日々のいけにえの廃止

 

聖体拝領否定聖体拝領・聖餐

ご聖体における主の現存

礼拝の最も聖いもの

教会的集いの中心

 

 

 

1.聖書

2.聖母から司祭へ

3.ヴァッスーラ

4.マリア・ワルトルタ

5.トマス・ア・ケンピス

6.デボラ

7.スウェーデンボルグ

8.聖体祭儀は個人の家庭で捧げられるようになるでしょう(ドレックス教授)

 

 

 

 

1.聖書より

 

ダニエル11・28−35

 

北の王は莫大な富を獲得して自国に引き揚げる。聖なる契約に逆らう思いを抱いて、ほしいままにふるまい、自国に帰る。時が来て、彼は再び南に攻め入るが、これは最初でも最後でもない。キティムの船隊が攻めるので、彼は力を失う。彼は再び聖なる契約に対し、怒りを燃やして行動し、また聖なる契約を離れる者があることに気づく。彼は軍隊を派遣して、砦すなわち聖所を汚し、日ごとの供え物を廃止し、憎むべき荒廃をもたらすものを立てる。契約に逆らう者を甘言によって棄教させるが、自分の神を知る民は確固として行動する。民の目覚めた人々は多くの者を導くが、ある期間、剣にかかり、火刑に処され、捕らわれ、略奪されて倒される。こうして倒れるこの人々を助ける者は少なく、多くの者は彼らにくみするが、実は不誠実である。これらの指導者の何人かが倒されるのは、終わりの時に備えて練り清められ、純白にされるためである。まだ時は来ていない。あの王はほしいままにふるまい、いよいよ驕り高ぶって、どのような神よりも自分を高い者と考える。すべての神にまさる神に向って恐るべきことを口にし、怒りの時が終わるまで栄え続ける。定められたことは実現されねばならないからである。先祖の神々を無視し、女たちの慕う神をも、そして他のどのような神をも尊ばず、自分を何者にもまさって偉大であると思う。代りに、先祖の知らなかった神、すなわち、砦の神をあがめ、金銀、宝石、宝物でこれを飾り立てる。強固な砦の数々を異国の神に頼って攻め、気に入った者には栄誉を与えて多くの者を支配させ、封土を与える。

 終わりの時に至って、南の王は彼に戦いを挑む。それに対して北の王は、戦車、騎兵、大船隊をもって、嵐のように押し寄せ、各国に攻め入り、洪水のように通過して行く。あの『麗しの地』もこうして侵略され、多くの者が倒れる。アンモンの選ばれた者、エドム、モアブはその手を免れる。彼は国から国へと手を伸ばし、エジプトもその手を免れえない。エジプトの隠された宝、金銀、宝物はすべて彼の支配するところとなり、リビアとクシュは彼の進むところに従う。次いで、東と北からの知らせに危険を感じ、多くの者を滅ぼし絶やそうと、大いに激昂して進軍する。海とあの『麗しの地』の聖なる山との間に天幕を張って、王の宿営とする。しかし、ついに彼の終わりの時が来るが、助ける者はいない。

 

 

 

ダニエル12・1−4

 

その時、大天使長ミカエルが立つ。

彼はお前の民の子らを守護する。

その時まで、苦難が続く

国が始って以来、かつてなかったほどの苦難が。

しかし、その時には救われるであろう

お前の民、あの書に記された人々は。

多くの者が地の塵の中の眠りから目覚める。

ある者は永遠の生命に入り

ある者は永久に続く恥と憎悪の的となる。

目覚めた人びとは大空の光のように輝き

多くの者の救いとなった人々は

とこしえに星と輝く。

ダニエルよ、終わりの時が来るまで、お前はこれらのことを秘め、この書を封じておきなさい。多くの者が動揺するであろう。そして、知識は増す。

 

 

 

マタイ24・15

 

「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。」

 

 

 

マルコ13・14

 

「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。」

 

 

 

ダニエル8・9−12

 

