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このコーナーでは、ジャンル問わずPITSのお薦めを紹介します。CD、レコードの他、映画、書籍なども取り上げていく予定です。

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R-0040 PRINCE PHILLIP MICHELL - LONER (ICHIBAN)
A -1)While The Cat's Away 2)Starting From Scratch 3)Come To Bed 4)Can't Nobody Love You Better Than Me B-1)Nothing Hurts Like Love 2)You Did What You Had To Do 3)Loner 4)She's A Party Animal

  今回は定期的に入荷中の中古レコードの新在庫より。一点モノでスイマセン。ShoutやHiなどに傑作シングルを多く残し、かつソングライターとしても名作を多く提供しているケンタッキー出身のサザン・ソウル・シンガー、フィリップ・ミッチェル。近年英グレイプヴァインから楽曲提供作品の本人歌唱デモ中心の未発表作品集がリリースされ再評価されています。

「Just The Beginning」Grapevine 在庫あり    「Pick Hit Of The Week」Grapevine お取り寄せ

  今回紹介のレコードは'91年南部アトランタの中堅レーベル、イチバンからリリースされたアルバム。マッスル・ショールズ録音の上質モダン・サザン・ソウル・アルバム。本人作の楽曲の良さはもちろん、歌・サウンド共ツボをおさえたリアル・ソウル・アルバム。フェイクしながらのシャウトも決して荒くならない丁寧な歌唱。J・ブラックフット、ウィリー・クレイトン、ジェラルド・アルストン等好みの方に是非聴いていただきたい作品です。
  今回中古アナログ盤の入荷ですが、当時CDもリリースされていましたので、CDの中古及びデッド・ストック入荷時もお知らせします。
LP USED \1500-

R-0039 V.A. - REVOLUTION ROCK
: A CLASH JUKE BOX (TROJAN)
1)Jonathan Richman And the Modern Lovers - Roadrunner 2)Troggs - I Can't Control Myself 3)Desmond Dekker &the Aces - Israelites 4)Bo Diddley - You Can't Judge A Book By Its Cover 5)Kinks - Dead End Street 6)Roger Miller - King Of The Road 7)Anthony Newley - Pop Goes The Weasel 8)Vince Taylor & His Playboys - Brand New Cadillac 9)Ramones - Blitzkrieg Bop 10)Junior Murvin - Police And Thieves 11)Maytals - Pressure Drop 12)Booker T & The M.G.'s - Time Is Tight 13)Thunderclap Newman - Something In the Air 14)Bobby Fuller Four - I Fought The Law 15)Lloyd Price - Stagger Lee 16)Rulers - Wrong 'Em Boyo 17)Danny Ray - Revolution Rock 18)Alton Ellis - Dance Crusher 19)Willie Williams - Armagedon Time 20)James Booker - Junco Partner 21)Mose Allison - Look Here

  ランキン・タクシー「ナッティー・ジャマイカ」でも大フィーチャーでした、出るべくして出たコンピレーション。'70s〜'80s英パンク・バンド・クラッシュがライブ、レコードでレゲエやR&Bを中心にカバーした楽曲のオリジナル・ヴァージョンを収録したCD。
  20世紀の名盤「ロンドン・コーリング」がリリースされた当時、どうしてもオリジナルが聴きたかったOやP、彼らの演奏で知ったジュニア・マーヴィンIやウィリー・ウィリアムスR。「Janie Jones / BabyShambles & Friends」ジョー・ストラマー&クラッシュ・トリビュート・シングル \890-先のローリング・ストーンズ、後のスペシャルズと共に僕たちのレゲエ、R&Bの教科書的存在でもあったクラッシュ。最近はシングル・ボックスやトリビュート・シングル等、再評価も盛り上がっているみたいです。
  今回このコンピをリリースしたのがジャマイカン・レゲエを英から全世界に紹介し続ける長老レーベル、トロージャン。今のようにジャマイカ盤が日本で流通していなかった時期、トロージャンとアイランドぐらいしかレゲエのレコードは入手困難でした。クラッシュと同じくらい我々世代にとって重要なレーベルからのリリース、ってのが嬉しい一枚。

