軽度の腸管麻酔
剤など、大変な数の薬剤だ。こんなに服用して大丈夫か、薬剤師に
相談して、確認する。ヨーロッパの長距離バスはたいていトイレを
装備しているが絶対と言ってよいほど使わせない。それでも、スイス
の時は非常時と言うことで使わせてもらった。添乗員の言うには最終日
にチップを10フランほど、握手の際に渡してくれとのこだった。
東欧の旅を終わっての感想としては、フランス、スイス、イギリス、イタリア、
チェコ、オーストリア、スロバキア、ハンガリーその他小国を入れると結構な
数になりますが、全てがキリスト教圏で巨大な聖堂や教会があり、全てが石の
文化です。極端な言い方をすれば、パリ、ローマ、ロンドンを見れば大方のヨー
ロッパは見たように思いますが・・・ただ私の見たヨーロッパと日本の決定
的な違いは、細かく見ればいろいろあると思いますが、街の外観からは自動
販売機が全くないことです。自動販売機の功罪は論ずればいろいろあると思い
ますが、これは文化ないしは民度に及ぶことのように思います。このシステム
が成り立つには、個個人の信頼から成り立っていると思います。
大きな災害があっても、商店からものを盗むようなことが少ない日本だから
成り立っていると思います。「自動販売機を通した国際文化論」なんてどうで
しょうか・・・しかし、ヨーロッパの美術館、建造物はさすがにすごいと言う
以外にありません。ヨーロッパの歴史、文化を勉強したら面白いと思います。ご覧頂き有難う御座いました。
(参考文献・・・地球の歩き方)