【神功皇后おこしかけの石】
この石は江戸時代の古地図に巨石として描かれており、
多数の弥生時代の土器が周辺から発見されている点からも
海の神を祭る祭祀跡であったと推定される。
皇后石と呼ばれる由縁には神功皇后が腰掛けたとか、
舟をつないだ石であるとの一説がある。
皇后石伝説にはこの地に付いてこのように語られる。
神功皇后が三韓出兵の時、軍卒、軍船の調達をするため諸国を巡り、
この地で神々に祈願をし、軍卒・軍船を多数得て、志を果たすことができた。
土地の豪族玉手翁に神託があり、この事を知らせるため、吹き出しの高浜に
息長大神宮(現:古表神社)を祭ることとなった。
「古表宮縁起書」によると、皇后石の地名の起こりにもなっている。 |