CD\2490- thank you sold out

R-0038 REIGNING SOUND
- LIVE AT GONER RECORDS (GONER)
A-1)Time Bomb High School 2)Bad Man 3)Reptile Style 4)What Could I Do? 5)Black Sheep 6)Tennessee 7)Straight Shooter 8)Carol B-1)Do Something 2)Girl 3)New Romance 4)Two Thieves (cut short) 5)We Repel (Each Other) 6)I'm So Thankful 7)I'm Holding Out 8)Drowning

  '90sのガレージ・パンク・バンド、Obivians〜'69 Comebackの Greg Cartwright の米南部メムフィス・ガレージ・パンク・バンド'05年同じくメムフィスのレコード・ショップ、Goner Records でのライヴ・アルバム。元々4人組のバンドでしたが、このライヴ盤からキーボードが抜けたようで、ギター&ヴォーカル、ベース、ドラムの3ピース編成でのよりワイルド&タフな演奏。なんといってもソウルフルなシャウトが引き立つ楽曲のよさ。ちょっとビブラートがマーク・ボランを思い起こせたりします。カバー曲はSam The Sham AD、Carl Parkins AE、南部ガレージ・バンドお約束カバー(?)作家Dan Penn作 B@もD・I・Y感覚いっぱいのガレージ・サウンド。ビールがガンガン売れそうなライブです、あ、レコ屋か。場所を選ばずせーの、で音が出せるガレージ・パンクの基本のような一枚です。

LP thank you sold out

R-0037 BOOTSY COLLINS
- CHRISTMAS IS 4 EVER (P-Vine)
1)N-Yo-City 2)Merry Christmas Baby 3)Jingle Belz 4)Happy Holidaze 5)Chestnutz 6)WinterFunkyLand 7)Santa's Coming 8)Boot-Off 9)Silent Night 10)Sleigh Ride 11)Dis-Christmas 12)Be-With-You 13)Christmas Is 4 Ever

  邦題「ブーチィー・コリンズの灼熱のファンクリスマス」、今年のクリスマス・パーティのBGMはこれに決定。ジャケ、インナー含めたアートワークのよさにつられて内容をチェックしてみると、、、。
  今回の作品はクリスマス・アルバムといえど、久しぶりにブーチィ自らプロデュースでソロ・アルバムとしての聴き応えも十分あります。ワーナー時代のラバー・バンド〜ソロ並みのサウンドでクリスマス・ソングの定番曲をこってりアレンジ。13曲中8曲にオハイオ・ファンク・グループのサンのギタリスト、キース・チータムが参加。そして豪華参加アーティストは@にJBショウには欠かせない名MC、ダニー・レイ、BDGHフレッド・レスリー、C鼻歌ラップはスヌープ・ドッグ、Eはゲイリー・シャイダー、ブラックバード・マックナイト、マイク・ハンプトンのギター、レイザー・ジョンソン、キャッシュ・ワディのP〜ラバーズ・バンド組にベリータ・ウッズ、Iはバーニーにメルヴィン・パーカー、そしてシュガーフット(オハイオ・プレイヤーズ)、今回のハイライト「I'd Rather Be With You」の改作にザップ・トラウトマンのトークボックスの絡みが絶妙なK、Lにディープなヴォーカルにボビー・ウーマックと豪華なゲスト陣ながら、あくまでブーチィー節、his standard な作品がずらりと並んでいます!
  これを聴きながらブーチィ並みにスペイシーなPITS近くのルミナリエで熱くなる、今年のクリスマス・シーズンの過ごし方をお薦めします(注:ルミナリエ開催は12/8〜12/21)。初回入荷分クリスマスカード付き。

CD\2415-

R-0036 I.N.D. - INTO NEW DIMENSIONS (ERECT)
1)Everybody Likes To Do It 2)Side By Side 3)You Just Be You 4)I JUst Be You 5)Stay Sweet 6)I Want To Be The One 7)Into New Dimensions 8)Spyrm Of The Moment

  おそらく南部の'80sヴォーカル&インスト・グループ(ヴォーカル・グループに対して自ら演奏もするグループをこう呼びます)のレア盤がこの度CD化されました。'80sのグループがそうであるようにタイトなファンク・スタイルのダンス・ナンバーが人気のアルバムですが、このアルバムの半分を占めるスロー〜ミディアム・バラードの完成度の高さに注目です。ストロング・テナー〜バリトン・シンガーとファルセット・シンガーの両リードの絡みはコーラス・グループの魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。ミディアム・バラードCのストロング・ヴォイスのリードはジョニー・ギルを思わせる歌唱!レイクサイドがやりそうなタイトル・ナンバーFはファルセット・リードが光るスウィート・バラード。
  先にあげたレイクサイド等のソーラー系やコン・ファンク・シャン等の西海岸ヴォーカル&インスト・グループ好みの方は買い逃し厳禁、グループ・ファンの方にも是非聴いていただきたいグループです。

