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女房殿に合わせた歩きなので参考にはならないが、三角点 (3等) 到着は 11時40分。
前回登った時には、標識も無く、三角点と小さなケルンがあるだけの、殺風景な王ヶ頭頂上であったが、今は写真のような立派な石碑が置かれている。
なお、この王ヶ頭からはうっすらとではあるものの、
霞沢岳らしき山が見えたのだった。 |
三角点からさらに進み、
王ヶ頭ホテルを目指す。
途中にある御嶽神社は前回の記憶通り。天狗様や不動明王などの石像が祀られている。
ウィキペディアによれば、『江戸時代には、
この美ヶ原から御嶽山が展望できることから、
御嶽教の山岳信仰の山ともなった。王ヶ鼻に並ぶ神像群はいずれも御嶽山の方角を向いており、
御嶽教の信仰の対象である。』 とのことであるが、
この王ヶ頭にある石像もやはり御嶽方面を向いているのであろう。
ただ、いかにも一箇所に集めたという感じがしないでも無いので、電波塔やホテル設置の際、点在していた石像を一箇所に集めたのかも知れない。
なお、残念ながらこの日、御嶽は全く見ることができなかったのだった。 | |
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王ヶ頭ホテルにて食事でもと思ったが、ソバ、うどん類が中心のメニューだったためパス。やはり宿泊しないと素晴らしい料理にはありつけないようである。
そのまま、今度は林道を歩いて下山する。
遠くを見通せば、牛伏山 (左)、物見石山が見える。
かなり遠く見えるが、広々として気持ちの良い景色の中では全く苦痛に感じない。 |
広々とした草原を横切る林道に沿って柵が設けられているが、
これもまた絵になるから不思議である。
広々とした景色、そして青い空がそういう気持ちにさせるのかもしれない。
そして、この王ヶ頭の姿も景色に溶け込んでいる。
前回登った時は、軍艦のように見えて若干の違和感を感じたのだったが、今見ると、
どうしてそのように思ったかが 分からない程である。 | |
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林道を歩いていると、前方から団体がやって来た。団体登山の方々と思ったら 何とゴミ拾いをされている。
さらには、擦れ違う際に挨拶したところ、その中の 1人から小さなビニール袋に入ったモノを戴いた。
中味は、小さな木製の洗濯ばさみに真珠 (無論 模造品) とヒノキの実 (と思う) を貼り付けたアクセサリー、
そして 『高山植物を守りましょう 中部森林管理局 中信森林管理署』 と書かれた紙切れであった。
紙には絵も描かれており、小生のは コマクサ、女房殿の方は マイヅルソウであった。
森林管理局がこのような啓蒙活動も行っていることを知るとともに、
人が多く入る山域を担当している森林管理署は大変であろう と余計な心配をしてしまった。ボランティアの方々も含め、本当にご苦労様です。 |
右手を見れば、
牛たちが草を食んでいる斜面の向こうに、
蓼科山が見える。雲は流れたようである。
こちらから見る蓼科山は、諏訪富士と呼ばれる如く、
富士山そっくりな形をしている。
この分で行けば、
八ヶ岳も見えるかも知れない と期待が高まる。 | |
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やがて、先程は牛たちが集まっていた塩クレ場に戻り着く。
今、牛たちはバラけてしまっているが、石の上に残る塩が雪のようである。
すぐに美しの塔の横を通過。
今回は立ち寄らずにそのまま林道を進む。 |