マッサゲタイ
ヘロドトスでは「尖帽のサカ族」「または「水辺のサカ族」。カスピ海とアラル海の間,現在のカフカーズ地域に住んでいた民族。530年にキュロス二世の侵攻を見事に撃退したが,その戦争で力を使い果たし,以後衰亡した。
マッタティアス
マタティアを参照。
マカバイ
ユダ・マカバイ。2世紀半ば。ユダヤの地方豪族。シモンの兄。アンティオコス4世の君主礼拝に反対してマカバイ戦争を起こす。
マカバイオス
ユダ・マカベアを参照
マタティア
別称マッタティアス。ユダヤ人。祭司。ハスモン家。前?〜166年。ユダ・マカベアとヨナタン3の父。異教信仰を強制する役人を殺し,マカベア戦争の発火点となる。
マタティアス・アンティゴノス
ユダヤ人。ハスモン家。前1世紀前半。ユダヤ王位前40〜37年。アリストブーロス2の子。父に従ってヒルカノス二世と対立。ローマ軍のエルサレム進軍によって捕らえられ,ローマに送致された。前40年のパルティア侵入に乗じて王を名乗り,ヒルカノス二世の耳を切り,ファサエルを死に追いやる。前37年ヘロデの軍に敗れ,アンティオキアで斬首される。
マタンヤ
ゼデキヤを参照
マナセ
一説にイスラエル12部族の名祖。ヨセフの子
マナセ2
ユダ王。位前696〜642年。ヒゼキヤの子,アモンの父。アッシリアに服従し,後世から悪逆の王と罵られた。
マナセ3
ユダヤ人。大祭司。
マリアンメ1
マリアンメ一世。ユダヤ人。ハスモン家。アレクサンドロスの娘。夫はヘロデ。
マルドゥク
またはマルドゥーク。バビロニアで篤く信仰された神。
ミカル
サウルの娘。ダビデの妻。
ミクラー
ヘブライ語。いわゆる旧約聖書に対するユダヤ教の呼び名。「読まれるべきもの」の意。タナッハを参照。
ミシュナ
タルムードの一書。
ミトリダテス1
ミトリダテス一世。パルティア王。アンティオコス四世を破る。
ミルキリ
前14世紀後半のゲゼルの有力者
ムラシュ
ムラシュ家。前5世紀頃のバビュロニアの大富豪。銀行家(高利貸し?),不動産業者。
ムワッタリ2
ムワッタリ二世。13世紀のヒッタイト王。カデシュ(カディッシュ)の戦いでラメセス二世と引き分けた。
メシャ
モアブの人。イスラエルの統治から離れてモアブの独立を宣言,王を名乗る。
メシア
ヘブライ語。「救世主」と訳されるが,原義は「油を注がれた者」
メディア
イラン系遊牧民族。イラン高原西部を源郷とする。
メナヘム
イスラエル王。位前747〜738年。ペカフヤの父。クーデターで王座を奪ったシャルムを撃破し,王になる。ティグラトピレセル3の遠征軍に屈し,貢納した。
メネラオス
ユダヤ人。祭司。位前172年〜163頃?。ヘラスかぶれ。アンティオコス四世に贈賄し,トビヤ家の後援を得て大祭司職を奪う。オニアス3を殺させた。マカベア戦争の最中に処刑される。
メランクラナイ
サカ族とは異なる民族系列の遊牧民族。人々が黒い衣を好んで身に付けたことから黒衣族とも呼ばれた。
メルエンプタハ
エジプト第19王朝の王。位前1213〜1203年。ラメセス二世の子。
メロダク・バルアダン
エウフラテス河口一帯の王。位前8世紀後半頃。ティグラトピレセル3に貢納した。
モーシーア
ヘブライ語。イスラエル人の軍事指導者。原義は「救助者」。旧約聖書ではショーフェートに分類される。
モーセ
エジプト系の名前。モシェーを参照
モアブ
ヘブライ語。アルノン川とゼレド川の間の地域の古称
モシェー
ヘブライ語でモーセのこと。