なんかあたりまえのようにどんどん台風がくるのだけど、7月ってこんなだったっけ。というようなことを前も思った記憶があるから、最近はこんななのかもしれないが。暑いか台風かどっちかにしてほしいぞ。
「恐怖症博士」を始めたのだけど…時計の針を四半世紀戻したようというか、ブラックユーモアチックなこの作風はデビュー当初にいちばん近いような気がする。筆で描いてるのも久しぶりじゃないかな。
が新連載 火浦功の小説は基本的にはあほなのだけど、実は一部まじめ要素が混じっていることが多い。ガルディーンも20%…いや15%くらいはまじめだったし、「俺に撃たせろ!」もまじめなふりしてる部分があったし、「死に急ぐ奴らの街」は完全にシリアスだったし。みのりちゃんや運び屋サムは…あまりに昔過ぎて覚えてないや。
それはそうとこの「ファイナル・セーラー・クエスト」はそういった心配は一切ない。100%あほである。世田谷区の一角に地下10階のダンジョンがあって、モンスターのうようよいるダンジョンの最深部に学校があって、主人公はそこに通う女子高生。人物紹介で「『わーわーきゃーきゃー』言いながら走り回ってるだけで、基本的に何もしない」と書いてあるが基本的にも応用的にもあるかいと突っ込みたくなるくらい、本当になにもしない。というか何の役にもたたない。ここまでなにもしない主人公を見たのは吉崎観音の「宇宙十兵衛」以来である。そういやあっちも「完全版」だった。
イラストはその吉崎観音…ではなく、あほな女の子を描かせたら右に出るものなしの竹本泉…でもない。竹本泉の描くあほ少女はじぶんのあほに怒っているかあははと気にしていないかどっちかだが、この小説の主人公は自分のあほに困って走り回っている。走り回っているうちになんとかなっているのは人徳なのか運がいいだけなのかは知らないが、イラスト描いてるのはスギサキユキルで、個人的にはうまくはまったと思う。なんというか自分の楽天性にまるで無自覚な楽天少女、というのがよく出ていると思うのだがこれは漫画ではなくて小説なのでどうでもいいといえばどうでもいい。
いろいろ書いたけど全部忘れてください。死んだ頭でも読める、熱帯夜上等のあほ小説でした。
ゴルフ全英オープン最終ラウンドを見る。72ホールでは決着がつかず、プレーオフ4ホールでもまだ二人残り、次のホールでやっと決着。眠かった。
でも毎年全英オープンだけは見る。泣きそうなほどえげつないコースで四苦八苦する(そして半分くらい神業でクリアする)のはとても見ごたえがあるから。あとやっぱり、イギリスの海辺の風景が好きなのかもしれない。
頭文字Dがまるまる休載なおかげで「妹は思春期」 が2本と「ガタピシ車でいこう!!」 が2本と「今日の5の2」 。やっほう。「今日の5の2」の最終ページ欄外に「代原だから、もう逢えないかもしれないの」なんて書いてるけどなに言うてるですかヤンマガならいくらでも代原必要でしょうまた載せてください。待ってます。
やっと見る。
歴史的意義とか才能とか設定上の問題とかなんとか、もういたるところで語り尽くされているのでなんも言いません。このひとはおれが気持ちいいと思う景色ばかり描いてくれる。だから100点。でも人物の顔があんま好きじゃないから-10点。それにご祝儀で1割乗せて99点。そんな気分。
がんばれば必ず夢はかなう、なんてのはたわごとに過ぎないけど、でもときにはかなうこともある、これはその一つの例なのでしょう。でもここは到達点ではなくて通過点だと思う、だからこれからを見たい。そんな気分。
夏ばてなのか体がだるくで出かける気がしなかったので、たまっていた雑誌を整理(といっても切りぬいたわけではなく仕分しただけ)。4ヶ月もためるとやっぱり大変なのだ。いつも今度はためないようにしようと思うけどいつもまたたまるのだ。たぶん一生こうなのだ。
「ひもろぎ守護神」がスタート。楽しみ。
ばてた頭には4コマ誌は楽だ。あとのほうのは「ただいま勤務中」 とか「スランプ占いのぞみさん」 とか「ふたご最前線」 とか「たびびと」 とかの4コマ誌レギュラー以外に、 が「なんちゃってアーティスト」を描いてます。