CD thank you sold out

R-0035 Burton Inc. - L.A. Will Make You Pay $$$
(Charli-Barbara/P-Vine)
1)L.A. Will Make You Pay 2)Sincerely Yours 3)Why Don't Let Me Know 4)Who You Gonna Get 5)You Know I Love You 6)Groovin' At The Night Club 7)See What You Made Me Do 8)Nation Song

  第一印象は、「中西部のシュガーベイブ」。ウルトラ・レア盤、オクラホマの'70sボーカル&インスト・グループ、バートン・インクが遂にCD化!いかにもマニア心を擽るジャケットが生かされた紙ジャケでの限定リイシュー。
  バンド・スタイルなのでファンク・ナンバーはお手の物っな感じでダンス・クラシックス愛好家からも支持されてますが、特に聴き処はアルバム中盤からのミッド・テンポの素晴らしさ。男性コーラスと女性リード、あくまで歌伴を意識しつつツボを抑えた演奏との絡みが絶妙のミッド・テムポ・クロスオーヴァーC(個人的にベスト・トラック)、リズム・セクションのグルーヴが堪らないD、冒頭のメロウなホーン・アレンジ、サビのリードとコーラスの絡みが絶妙なE等、聴き処満載のレア・アルバム。きっと'70s当時地元クラブ・サーキットで鍛えまくったグループなのでしょう、ローカルな匂いを漂わせつつ、錬りに錬ったアレンジが楽曲、グループの魅力を引き立てた極上盤。祝世界初CD化!

CD\2415-

R-0034 LEON &The PEOPLES - THE ROAD LESS TRAVELLED (THE PEOPLES TOURING INC.)
1)That Emotion 2)Brothers and Sisters 3)Working Man 4)This Generation 5)Let Me Live My Life 6)Tomorrow,Today,Yesterday 7)Bottles and Cans 8)What You Gonna Do 9)Wooden Bowl 10)Lovely Day 11)Life is a funny Game 12)Will You Be my Wife 13)New Day

  ソウルファン必見の映画「ファイヴ・ハートビーツ」やテンプスの自伝的TV映画「ゲット・レディ!栄光のテンプテーションズ物語」や「クール・ラニングス」にも出演していた俳優レオン。彼がリード・ヴォーカルを勤めるグループ、レオン・アンド・ザ・ピープルズがCDデヴュー!いきなり一曲目がスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのカバー、他にもビル・ウィザーズのカバーも。しかし、、、。
  収録曲中約8割がレゲエ。上記のカバーもレゲエ・アレンジ。色気のあるソウルフルな歌唱なだけに、ソウルしか聴かない方には悔しい内容。ですが、今ダンスホール・レゲエと共に再評価されて人気も高い歌を聴かせるスタイル、いわゆるコンシャス・レゲエ・スタイルなので、バックの生演奏もしっかりした完成度の高いアルバム。自作の曲も魅力のあるミッド〜バラード。人気コンシャス系リディムでの競作に参加してもきっと聞き劣りしないと思います。レゲエのアーティストではTanto Metro、Tony Rebelが参加、R&B界からはSyl Johnsonの娘Syleena Johnson参加。

CD\2590-

R-0033 BUS feat,MC SOOM-T - FEELIN' DANK (~SPAPE)
1)One Step Forward 2)Twistin'(bus in the mix) 3)Diamond In The Rough 4)Psychotic Episode 5)Half Asleep 6)Don't Chang It 7)Me Who Me 8)Wheel 9)Perdu 10)Rose Specs 11)Wadi 12)The Answer 13)My Night