  そのうちの一本からもう一本の小さな角が生え出て、非常に強大になり、南へ、東へ、更にあの「麗しの地」へと力を伸ばした。これは天の万軍に及ぶまで力を伸ばし、その万軍、つまり星のうちの幾つかを地に投げ落とし、踏みにじった。その上万軍の長にまで力を伸ばし、日ごとの供え物を廃し、その聖所を倒した。また天の万軍を供え物と共に打ち倒して罪をはびこらせ、真理を地になげうち、思うままにふるまった。

 

 

 

ダニエル8・20

 

  お前の見た二本の角のある雄羊はメディアとペルシアの王である。また、あの毛深い雄山羊はギリシアの王である。

 

 

 

ダニエル11・31

 

  彼は軍隊を派遣して、砦すなわち聖所を汚し、日ごとの供え物を廃止し、憎むべき荒廃をもたらすものを立てる。契約に逆らう者を換言によって棄教させるが、自分の神を知る民は確固として行動する。

 

 

 

ダニエル12・9−13

 

彼は答えた。「ダニエルよ、もう行きなさい。終わりの時までこれらの事は秘められ、封じられている。多くの者は清められ、白くされ、練られる。逆らう者はなお逆らう。逆らう者はだれも悟らないが、目覚めた人々は悟る。日ごとの供え物が廃止され、憎むべき荒廃をもたらすものが立てられてから、千二百九十日が定められている。待ち望んで千三百三十五日に至る者は、まことに幸いである。終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。時の終わりにあたり、お前に定められている運命に従って、お前は立ち上がるであろう。」

 

 

 

ペトロ2・1・20−21

 

何よりもまず心得てほしいのは、聖書の預言は何一つ、自分勝手に解釈すべきではないということです。なぜなら、預言は、決して人間の意志に基づいて語られたのではなく、人々が聖霊に導かれて神からの言葉を語ったものだからです。

 

 

 

 

2.聖母から司祭へ

 

 

聖母から司祭へ1975.7.9

 

 たくさんの霊魂を救うべき筈の司祭ですが、多くの人を亡びの道へ連れて行きます。

 あらす者のいとわしいものが、神の至聖所に立つ時は今なのです。

 彼らはもう地の塩ではなく、味を失った塩、腐敗し、もう役に立たない塩、外に捨てられて皆に踏まれるばかりの塩です。燭台の上の置く光ではなく、世をいっそう暗くする暗闇です。

 

 

 

聖母から司祭へ1977.12.24

 

さらに不幸なことに、この謬説は、ますます、認められようとしています。確かに、その時が来ます。すでにあの“あらすもののいとわしいもの”(マタイ24・15)は神の聖なる神殿の中に入り込んでいて、やがて、その極みに達するでしょう。

 

 

 

聖母から司祭へ1992.12.31

 

<時の終わり>

(前略)

―第四のしるしは、キリストにそむく者、すなわち、偽キリストによってなされる“あらす者のいとわしき者”[つまり恐ろしい涜聖]です。偽キリストは、神の聖所に入り、その玉座に座って、自分自身を神であるかのように礼拝させるでしょう。

 「反逆者は自分を神として示し、神ととなえられるもの、崇敬される者の上に自分をたてるだろう。不法の者は、サタンの力に従ってあらわれ、偽りの奇跡と不思議とをすべて行い、[亡びのために、]あらゆる不義のまどわしを使うだろう。」(テサロニケ後・4,9−10)

 

 「いつか聖所に恐ろしい涜聖を犯す者を見るだろう。預言者ダニエルがいった“あらす者の、いとわしき者”が聖所に立つのを見たら、読む人はさとれ」(マタイ24・15−16)

 

 最愛の子らよ、この恐ろしい涜聖が何ものであるかを理解するために、預言者ダニエルによって予言されたことを読みなさい。

 

「ダニエル、行け、このことばは、終わりの時まで秘され、封じられているからである。おおくの人は、ためされ、白くされ、清められる。悪人は、悪を行う。悪人は、なに一つさとらないが、知恵者は、さとる。日々のいけにえが廃止され、荒廃のいとわしいものが、そこに置かれる時から数えて、1290日が経つ。それに耐えて、1335日にいたるものは、しあわせである。」(ダニエル12・9−12)

