Colonel Bogey Marches On
Famous Marches of Kenneth J. Alford
British March King =
イギリス の マ−チ王

ケニス/ケネスジョ−ゼフアルフォ−ド 名行進曲集
Music of Major Frederick Joseph Ricketts
had been written under the pseudonym
pen name of Kenneth Joseph Alford

フレデリック・リケッツ 少佐 は ケニス・アルフォ−ド
ペンネ−ムで 数々の 名行進曲を 作曲した。

イギリス 王立 海兵隊 音楽学校 軍楽隊
ヴィヴィアン・ダン 中佐 指揮
ダン 中佐 経歴 掲載 CD: UKCL-3940
The Band of Her Majesty's Royal Marines
Royal Marines School of Music
Conducted by Lieut. Colonel F. Vivian Dunn

(CSD-1282)
曲 目
Side One
1. Colonel Bogey ボギ− 大佐 (1914)
2. Holyrood 聖 十字架 (1912)
3. The Thin Red Line 細く 赤い 格子縞タ−タン の 柄)(1925)
4. The Two Imps 2人 の いたずら 小僧 (1923)
5. The Voice of The Guns 砲声 (1917)
6. The Great Little Army 小規模 だが 屈強 の 軍隊 (1916)
7. Eagle Squadron 鷲 飛行 中隊 (1942)
Side Two
1. Dunedin ダニ−デン (1928)
2. By Land and Sea 陸路 と 海路で (1941)
3. On the Quarter Deck 後甲板 にて (1917)
4. The Vanished Army 消えた 軍隊 (1919)
5. Thoughts 思索 (1917)
6. The Standard of St. George 聖 ジョ−ジ の 旗 (1930)

           曲目 の 由来

Colonel Bogey ボギ−大佐 (1914)
リケッツアルフォ−ドが インヴァネス の ジョ−ジ 要塞砦 の ゴルフ コースで
プレイ中 メンバ−の 1人が
Fore !と 前方へ 注意 喚起したが 効果が 無かったので
最初 変ロ音 と ト音 の 2音 の 口笛を 吹いたところ すかさず リケッツが その 続きを
口笛で 応えて 作られた 調べが この曲の ベ−ス と なった。 これが 一番 有力な 説。
一方、リケッツ の ゴルフ 仲間の 1人が ゴルフ コ−スで
ボギ−の スコア ばかり
だすので 彼の 名前を
ボギ−大佐の ニックネーム愛称で 呼んでいた ことに
関連して この 曲名 が 付けられた との 説 も ある。
The Thin Red Line 細く 赤い 格子縞タ−タンの柄 (1925)
クリミヤ 戦争1853〜18561854年 ロシア軍 の 大騎兵集団 の 攻撃を
ものともせず 勇敢に 戦い 騎兵集団 を 撃退した
93 サザ−ランド高地連隊の 栄誉を
讃えて 作曲された行進曲
無防備なイギリス軍 基地 と 攻勢を かけてくる ロシア軍 の
騎兵集団との殺風景な 空間 地帯では 只々 第
93 サザ−ランド 高地連隊の 兵士達の
"鋼入りの 細く 赤い格子縞"
タ−タンの柄)が 際立っていたとの 従軍記者の
イギリス本国への レポ−トが 根拠と なって 93 サザ−ランド 高地 連隊のニックネーム

愛称The Thin Red Lineと 付けられた。1881年 第91ア−ガイル 高地
連隊 と 第
93 サザ−ランド 高地 連隊は 統合し The Argyll and Sutherland
Highlanders
となり 初代の 名誉 連隊長に ヴィクトリア 女王 の 四女 ルイ−ズ 王女
Princess Louise
(1848〜1939) が 就任した。
The Great Little Army小規模 だが 屈強 の 軍隊(1916)
第1次 世界大戦時 フランス 北部に 展開 していた イギリス 陸軍主力の 海外 派遣軍
BEFBritish Expeditionary Forceを 時の ドイツ 帝国 皇帝が 軽蔑に
値する
小軍隊
a contemptible little army)と 揶揄 したことに 対して
愛国者 リケッツ
アルフォ−ド我らが 海外 派遣軍 は 小規模 では あるが 屈強な
軍隊
A Great Little Armyであると 論じ返す 形で 作曲したのが この名行進曲。
Eagle Squadron 鷲 飛行中隊)(1942)
厳しい 戦況下 イギリス軍 及び その連邦軍 に 友軍として 進んで 協力し、果敢に
活躍する アメリカ 航空 軍団を 称えた 行進曲。

Dunedin ダニ−デン)(1928)
ニュ−ジ−ランド 南島の 南東部に ある 港町。1925〜26年 リケッツアルフォ−ド
が 率いる ア−ガイル・ サザ−ランド 高地 連隊 軍楽隊 は ニュ−ジ−ランドを 親善訪問し
港町 ダニ−デンで 開催 された 国際 博覧会で 6ヶ月間に亘って 演奏活動を 行った。
Dunedinは この親善 訪問 の 思い出に 1928 年に 作曲 された。
By Land and Sea 陸路 と 海路で(1941)
リケッツ
アルフォ−ド1930〜194461日 退役の 約15 年間
王立 海兵隊 プリマス 師団 軍楽隊の 隊長 & 指揮者 として 活躍したが この 作品は
当 プリマス 師団を 讃えて作曲された 式典用 行進曲。