  '80s中期の「ロック・マガジン」の音。神戸ならアルバ・クラブな世界。
  今回のご紹介は昨年リリースの再入荷より。コニー・クランプ、ホルガー・チューカイ、ホルガー・ヒラー等のジャーマン・ニューウェイブ以降の音を継承しながら今のサウンドを表現しているドイツのエレクトロニカ・ダブ・デュオの2nd。独特の隙間のあるダブ・サウンドにグラスゴー・ヒップ・ホップ・フィーメイル・ラッパー、MCスームTのクールなトースティングがぴったりとはまった音空間が展開されています。デニス・ボーヴェルがミックスをしたXTCのアンディ・パートリッジのソロなども思い起こさせるアルバム。きっとティンバランドやネプチューンズも影響された時代の空気を自然に作り出せるジャーマン・ミュージック・アーティスト。

CD\2290-

R-0032 EBAN BROWN - EXIT 15 (STARDOM)
(makin' side) 1)Love On The Run 2)Travelin' North 3)Exit 15 4)Wanna Know About Love 5)You Thought (remakein' side) 6)It's Too Late To Turn Back Now 7)Creep(Into My Dreams)feat.Katherine Rollins 8)Livin' It Up 9)Holding Back The Years (LP Version) 10)Holding Back The Years(Unplugged Version)

  スタイリスティックスのオリジナル・ファルセット・リード、ラッセル・トンプソンの後釜としてグループの雰囲気をそっくり継承したスタイルのファルセット・リードで評価の高いシンガー、エバン・ブラウンの'04年に続いてのソロ'06年作。今回もスウィート・ソウル・マナーの作品を届けてくれました。
  前半は自作のオリジナル曲、後半はソウル・AORのクラシック・ナンバーのカバー。オリジナル曲ではBがスタイリスティックス・スタイルの甘茶バラード王道の世界を展開、コーネリアス・ブラザーズ&シスター・ローズ、ステーヴィー・ワンダー、ビル・ラバンティ、シンプリー・レッド等の後半のカバー曲も全体のムードに合わせたスウィート・ナンバー・アレンジで統一した世界を楽しめます。

04年リリースの「Restless Soul」もそうでしたが、スウィート・ソウル・ファンはもちろん、英Expansionなどのアーバン・ソウルが好みの方にもお薦めのシンガー、作品です。

「Exit 15」CD thank you sold out
「Restless Soul」CD thank you sold out

R-0031 WILLIE WALKER AND THE BUTANES - MEMPHISAPOLIS (HAUTE/P-VINE)
1)What's It Take? 2)I Won't Be Lonely 3)Sweet(the yeah yeah song) 4)The Dream For Me 5)my Baby Drives Me Crazy 6)Real Love 7)The Last Time 8)Exactly Like Me 9)Just Wait Til I Get Home 10)Cry,Cry,Cry 11)Opposites Attract 12)I'll Get To You 13)Thanks For Being There

  サザンソウルの宝庫ゴールドワックスにシングルを残し、古くからファンに支持されてきたウィリー・ウォーカーの復活'04年作に続いてのソロ3作目がリリースされました。
  サザンソウル・ファンの間で話題騒然となった前作「Right Where I Belong」同様地元ミネアポリス録音ブタンズというバンドをバックに従えての力作。前作の特徴だったハイ・サウンド・マナーのナンバーは控えめになり、バンド、ブタンズのリーダーがカーティス・オベダというギタリストのためか、印象はジョン・エリソン&ソウル・ブラザー・シックスの黄金期アトランティック時代のサウンドに似たザクッザクッとしたギターに、フル・ホーン・セクション、オルガンが施されたパーフェクト・ソウル・サウンド!前作よりもウィリー・ウォーカーそしてブタンズの個性が出た素晴らしい出来です。O.V.ライト、オリー・ナイチンゲールをお気に入りにされている方、是非聴いてみてください。

CD\2415-(前作「Right Where I Belong」CD thank you sold out

R-0030 BILLY GRIFFIN - LIKE WATER (RNB ENT)
1)Like Water 2)All The Way To Love 3)Forgive Me If You Can 4)Livin' Deja Vu 5)Oxygen 6)Weak 7)Be Unto Me A Lady 8)Oblivion 9)It's Bad Karma 10)Joy And Happines 11)Sincerity 12)Like Water(Reprise)

