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駐車場の後方を見れば、緑の丘の斜面に野外展示作品が点在しているのが見え、さらには その丘の上にヨーロッパ中世の古城を彷彿とさせるビーナスの城が建っていて、 青い空に映えている。 トイレなどを済ませ、歩き始める準備をしていると、アモーレの鐘が鳴り響く。 10時である。鐘は 9時から 17時の毎時と 16時半に鳴るとのことなので、これを聞けたのはラッキーであった。 今回の小旅行では山道を歩くつもりは全くなかったものの、 戸隠神社奥社まで長い参道を歩くことを踏まえ、一応 女房殿共々ウォーキングシューズを履いてきている。 従って、この美ヶ原高原も、余程の山道では無い限り対応できるはずである。 | |
車道を渡り、
東西 2つに分かれている美術館野外展示場の間に作られた木道に入る。木道は牛伏山手前までに続いており、草地の斜面を緩やかに登っていく。
尾根上に飛び出ると、目の前に美ヶ原高原が大きく広がる。 と詠っているが、美術館側から登ったのでは、 それ程不意に高原の広がりが目の前に現れるわけではないものの、それでも共感できるものがある。 | |
前回この美ヶ原に登った時は、 南側の三城からしっかりと山道を登ったものの、生憎の雨模様で、この高原の広がり、そして 空の青と白い雲の段だら模様を確認できなかったのだが、 本日は ほぼ快晴の中、それに近いものを感じさせてくれたのだった。これだけでも来た甲斐がある。 無論、女房殿もこの広々とした光景に感激。 左前方には王ヶ頭が見える。電波塔が建ち並び、美しい高原に場違いな感じを与えるが、 前回見ているために免疫ができたのであろうか、これはこれで 1つの絵になって見えるから不思議である。 | |
山登りに興味の無い女房殿のことも考え、
牛伏山頂上は踏まずに手前の道から下る。 ここには広い駐車場があり、我々のように牛伏山を登らずともここまで車で来ることができたようであるが、
少しでも登山という形に近づけたい小生にとっては、美術館から登ってきたのは正解であった。 | |
まずは美しの塔を目指す。山本小屋ふるさと館の前に掲げられていた地図によれば、美しの塔までの所要時間は 20分となっている。 周囲を見渡せば、上空には青空が広がっているものの、周辺には雲が多く湧き上がっており、
美ヶ原を取り囲む山々はあまり見えない。 | |
そして、
先の方を見れば、草地の広がりの先に緑の丘が盛り上がっており、その上に電波塔が林立している。 この電波塔のそばには王ヶ頭ホテルもあり、そこまでは送迎バスも運行されているようである。 |
美ヶ原登山データ
上記登山のデータ 登山日:2014.8.1 天候:晴れ with 女房殿 日帰り 登山路:美ヶ原高原美術館駐車場−牛伏山−山本小屋ふる里館−美しの塔−塩クレ場− アルプス展望コース分岐−百曲園地−烏帽子岩−林道−王ヶ頭−王ヶ頭ホテル−アルプス展望コース分岐−塩クレ場−美しの塔−山本小屋ふる里館− 牛伏山−美ヶ原高原美術館駐車場 交通往路:(長野への小旅行の帰り) 長野−長野IC−(上信越道)−坂城IC−(県道91号線)− 坂城IC入口−(国道18号線) −上塩尻東−(上田坂城バイパス・築地バイパス・県道65号線・平井寺トンネル有料道路)−荻窪−(国道254号線)− 腰越上−(国道152号線)−武石口−(県道62号線)−武石観光センター−(県道464号線)−美ヶ原高原美術館駐車場 (車にて) 交通復路:美ヶ原高原美術館駐車場−(ビーナスライン:県道460号線・県道194号線・県道40号線)− 大門峠−(大門街道:国道152号線)−山寺上−(県道17号線)−八ツ手−(県道425号線)−御射山−(県道90号線)−諏訪南IC−(中央自動車道)− 八王子JCT−(圏央道)−海老名JCT−(東名高速道)−横浜IC− 瀬谷 (車にて)