:北村の作業に関して

 このHPの管理人である北村はサイエンスに関する文章や本を書くことを生業にしています。いわゆるサイエンスライターという仕事をしているわけですね。

 ではサイエンスライターとは何か?まあ便宜的に定義すると

 サイエンスに関する文章や本を書いている人たちのこと

としましょう。さて定義をしたところで、

 では北村はどう評価されるべきなのか?北村がサイエンスライターというカテゴリーに所属することがふさわしいのかどうなのか?

 まあ、そんなことよりも北村が個々に行ったことを判断するべきである、というのが北村の見解です。実際、北村と呼ばれる者がサイエンスライターか否か?、というのは人間の認識の話であって心理学に属する話題であると思われます。そんなことよりも、北村が何を行って、何をこれからするのか、がより具体的なのでしょうね。

 北村が個々に行ったことを評価するのは基本的には単純な作業です。北村が書いた/描いた文章なりイラストなりを評価すればよい。もちろん、評価をするというのは北村が行った事、という具体的なデータからある結論を導き出すということです。いわばアルゴリズムで処理するってわけですね。ただし当然の話ですがデータが同じでもアルゴリズムが違うとまったく違う評価が下される場合があります。

 例えば北村は天動説を確からしい仮説であるなどとは考えてはいません。聖書を原理主義的に解釈しようとする創造論者からすると北村の態度は評価されないでしょう。

 北村は著作の中で分岐学に基づいた恐竜の系統推定の話をしました。今でも分岐学のところを評価しない/あるいは敵視する人は大勢います。

 もちろん、北村から言わせればそういう人は

 ”データからある基準に基づいてもっともハードな仮説を選び、さらに新しいデータを加えることで仮説を検証するという作業を理解していない/ひいては科学を理解していない人々”

なのですが、あちらにはあちらの意見や評価がありえます。

 人によっては北村は保守主義であると判断するかもしれません(注:系統学に詳しい人からすると奇妙なことかもしれませんが、一部の古典的な恐竜マニアの間には分岐学は前衛的な系統仮説を認めない保守的な派閥だという認識があるようです。反対に、前衛的で先鋭的で分類体系を壊す人たちという認識もあるらしい)。

 逆にいえば北村の著作を評価するということは、それは評価した人間がまた評価されるということでもあります。

 これは主語が北村でなくても同様です。

 例えばダーウィンの進化論は時代遅れで葬り去られた遺物であるという意見を採用したサイエンスライターが実際にいましたが、そういう仮説をチョイスした彼は大部分の系統学者や進化学者から辛い評価をされることになります。例えば、フツマイヤの「進化生物学」すら読んでいないんだね君は、という評価を下されることになるでしょう。

 人を評価するとは逆にいえば人を評価するアルゴリズムをオープンにしてしまうということです。例えば北村が、

 あの人は信用のできない人だから、あの人の主張する学説は間違っているに違いない

と言ったとしましょう。この言い様は十分な説明になっていません。場合によっては北村は価値判断と仮説の判断を混合していると非難され、そういう評価を下される可能性があるでしょう。人を評価するとは自分の手持ちのカードをばらすことでもあるのです。

 以下は北村の著作その他

 

  深海生物ファイル ネコ・パブリッシング 2005  

  ティラノサウルス図鑑 小学館 2005

  恐竜と遊ぼう 博物館で恐竜を100倍楽しむ方法 誠文堂新光社 2002  

  深海生物図鑑 同文書院 1998 絶版状態

 深海生物図鑑の再版への動きについて   

 

 雑誌などの記事、イラストの仕事:

 国立科学博物館新館 地下2階展示イラスト 無脊椎動物 化石魚類 植生復元など 2005 

 恐竜から進化した鳥 最近分かった進化の様子 子供の科学 2004.02 

 プテラノドンが恐竜でない理由 子供の科学 2003 03

 トカゲより鳥に近いティラノサウルス 子供の科学 2002 08         

 隕石衝突・人類を滅ぼす究極の自然災害 SCIaS 2000 08

 国産初のティラノサウルス SCIaS 2000 05 T.REX の意外な素顔 SCIaS 2000 06

 地下深くにバクテリアワールド 環境問題や地下開発にも影響 SCIaS 1999 12

 群馬産・サンチュウリュウは世界最古級のダチョウ型恐竜 SCIaS 1999 10

 中国で新種ベイピャオサウルス 多くの肉食恐竜に羽毛があった? SCIaS 1999 08

 レトロポゾンで論争に決着? クジラは昔、カバの仲間だった SCIaS 1999 04 

 1600万年前の哺乳類の『キング』 SCIaS 98 11

 

 履歴に戻る→ 

 HPトップに戻る→