  スモーキー・ロビンソン脱退後のミラクルズを支え「Love Machine」のヒットを歌い、その後のソロでも極上ニュー・ソウル〜モダン・ソウル作品を発表していた甘茶ファルセット・シンガー、ビリー・グリフィンの久々の新作、'06年作がリリースされました。これが傑作!一曲目のタイトル曲からゆる〜いビートが気持ちいいミッドテムポ、後半には本人自ら?の低音ラップも披露!これがブラジルのJBことガーソン・キング並みの男の色気プンプン!その後もアダルトな西海岸のフュージョン・スタイルのバック・サウンドに甘茶ソウル・マナーの曲、唄が残暑〜初秋にぴったり。先に英エクスパンジョンからリリースされていましたが(こちらは米盤)、それも納得のアダルトな一枚。
  それとなんといってもジャケをはじめとする本人のポートレイトがいい!まるでサルサ・シンガーのような風貌ですが、けして枯れていない、いろんな意味で「現役」な印象を漂わせています。

CD thank you sold out

R-0029 ORIGINAL SOUNDTRACK
- POPEYE (BOARDWALK)
Side A 1)I Yam What I Yam 2)He Needs Me 3)Swee'pea's Lullaby 4)Din' We 5)Sweethaven 6)Blow Me Down Side B 1)Sailin' 2)It's Not Easy Being Me 3)He's Large 4)I'm Mean 5)Kids 6)I'm Popeye The Sailor Man

  実写版映画「ポパイ」('80)のサントラ盤。ハリー・ニルソン制作で彼の隠れ名盤の一枚。アレンジ/指揮はヴァン・ダイク・パークスでア・ハリー・ハウス・プロダクション・コンビ。演奏は2人の他、レイ・クーパー、クラウス・フーァマン、ダグ・ディラードのファルコンズ名義(皆が映画にもカメオ出演あり!)。ヴァン・ダイク・パークスのオーケストレーションは楽曲の良さをオーバーコーティングし過ぎず、映画音楽としての機能も果たしたセンスのよさ。ヴォーカルはニルソンはもちろん、映画自体がミュージカル仕立てのため、ポパイ役ロビン・ウィリアムス、オリーヴ役シェリー・デュヴァルら参加(俳優のほうがメインかな)。これがハリー・ハウス・プロダクションの世界にぴったり!個人的にニルソンのベスト・アルバムと思っていましたが、今回聴き直してヴァン・ダイク・パークス参加作品の中のベスト!とも思いだしました。
  未だCD化されることのない忘れられた名盤、オリジナルLPで若干在庫中。映画はDVD化されているようです。
  ちなみにジョン・ブライオンを音楽監督に起用し名作映画を発表し続けるポール・トーマス・アンダーソン監督の「パンチドランク・ラブ」でもA-2他がテーマ曲級の扱いで使われていました、といえば思い出す方、多いかな?

LP cut out \1590-

R-0028 FIVE DU-TONES - SHAKE A TAIL FEATHER :THE COMPLETE ONE-DERFUL RECORDINGS(SHOUT/RPM)
1)Shake A Tail Feather 2)Please Change Your Mind 3)The Flea 4)Come Back Baby 5)Dry Your Eyes 6)The Gouster 7)Monkee See Monkey Do 8)Nobody But My Baby 9)That's How I Love You 10)The Cool Bird 11)Chicken Astronaut 12)Sweet Lips 13)Let Me Love You 14)We Want More (soul) 15)Woodbine Twine 16)Don't Let Go pt.1 17)Don't Let Go pt.2 18)Mountain Of Love 19)Outside The Record Hop 20)My World 21)Get It 22)Divorce Court

  news コーナーでもお知らせしていました待望のCDが入荷しました!
  映画「ブルース・ブラザーズ」でのレイ・チャールズの名演でも知られるグレイト・'60sR&B・ダンス・ナンバー「シェイク・ア・テイル・フェザー」のオリジナル演者、ファイヴ・デュ・トーンズの'63〜'66 シカゴのワンダ・フルに残した音源のコンプリート作品集。
  '63年当時流行っていたダンス・ナンバーのスタイル"バード"の代表ナンバーの上記曲はじめゴキゲンなダンス・ナンバーがたっぷり楽しめます。シカゴのグループらしくバックにヤング・ホルト・トリオ(アンリミテッド)と思われるグルーヴィーなサウンドが聴こえる曲もあります。後にpits 45s でも紹介済みのグループSouth Shore Commissionを結成するシンガー、フランク・マッカリーのストロング・スタイルからファルセットまで操るリード・ヴォーカルも魅力の一つです。
  かつて日本が誇るPヴァインからのみ単独LPがリリースされていたように、ダンス・ナンバーだけでなくR&Bコーラス・グループの魅力をたっぷりと堪能できる素晴らしいミッド・テムポ、スロー・ナンバーも残しているグループ、正規初CD化(欧ブートCDの存在あり)です。この機会に是非聴いていただきたい推薦盤です。