 

“日々のいけにえ”とは、ミサ聖祭がいたる所に、日の出る所から日の沈む所まで捧げられる清いそなえもののことです。

 ミサのいけにえは、イエズスが、カルヴァリオ山上で行われたいけにえを新たにします。

 

 プロテスタントの教えをうけ入れるとしたら、ミサがいけにえではなく、ただの聖なる晩餐、つまり、イエズスが、最後の晩餐のときに行われたことを記念するにすぎない、と人々はいうようになるでしょう。こうして、ミサ聖祭を捧げることが廃止されるでしょう。日々のいけにえを廃止することこそ、偽キリストが行う恐ろしい涜聖です。これは、約三年半、つまり1290日間続くでしょう。

 

 

 

 

3.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/花むこから花嫁への呼びかけ/天使館/P33

 

「時の終わりのしるし」

 

 反逆の霊は、私に言わせると、さらに深刻な問題です。なぜでしょうか?目には見えないところで潮流のような動きがあるからです。神に反逆し、ご聖体にたいする信仰を失った人たちは、もはやご聖体のうちなるイエスの現存を信じていません。この人びとは目には見えないところで、ご聖体を廃止しようとする動きを起しています。それは地下の動きで、すべてが隠れたところで進行しているのです。けれどイエスは弟子たちに警告しています。マタイにより福音書第24章によると、すでに「時のおわり」についてダニエル書の一部を引用なさって、「時のしるしはこれだ」と宣言なさいました。

 「神の神殿に、死に至る忌むべきものが打ち立てられ、永遠の生けにえが廃止された時、これが時の終わりだと知りなさい。」

「永遠の生けにえ」とはご聖体で、「神殿」とは教会のことです。「死に至る忌むべきもの」とは反逆の霊のことです。こうしたことが今日起きているのです。それについて、イエスはたくさんのメッセージを下さっています。それからイエスは、どうやってこの反逆が始まったかを話され、教会の最大の敵は合理主義だとおっしゃっています。この人びとはすべてのことを理性で説明したがるのです。一方では、聖霊も大変力強く働いておられます。ですから、霊的な戦いがくりひろげられているのです。そして私たちはその戦いに巻き込まれています。それを感じてもいます。多くの人は心の中に戦いがあり、その戦いは戦争や争いによって外面かしています。彼らは神と和解していません。今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ジャック・ネランク/あなたは預言を無視しますか―現代の預言者ヴァッスーラに聞く/P170

 

ヴァッスーラ:

イエスはメッセージの中で、聖体拝領の秘跡は、教会の生命の礎だという事実に立ちもどっておられます。イエスは、教会が精彩を欠いているのは、多くの教会が永続的なミサ聖祭の典礼を廃止したからだとおっしゃっています。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち\・P138〜139

 

聖母:

祈って下さい、我がヴァッスーラ、私どもの神よりのメッセージを誤解する人びとのために、彼らは何をしているか分かっていないので、憐れみを示しなさい・・・その荒廃を哀れに思い あなたの舌で裁いてはいけません、唯一の裁き主に、彼らを裁いていただきなさい。私のためにそうしてくれますか。

 

ヴァッスーラ:

そうしましょう、覚えておくように努力します。

 

聖母:

努力しなさい・・・永遠に善良なように、我がヴァッスーラ、そして忍耐深いように。

こうした誘惑の虜となって霊魂をゆがめさせてはなりません。至高なるお方があなたを悦びとなさいますように。彼らの罪をむしろ贖ってあげなさい、そうするなら贖うたびに、その行為ゆえ善き主は 神なる愛の油そそぎをもってあなたを聖別なさるでしょう、そしてあなたの上にご自分のみ顔を輝かせ 人類への祝福を実践して下さいます。神の望まれる通りに行いなさい。ご聖体のうちなる我が子の真の現存を 日々否定する人びとの課す痛みから私を解放してください。イエスは情愛込めて ご自分のご聖体に与るようにと招いておられます。 心からあなたを求めておられると知りなさい そして、あなたのほうから示すどんな寛大な仕草も、み心を溶かし 慈悲と全善の川を幾重にも溢れさせ 多くの頑なな心にまで流れていくでしょう・・・

