2.Concepts on houses


 住まいについての考え

 はじめに

 住まいは、私達にとって暮らしの原点となる空間であると同時に、環境
 を構成する大切な要素でもあります。人との調和、自然との調和を図り、
 街並みにも配慮しながら、その場所に永く住み続けたいと思える空間づ
 くりが大切です。
 街の住まい、郊外の住まい、そこにはそれぞれの想いを込めた暮らしと、
 その場所にしかない特性を織り込んだ住まい空間が展開していって欲し
 いものです。

 すまいと季節感

 現代の私達の住まいが失いつつあるもの。それは季節感だと思います。
 様々な条件下で住まいの設計に携わる中で、「住まいに自然(光・風・
 空・緑・色・香・音・素材感)を介しての季節感を取り戻すこと。」このこと
 を住まいづくりの基本テーマとしています。
 その場所の立地条件・環境を読み、住まい手との対話を重ねながら、
 ゆったりとした時の流れと、自然の気配を感じる住まいを創り続けたい
 と思います。

 最後に

 住まいは、そこに住まう人と共に年を重ね、やがて、その場所の風景と
 なって、街並みに融け込んでいく・・・・・。
 その街並みを往き来する人々にとっても、心惹かれる魅力ある風景とな
 って欲しいものです。


    






    
  

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  1.事務所の特徴
  2.住まいについての考え
  3.将来の建築主へのアドバイス
  4.集合住宅についての考え
     4−1.人が集まって住まうことのお話
     4−2.集合住宅の流れ
     4−3.うさぎ小屋からの脱却
     4−4.資産価値から生活価値へ
     4−5.個からの視点を持ち集まり住まう
  5.建築主への呼び掛け


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