CD thank you sold out

R-0027 V.A. - THESE GHOULISH THINGS
:HORROR HITS FOR HALLOWE'EN (ACE)
1)Bobby "Boris"Pickett - Radio Plug For Monster Mash On Station KFWB 2)Dupoints - Screamin' Ball (at Dracula Hall) 3)Billy Demarco & Count Dracula - Drac's Back 4)Revels - Midnight Stroll 5)Virgil Holmes - Ghost Train 6)Verdicts - The Mummy's Ball 7)Hollywood Flames - Frankenstein's Den 8)Round Robin - I'm The Wolfman 9)Nu-Trends - Spooksville 10)Milton Delugg & The All Stars - The Munsters' Theme 11)John Zcherle - Coolest Little Monster 12)Bill Doggett - Monster Party 13)Jayhawks - The Creature (From Outer Space) 14)Kac-ties - Mr.Were-Wolf 15)Bobby"Boris"Pickett - Radio Station Promo For Bill Gavin 16)Allen Sherman - My Son, The Vampire 17)Bobby Please & The Pleasers - The Monster 18)Fiends - Theme From The Addams Family 19)Billy Lee Riley - Nightmare Mash 20)Sonny Richard's Panics with Cindy And Misty - The Voo Doo Walk 21)Screamin' Jay Hawkins - Feast Of The Mau Mau 22)Swingin' Phillies - Frankenstein's Party 23)Monotones - Legend of Sleepy Hollow 24)Bo Diddley - Bo Meets The Monster 25)Jackie Morningstar - Rockin' In The Graveyard 26)Bobby"Boris"Pickett - Radio Plug For Monster Mash On Station WCOP 27)Bobby"Boris"Pickett & The Crypt-Kickers - Monster Mash 28)Orvin Yoes - The Vampire

  まだまだ鬱陶しい梅雨が続きますが、気分だけでも「夏」を感じさせるための音楽、CDを。'05年ハロウィーン時期に英エースからリリースされたオールディーズ・コンピレーション、テーマは「お化け」。ここ日本では夏、お盆に向けてのこれからの季節にぴったり。
  化け物モノ得意のスクリーミン・ジェイ・ホーキンスはじめハリウッド・フレームス、モノトーンズ、ボ・ディドリーらが歌うフランケンシュタイン、ドラキュラ〜ヴァンパイア、狼男、等西洋のお化けを題材にしたオールディーズ・ナンバーがズラリ28曲。'60s初期のダンス・ナンバーが中心なので「お化け」といえどコミカルな印象を受ける曲が多いですね。和モノで選曲すると、、、やっぱり笑えますね。肝試しのお供にも、どうぞ。

CD\2190-

R-0026 V.A. - 101 ORANGE STREET : SKA MEETS
THE ROCKSTEADY TRAIN (KINGSTON SOUND)
1)Slim Smith - Love And Devotion 2)Cornell Campbell &The Eternals - The Sun 3)Dawn Penn - To Sir With Love 4)Roy Shirly &Glenn Adams - Rock Steady Train 5)Derrick Morgan - I Do It 6)Derrick Morgan - Belly Woman 7)Pat Kelly - Since Your Gone 8)Lloyd Clarke - Memories Are Treasures 9)Twinkle Brothers - Sweet Young Thing 10)Jeff Barnes - Get In The Groove 11)Cornell Campbell - Roseaball 12)Derrick Morgan - First Days Of Love 13)Pat Kelly - Work Song 14)Ernest Wilson - Comne Back To Me