The Vanished Army 消えた軍隊)(1919)
第1次 世界大戦 での 戦没者を 追悼するため 作曲。 毎年 11月11日 に ロンドン
ホワイトホ−ル
官庁街の 戦没者 記念碑 Cenotaph 前 広場で 開催されている
追悼式典 及び 休戦 記念日 の パレ−ド 等で 屡々 演奏 されている。


フレデリック・ジョ−ゼフ・リケッツFrederick Joseph Ricketts
ケニスケネス・ジョ−ゼフ・アルフォ−ド は ペンネ−ム
1881年 2月 21日 ロンドン テ−ムズ河 北岸の ラトクリフにて 石炭小売商の 第4子として 誕生。7歳の時に 父親、14歳で 母親を亡くした為に その後 主として 母方の祖母に養育された。15歳の時 少年兵として 王立アイルランド連隊Royal Irish Regiment 第2大隊 軍楽隊に入隊し 主として コルネット奏者として活躍した。同連隊は1896年から
約7年間 インドへ駐屯軍として派遣された。当駐屯地での過酷とも言える生活環境の中
リケッツも 当地 駐屯軍の軍楽隊員として その役割を 立派に果たし続けた結果、実績が
多いに評価され 本国へ帰国後 ネラ−ホ−ル
王立陸軍 音楽学校のバンドマスタ−コ−スに
推薦された。
同コ-ス終了後 異例の若さで 音楽学校の副指揮者に就任。ネラ−ホ−ルでの
約4年間 の 活躍後
1908年 南アフリカ植民地に駐屯するア−ガイル サザ−ランド
93高地連隊 第2大隊のバンドマスタ−に就任。 リケッツアルフォ−ドの大半の
作品は この頃から 第1次世界大戦中を 経て 大戦終了直後の 期間に作曲されたものである。
とりわけ、''
Colonel Bogey'', ''Holyrood'', ''The Great Little Army'',
''The Voice of the Guns''. ''The Thin Red Line''
は 何れも この期間に
作曲された行進曲の作品で 専門家や 愛好家から 高い評価を 受けている。

リケッツ
アルフォ−ドが 作曲家として の 名声を 確固たるものに したのは 20年間の
ア−ガイル サザ−ランド 第
93 高地連隊 軍楽隊での 活躍であった。1925
年 リケッツ
アルフォ−ドが 率いる 同軍楽隊は ニュ−ジ−ランドを 親善訪問し 南島の 南東部に
ある 港町
ダニ−デンで 開催 された 国際 博覧会に参加し 約6ヶ月間に亘って 演奏活動を
行い 好評を博した。 帰途は パナマ 運河 経由で 翌1926年の 初めに イギリス本国へ
帰国した。 この 親善 訪問 の 思い出に
Dunedin1928年に、そしてOld
Panama
1929年 それぞれ 作曲された。 共に 格調の高い 優れた行進曲である。
リケッツアルフォ−ド 1927〜1930年 ケント州 のディ−ルに 在る 王立海兵隊
軍楽隊の 隊長を 務めたが、
1930年に ディ−ルのバンドが 解散したため 同年 海兵隊の
プリマス師団 軍楽隊に移り 隊長に 就任した。 第二次世界大戦 勃発 直前には 同バンドを
率いて カナダを 訪問する等 国内外で 公式行事、式典 や 演奏会等で 多忙を 極めた。
リケッツ
アルフォ−ドの献身的な 努力もあり
Royal Marines Band の 実力 と
名声は 飛躍的に 高まり
それに伴い イギリス の 吹奏楽 及び 軍楽 全般の 著しい 発展
にも つながった。
1942年に 海軍少佐(Majorに昇格。 1944 4月に 健康上の
理由で 同隊を 退役した。 翌年の
1945515日に 64歳で その生涯を 閉じた。

LPレコ−ド CSD-1282 に 収録されていない アルフォ−ド作曲
  の 行進曲:
  
曲 名            収録 LP 注文番号
  
The Vedette (1912) CSD-3585ESD-7190)(BL-2383362
  
The Middy (1917) (BL-2383153)
  
The Mad Major (1921) (CSD-3703)(BL-2383362
  
Cavalry of the Clouds (1923) (BL-2383153)
  
Old Panama (1929) (CSD-3637(BL-2383153)
  
H.M. Jollies (1929) (CSD-3682)(BL-2383153
  
Army of the Nile (1941) (CSD-1515) (BL-2383153)
アルフォ−ドが 王立海兵隊 軍楽隊長 就任後に 作曲した作品:
  曲 名            収録 LP 注文番号
  Dunedin 1928 (CSD-1282) (BL-2383153)
  Mac and Mac, xylophone solo or duet (1928) (BL-2383362
 
 Old Panama (1929) (BL-2383153)
  
H.M. Jollies (1929) (BL-2383153)
   The Standard of St. George (1930) (CSD-1282) (BL-2383153)
 
 The Smithy, pastoral fantasia (1933) (BL-2383362
  
The Two Dons, xylophone duet (1933) (BL-2383362
  
Colonel Bogey on Parade, march fantasia (1939)
  
The Hunt, rhapsody (1940)
    By Land and Sea (1941) (CSD-1282)BLSB-7010
  
Army of the Nile (1941) (BL-2383153)
  
Eagle Squadron (1942)BL-2383362
 
 Lilliburlero (1942) (CSD-1397) (MFP-1015)
   A Life on the Ocean Wave, regimental march (1944)
  (CSD-1397) (MFP-1015)

上記 各曲目等 に 関する 解説 等は 御参考まで です。 個人的 解釈も 一部含まれ
     ます故 必ずしも 客観的に 100 % 正確とは 限りません。 御留意 願います。
 


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