 

ヴァッスーラ:

ああ(*) 王家の乙女よ、

イエスのみ心と分かちがたく結ばれたお方。

ご聖体のうちなる御子を悲しませる

世界中の罪びとを お捧げします、

あなたの純潔、聖性と

神の最も聖なるご聖櫃となった甘美なみ心を通して

御子を打つ者たちが、赦されますように。アーメン。

 

    霊魂が突然 聖霊に満たされ、叫び声をあげました。

 

聖母:

アーメン。 神に信頼しなさい、私のヴァッスーラ、神には罪ある者たちに近づき、その道をまっすぐになさる力も智恵もおありだからです・・・主に賛美と誉れを捧げたいと 絶え間なく欲しているように。 ご自分の意向を示されますでしょう(*)。 神の平安にとどまっていなさい。 あなたを祝福します。

 

TLIG国際大会に向けて私が準備しなければならない教えの主題を。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち8巻P39

 

破滅の立て役者たちは、学位に輝くが汚れており その悪臭は今や地球全体を覆っている。彼らは聖書でこう書かれている者たち:不思議も行え、世界の十の塔を そしてやがては地上のあらゆる国たみをその能力で惑わす。あらゆる人がその魔力に落ちていく・・・その軍勢がととのったあかつきにはしるしを掲げ 三匹の汚れた霊の軍団と相まって 我が永遠の生けにえに対する戦いをいどもう、これを聖書では:「万物の支配者である神の大いなる日の戦い・・」(黙示録16・14)と呼んでいる。

(中略)

彼らの築いた塔―すなわち学者という名を持って 二人の野獣を信奉する者たちは皆 崩れ去ろう!

 

 

 

神のうちの真のいのちY・P62)

 

サタンの教義では輪廻を信じるように教える、だが輪廻はない。彼らは宗教の外観を保っているが そのうちなる力:聖霊と聖体の秘跡 を受け入れない、我が子よ。サタンは光の天使をよそおい 多くの人を欺いている、そして反逆者をともなって 彼を認める人たちに大きな誉れを授け、気に入った者には栄誉を与えて多くの者を支配させ、封土を与える。

しかしまことに言っておく、間もなく天が開かれ、私の火が襲いかかり 彼らを焼き尽くそう、

私は(I am)、忠実で 真実な者、

私は(I am)、裁き主 全き者、

私は(I am)、神のみことば、

私は(I am)、王の王 主の主、

では約束をくり返そう:まことにもう直ぐ 私はあなた方を訪れる   

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P146

 

ああ、我が子よ・・・私の意思とは 我が霊の光の中で あなた方が愛をもって働くこと! 今日 私の霊はこれまでよりいっそう 我が羊飼いたちが和解するようにと叫ぶ。 救われるには、誰もが悔い改めて 和解しなければならない。 それぞれの羊飼いが 自らの道を吟味するように。「人生の各瞬間に、御父と私と聖霊が注いできた溢れる愛を 思い巡らしなさい、羊飼いよ・・・」

 

ああ、娘よ、あなたに任じた使命がいかに困難を伴うか 私が気づいていないとは思わないように。 我が家を一致させるのはたやすいことではない、まして生き返らせるのは! しかし元気を出しなさい あなたは一人ではないゆえ。 私が共にいる。 あなたのうちに私の計画を見いださない人びとに落胆しないように、「私たちは見えている」という人たちからは視力を取り上げ、見えない人たちに視力を与えた。 世の人びとにとって一致の模範となり、あなたの犠牲を通して、兄弟たちに和解をもたらしなさい。

 

サタンは率先して 我が教会に戦いを挑んだ。 暴力によって 私が自らの聖血で贖ったものを攻撃している。 真理と我が掟を宣言する すべての忠実な心を呪い、我が教会を分裂させておく。