  デニス・ブラウンが生まれ育ち、オーガスタス・パブロやプリンス・バスターのレコード・ショップ、またジャマイカン・ミュージックの数多くの名曲が生まれた録音スタジオなどが並ぶジャマイカはキングストンにあるレゲエのメッカ的存在「オレンジ・ストリート」をタイトルに持ったこのコンピCD、'60末〜'70初のスウィート・ロックステディを14曲収録。
  バーニー・リー制作のスカ/ロックステディ期からアーリー・レゲエへと移り変わっていく直前の今ではレアな甘く切ないナンバーを、英ジャマイカン・レコーディングの原盤のダイナミックさを崩さずクリアな音に仕上げた丁寧なリマスターで楽しめます。マニアにも初心者にもお薦めです。

LP\1890-
CD\2290-

R-0025 BRUNO SPOERRI
- GLUCKSKUGEL (FINDERS KEEPERS)
1)Glukskugel - Title 2)Glukskugel - The Race 3)Oederlin 4)Les Electroniciens 5)Soft Art Theme 6)Lilith - Singing In The Dark 7)Lilith - The Dance 8)Lilith - On The Way 9)Drillin' 10)Wer Gwunnt?(Who Wins?)

  主に独、スイスでTV番組や企業のPRフィルムのサウンド・トラックや工場のBGM制作等を手がけていたコンポーザー/シンセサイザー奏者、Bruno Spoerriの作品集。近年、英Jazzmanから7インチ・リイシューされているようにクラブ・シーンからも再評価をされるのも納得のライブラリー音源的作品中心で、ヴィンテージ・シンセのサウンド特有のユーモア・テイストたっぷり。ジャック・タチ主演・制作映画のサントラ好きな方にもお薦め。
  本人によるライナーには自宅での楽曲制作での家族の苦労話の記されています。カンのメンバーとの活動経験もあるらしく、なるほどAなどはコニー・プランクと同じ感覚!

CD\2290-

R-0024 THE PIRATES - SKULL DUGGERY
(PRISM LEISURE)
1)Ugly Millionaire 2)Brand New Cadillac 3)She's Hot 4)Baby Please Don't Go/Maythem On An E-String 5)Tear It Up 6)You Don't Own Me 7)Honey Hush 8)Gibson Martin Fender 9)Don't Munchen It 10)Please Don't Touch 11)Willie And The Hand Jive 12)Cadillac,Mustang,Chevy,Corvette 13)Shakin' All Over

  ビートルズやDR.フィールグッドに多大な影響を与えたジョニー・キッド&ザ・パイレーツのメンバーが活動を続け、日本ではミシェル・ガン・エレファントとの共演でも知られる永遠のUK3ピース・R&R・バンド、パイレーツのニュー・リリースCD。曲目と価格で「また編集盤か、、、」と見逃した方いませんか?久しぶりのスタジオ新録の新作です!
  ミック・グリーンとジョニー・スペンスの2人の名義(ドラマーはサポート・メンバーとしてマイク・ロバーツが参加)になりましたが、ジョニー・キッド&ザ・パイレーツからのいつものナンバーと新曲をいつもの持ち味 - 黒い髑髏なロケンローたーぷりにプレイ!ポール・マッカートニーのグレイトR&Rアルバム「Run Devil Run」'99にも参加していたミック・グリーンのギターはポールのアルバムと同じ曲をよりワイルド&ラフにプレイ、新曲でもHのギター・プレイにノック・アウト!ジョニーのヴォーカルも燻銀なんて言葉を使わせない貫禄。全13曲41分1秒、究極の3ピース・R&R・教科書!

CD\1490-

R-0023 ANNA KING - BACK TO SOUL (RPM)
1)Make Up Your Mind 2)Come On Home 3)Sittin' In The Dark 4)That's When I Cry 5)I Found You 6)I Don't Want To Cry 7)If Somebody Told You 8)Night Time Is The Right Time 9)Tennesee Waltz 10)Come And Get These Momories 11)If You Don't Think 12)Baby Baby Baby (Duet with Bobby Byrd)

  ジェームス・ブラウンのショウに欠かすことの出来ない女性シンガーの中の一人で'63年からJBショウに参加、そしてJBプロダクション制作で初めてアルバムをリリースした女性シンガー、アナ・キング。そのJB制作で'64年に当時のJBの契約レーベル、Smash からリリースされたアルバムの初CD化がこれ。
  いわゆるJBの「ファンク誕生」以前のR&Bスタイルと表現力豊かな彼女の歌唱とのコンビネーションは抜群で、A、B等ブルージーなバラード一曲の中にパンチのあるフレーズとまろやかな部分の両方の魅力を聴かせる実力派。Chuck Jackson の「I Don't Want To Cry」カバーEもアナらしさが出たミッド・テムポ・R&B。同じSmashから複数の名オルガン・インスト・アルバムをリリースしているJB自身のオルガンもアナの歌唱を盛り上げています。ヒット・シングルでもあるボビー・バードとのシングル「Baby Baby Baby」Kも名デュエット・R&B・ナンバー。
  Ike & Tina Turner 時代のTina Turner が好きな方にもお薦めです。

