冬枯れの畑を囲む、やけに元気で明るいフィッシュ&フロッグ。その喜び具合に反比例して、色彩はくすんでいる。ワビサビを超越した、そのやけっぱちの明るさを堪能したい。 |
歩行者に左右確認の重要性を訴えてるパンダの街角イラスト。標識のため無意味レベルは低い。しかし左右確認の動きを描くために、アジの開きのようになってしまったパンダが味わい深い。 |
巨大な青い三角形が集合住宅の側面に描かれている。これぞ「さびしいからなんか描いとけ」という『街角イラスト』の極北。三角形のソリッド感と巨大さに目もくらむ。ペンキを塗った人ですら、“なんのために”とは考えなかっただろう。逸品である。 |
童話『アリとキリギリス』をモチーフとしたイラスト。ここで忘れてはならないのが、これが工事現場の壁であり、その裏では人々が一所懸命働いているということ。働く人をアリに例えることで、このイラストの味わいは倍増する。 |
工事現場をにぎやかす、ちょっぴりまぬけな感じの青い鳥。この鳥が幸せの象徴ではないことは、チルチル&ミチルでもすぐわかる。 |
駐輪場に描かれた、クラシカルなスタイルの自転車イラスト。千葉県市川市内でよく見かける物件だ。無意味レベルこそ低めだが、よくみるとペダルもチェーンも描かれていない。記号としての自転車という、この無機質な感じを楽しもう。 |
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