最初に雑誌読んだときなぜか読み逃していたけど、ちゃんと読んだら生きのいいバカまんがだった。電気代の払えない女子大生の悲しい夏の物語。個人的にもクーラー有の生活に堕落したのつい去年からだけに描写が身にしみる。暑すぎるよなあこのところの夏は…
男言葉を使う、ものに動じないねーちゃん、というのがツボだっつうこともあるけれど、いいですこれ。説教くさくなくないのだがちゃんと言うことは言ってる−−言い方を変えれば言うことを説教くさくなく主人公に言わせられるのは上手いと思うし、絵もいいし。カケアミ手書きはやっぱり好きだなあ。
同じ作者でもうひとつ。読んだのはこっちが先だったかも。
ある日彼氏がカエルになってしまった…という奇譚といえば奇譚なのだが。奇譚でありながら恋愛ものなのだが。それだけでもないのだな。
カエルになってしまった彼氏をふと負担に思い、やがてそれを恥じ、これからも一緒にやっていこうと思った矢先に彼が姿を消す。自転車で追っかけてみつけた川べり。
「どこ行くっていうの/どこに行けるつもりなの!?/テツマキ泳げないでしょ」
「何か泳げる気がするんだ/何しろカエルだし」
そして彼氏は泳ぎ去る。ベッドの下の置き手紙と本棚の裏に隠してた酒を残して。でもそれは今生の別れ、というわけでもなくて。
いろいろ読みようのあるおはなしで、こういうの大変好きです。作者のこれからが楽しみ。
キオスクで夕刊デイリーの1面見出しに「ジーコ断念」とあったので思わず買ってしまったら、ブラジル人コーチ起用を断念したという話だった。東スポかお前は。というか夕刊デイリーだからまさかと信じて買ったのに…
わあ「はじめて百連発」 が載ってる。冗談じゃなくてほんとに忘れていた。1年8ヶ月ぶりじゃ忘れもするわな。
ほかに「緑の髪のアミー」 も載っていた。例によってフルカラー。
休刊号。このところだいぶ読む漫画が少なくなってた気もするけど、それでも最後まで毎号楽しみに買ってました。「としうえの魔女たち」読めただけでもおつりが来たかな。
本質的におつり漫画というか生まれながらのおまけまんがというかそういう存在だった「ももえサイズ」 は、おまけまんが好きの自分にとってはこの雑誌買い続けた原動力でありました。また読みたい気もするけれど、きれいにまとまった今回で終わりにしとくのがきれいな終わり方なんでしょう。結局フルタイトルは「死神風紀6年生エスパーBHプラ板縦ロールヘリコプターボーリングトビウオとその妹ロボ絶滅ナルト学び舎パワードスーツラミカスパイの大作戦友情ウニマタ○ゴ裏設定青大将放射ダクトヤニタコプレ三つあみメガネ文庫悪魔の坊クラゲ無頼カマボコ板夏のお嬢さんスレイヴ大○魔竜ブルマ宇宙怪獣大きなお友達番長鼻行類チョコ零式ももえサイズ」とあいなりました。
夏で田舎、という設定のゲームをやるのはいくつめだろう。好きだなおれも。
このジャンルでは(たぶん)かなりメジャーなゲームなのであまり説明はいらないかもしれないけど。オムニバス形式の全4話構成で、光りあふれる夏にのどかな田舎、という舞台に、死を色濃く匂わせる物語をもってきたのはおもしろいと思うし、すこしふしぎな感じの1〜3話は悪くないのだけど、全体を束ねる肝心の4話目が束ねきれてないうえに、とてもふしぎになってしまってるのが残念。ラストでなにがどうなったかよくわからないのはおれの想像力が足らないのかなあ。
4話ヒロインである名無しの少女にシンパシーが持てていたら、また違った感想になったのでしょう。やって損したとは思わないけど、とても得したとも思わない、そんなところ。ただ、オーソドックスながら落ち着いたBGMはとてもよかったです。しばらく繰り返し聴くことになりそう。
無性にたこ焼きが食いたくなって昼飯代わりに食う。食い足りなかったのでスーパーで冷やし中華を買って食う。かんすいバリバリでたいへんお不味うございました。
ちなみに晩飯はカレーだった。子供のような食生活。
馬場康誌が目次のところに「9月に単行本が2冊出るかも」と書いてるけど、もう1冊はなんなんだろう。
読切