CD\1790-

R-0022 LEE DORSEY - YES WE CAN / NIGHT PEOPLE (RAVEN)
「Yes We Can」1)Yes We Can-Pt.1 2)Riverboat 3)Tears,Tears And More Tears 4)O Me- O,My-O 5)Sneakin' Salley Through The Alley 6)Yes We Can-Pt.2 7)Who's Gonna Help Brother Get Further? 8)Games People Play 9)When The Bill's Paid 10)Occapella 11)Gator Tail 12)Would You? 「Bonus Tracks:non-LP singles」13)When Can I Come Home? 14)On Your Way Down 「Night People」15)Say It Again 16)God Must Have Blessd America 17)Soul Mine 18)Keep On Doing It To Me 19)Thank You 20)Night People 21)Can I Be The One 22)Babe 23)Draining

  '60〜'70sニューオリンズの代表的R&Bシンガー、リー・ドーシーの'70年Polydor、78年ABCから発表されたアルバムの2オン1CD。どちらもニュー・オリンズ・R&B・シーンの最重要プロデューサーで最近はエルヴィス・コステロとのコラボや中島美嘉のシングル参加等で話題のアラン・トゥーサン・プロデュース。
  '70年の「Yes We Can」は彼の代表的アルバムの一枚で、タイトル曲@やD等後にカバーされた曲も多く収録。バックのミーターズと共にニュー・オリンズR&Bの黄金時代の雰囲気がいっぱいのアルバム。
  そして個人的長年の愛聴盤、初CD化の'78年作「Night People」。年代的にぐっとソウル寄りの出来で、ミーターズに変わってJames Bookerらのアーシーでアダルト(ながらしっかりとN.O.的タメも表現した)なサウンドがリーの暖かいヴォーカルと一体となり独特の雰囲気を醸し出しています。Randy Newman 等好きな方にも是非聴いてもらいたい裏名盤。

CD\2490-

R-0021 HARPO MARX-HARPO IN HI-FI/HARPO AT WORK(COLLECTORS'CHOICE)
(Harpo In Hi-Fi) 1)Thinking Of you 2)Guardian Angel 3)Yesterdays 4)My funny Valentine 5)The Ash Grove 6)Tenderly 7)Can't Help Lovin' Dat Man 8)Lullaby Doll 9)They Say That Falling In Love Is Wonderful 10)Autumn Leaves 11)Honeysuckle Rose 12)That's All (Harpo At Work) 13)Laura 14)My Blue Heaven 15)The Man I Love 16)Taking A Chance On Love 17)Imagination 18)Aye,Aye,Aye 19)Harpo Woogie 20)All The Things You Are 21)Sweet Sue 22)Solitude 23)In A Sentimental Mood 24)I Got Rhythm

  40s〜50s喜劇映画のスター、マルクス兄弟のメンバーのハーポ・マルクス。映画の中でもよく小型のハープを持って登場していましたが、実際に名ハープ奏者でジャズの名プレイヤー達と作品を残しています。今回紹介するCDは久々の再入荷、ハーポ・マルクスのソロ名義で'57、'58年にマーキュリーからリリースされたスタンダード・ジャズ・アルバムの2オン1CD。
  コメディ役者のアルバムなのでスラップスティックな冗談音楽と思われがちですが、フル・オーケストラによるハープ・リードのジャズ・アルバム。しかし本人のキャラクターとのギャップのせいで、聞き手にコミカルな解釈をさせてしまう、不思議な作品。'90sのモンド・ラウンジ的視点からの再評価もありました。2000年CD化。「Harpo In Hi-Fi」はテスト勉強時のB.G.M.レコードだったという個人的な思い出(レコードだとすぐ盤を返さないとダメだったので勉強になりません!)もある一枚です。

CD thank you sold out
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