 

教会に属するあなた方の多くは今日 略奪者だ。 聖体のうちに我が体を認めず、私が真に制定したやり方で我が聖なる秘義に与るのも拒んで こうして略奪している。 聖体のうちなる我が神性と現存の荘厳を評価するとなるや あなたは私の家から略奪している。 ほかにもさまざまな仕方で我が家から 奪い取っている。 聖書は決して偽りがなく否定し得ない、だがそれをあなた方は部分的に否定し、そうしたやり方でも奪い取った。 我が教会では、私は教会を豊かにしようと使徒を与え、預言者たちと教師を育てて与え、そのほかにも、奇跡や癒しをはじめさまざまな賜を与えてきた。 しかしあなた方は我が家を略奪し、今日そこから持ち去っている。

 

 

 

 

4.マリア・ワルトルタ

 

 

マリア・ワルトルタ/復活/P196

 

私は望むこと、すべてができます。皆、見たとおりです。私の望みによって、父は人間の糧となるのを子にお許しになりました。この奇跡はその形と期間と本質からみて、これ以上強くて大きいものはあり得ない。これはどれほど力強く超自然的か、傲慢な人間にどんな不可解か、これを正しく理解できる人は少なく多くの人はこれを否定すると思います。そうしたら私は何を言おうか・・・そのような人を弾劾しようか。いいえ、ただあわれむと言います。

 

 

 

マリア・ワルトルタ/イエズスの受難/P60

 

私は一つだけにとどまらず、これから先も多くの奇跡を行うつもりです。その中に二つは、どんな人も考えつかないもので、主を信ずる人たちだけが認め得るものです。他の人々は、ずっと未来の世紀に至るまで“そんなことはあり得ない”と言い続けるに違いない。そして、死を越えても私は多くの人々にとって逆らいのしるしとして続きます。

 

 

 

 

5.トマス・ア・ケンピス

 

 

キリストに倣いて4・10

 

第十章      聖体拝領はかるがるしく廃止してはならぬこと

 

お愛しする者のおこえ

 

[1]あなたはしばしば、恩恵と神のおん哀れみとの泉、いっさいの仁慈(いつくしみ)と純潔(きよさ)との源に馳せ寄らなければならぬ、そうすればあなたは、邪欲、悪習をいやされ、悪魔のあらゆる誘惑(いざない)や手管に対し、もっと強い、用心深いものとなることができよう。

 

 敵は聖体拝領にふくまれているはなはだ大なる利益と効験(ききめ)とを知っているので、あらゆる手段を用い、あらゆる機会に、力のおよぶかぎり、忠実熱心な人々を引き留め妨げて聖体拝領をさせまいと努めるのである。

 

[2]というのは、聖体拝領の準備をしているとき、サタンにいっそう悪い考えを吹きこまれる人もあるからである。

 

 この悪魔は、ヨブ記にも記してある通り、神の子たちの中に来て、そのいつもながらの悪意をもってこれを悩まし、あるいは過度に怖じけさせてこれを困らせ、もってその熱心を減じ、あるいは襲撃してその信仰をうばい、まったく聖体拝領をやめるか、少なくとも冷淡な心でそれに近づくようにさせようとするのである。

 

 しかしその奸策(わるだくみ)や暗示がいかに汚らわしく恐ろしいものであっても、それを気づかうことなく、かえってその幻影(まぼろし)をことごとくかれ自身の頭上に投げ返してやるがよい。

 

 あさましいかれは軽蔑し嘲笑してやるべきで、その攻撃や、かれの起こす不安動揺のために聖体拝領をやめてはならぬ。

 

 

 

 

6.デボラ

 

 

デボラ/生ける神よりあかされた英知/3巻下P153

 

現代、世界で人々はもうご聖体の重要性に注意を払いません。

 

 

 

 

7.スウェーデンボルグ

 

 

真の基督教135

 

