街角のちょっとしたスペースに描かれた『街角イラスト』。
その無意味なイラストを味わうコーナーですよ。
※タイトル横のカッコ内は、筆者の選定による『無意味レベル』です。

>『無意味レベル』とは?<


◆喜べ、水辺の生き物!【強】

 冬枯れの畑を囲む、やけに元気で明るいフィッシュ&フロッグ。その喜び具合に反比例して、色彩はくすんでいる。ワビサビを超越した、そのやけっぱちの明るさを堪能したい。


◆海辺の名物的パンダ【弱】

 歩行者に左右確認の重要性を訴えてるパンダの街角イラスト。標識のため無意味レベルは低い。しかし左右確認の動きを描くために、アジの開きのようになってしまったパンダが味わい深い。


◆アルティメイティッド・スクエア【激強】

 巨大な青い三角形が集合住宅の側面に描かれている。これぞ「さびしいからなんか描いとけ」という『街角イラスト』の極北。三角形のソリッド感と巨大さに目もくらむ。ペンキを塗った人ですら、“なんのために”とは考えなかっただろう。逸品である。


◆肉体労働の裏の享楽【強】

 童話『アリとキリギリス』をモチーフとしたイラスト。ここで忘れてはならないのが、これが工事現場の壁であり、その裏では人々が一所懸命働いているということ。働く人をアリに例えることで、このイラストの味わいは倍増する。


◆街角の青い鳥【中〜強】

 工事現場をにぎやかす、ちょっぴりまぬけな感じの青い鳥。この鳥が幸せの象徴ではないことは、チルチル&ミチルでもすぐわかる。しかしちょっと目を上に向ければそこには『ゆとり!』の文字が。危ない! このままではダジャレになってしまう! 街角イラストは視線の位置によっても変化する。


◆シンプル・バイシクル【中】

 駐輪場に描かれた、クラシカルなスタイルの自転車イラスト。千葉県市川市内でよく見かける物件だ。無意味レベルこそ低めだが、よくみるとペダルもチェーンも描かれていない。記号としての自転車という、この無機質な感じを楽しもう。



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