神は怒り、復讐し、試み、罰し、地獄に投げ入れ、罪に定め、否、悪を為し給うとさえ言われている場合のように、神は聖言では外観に従って語り給うたことが知られていますが、事実は神は決して怒らず、決して復讐せず、決して試みず、罰せず、地獄に投げ込まず、また罪に定め給いません。このような事は地獄が天界から隔たっているように神から隔たっており、否、無限に遠く隔たっており、単に外観に従ってのみ用いられた言葉の形式であります。償い、宥め、執成し、調停の語もまた他の意味の外観の表現であります。何故ならこれは神への近接と神からその人間性を通して来る恩寵とを表現する言葉の形式であるからです。これらの言葉は理解されなかったために、人間は神を三人の神に分割し、そしてこの三人の神の上に教会の教義の凡てを基礎づけ、かくして聖言を虚偽化してしまいました。これがダニエル書にさらにマタイ伝24章に主によって予言された「荒らす憎むべきもの」であります。

 

 

 

天界の秘義1458

 

[3]エゼキエル書には―

 

  神の幻の中に神はわたしをイスラエルの地につれてこられ、非常に高い山の上に置かれた、その上には南の都の建物のようなものがあった(40・2)。

 

 これは新しいエルサレムまたは主の王国にかかわっており、それは知恵と理知の光の中にあるため、『南』に存在しているのである。ダビデの書には―

 

  エホバはあなたの義を光のように、あなたの公正[審判]を真昼のようにもち出されるであろう(詩篇37・6)。

 

 さらに―

 

  あなたは夜の恐怖のために、昼飛び来る矢のために、暗闇の中を歩む疫病のために、真昼の時に(または南の中で)荒らす破壊のために恐れはしない(四篇1・5,6)。

 

 『南の中で荒らす破壊のために恐れはしないこと』は知識の中にいるものの、それを歪める者らに臨んでくる堕地獄のために恐れはしないことを意味している。エゼキエル書には―

 

  人の子よ、あなたの顔を南の方に向け、南にむかって(あなたの言葉を)洩らし、南の森に予言し、南の森に言いなさい、南から北に至るまで凡ての顔はその中で焼かれるであろうと、(20・46、47)。

 

 『南の森』は真理の光のにいて、それを消滅させる者を意味し、かくて教会の中にいるこのような性格の者らを意味している。

 

[4]ダニエル書には―

 

  かれらの中の一人から小さい角が一つ突き出して、南の方へ、東の方へ、美の方へ非常に大きくなって、天の軍勢にさえも大きくなった(8・9,10)。

 

これはいくたの善と真理とに反抗して戦う者らを意味している。エレミア記には―

 

 あなたらの神エホバがそれを暗くされないうちに、あなたらの足が薄明かりの山々の上でつまづかないうちに、かれに栄光を与えよ[栄えをきしまつれ]、あなたは光を求めるが、かれはそれを死の蔭に変えられる、かれはそれを暗闇にされるであろう、南の都は閉じられて、それを開く者は一人もいない(13・16、19)。

 

 『南の都』は真理と善の知識を意味している。オバデア書には―

 

 セパラドにいるエルサレムの捕らわれたものは南の都を嗣ぐであろう(20節)。

 

 『南の都』も同じく真理と善とを意味し、そこからかれらがその相続者となる真理と善そのものを意味しており、主の王国がここにとり扱われている。

 

 

 

 

8.聖体祭儀は個人の家庭で捧げられるようになるでしょう(ドレックス教授)

 

 

天使館/天使のパン14号P38

『信仰は従順より重要である』ドレックス教授への救い主の御言葉

1970年9月4日早朝の主の御言葉

 

 聖体祭儀は個人の家庭で捧げられるようになるでしょう。しかし、それまで不忠実な人間によって中傷され、見捨てられていた童貞聖母マリアが忠実な信者を特別な御保護の下に置き、勝利へと導くであろうことを覚えておきなさい。

 祈りなさい! 聖なる天使の力を信頼して祈りなさい。聖なる天使たちは何処にでも居り、光に満ち、サタンとその手下たちの計画を覆してくれるであろう。