こちらは、三笠山から 蓼科山方面の眺め。 天候に恵まれ、登ったことのある山々をこのようにして眺めていられるのは大変幸せなことだ。 しかし、まだ諏訪山に登っていないので、長居はできない。3分ほど休んで、先を急ぐ。
すぐにこのような岩場の下りが現れる。 ロープが付けられており、また南面なので凍った雪もなく、それほど難しくはない。ただ、足場をしっかりとることが重要である。
下り降りたところからは、また岩場を離れ、樹林帯の中の登りが続く。 これが結構応える。三笠山ではノドを潤しただけで、何も食べていない。空きっ腹が結構足を引っ張るようだ。 樹林の中で展望は利かないが、振り返ると三笠山の岩峰が樹林越しに見える。 その姿はなかなか峻険だ。
雪の斜面を喘ぎつつ登っていくと、やがて傾斜がなくなって道が平坦になったかと思ったら、右手に石の祠が現れた。 もう頂上は近いに違いないと勇気づけられ、少し進むと、すぐに諏訪山 (上ヤツウチグラ) 頂上であった。
頂上到着は 11時10分。 これもまたショック。先ほどの地図では、三笠山 − 諏訪山間は 15分となっているにも拘わらず、 30分もかかってしまった。 空腹と残雪で足が進まなかったこともあろうが、これ程地図とのタイム差が出たことは未だかつてない。足が衰えたのだろうか。
諏訪山山頂は、写真のように樹林に囲まれて展望はほとんど得られない。 空腹を満たして周囲を散策する。道はまだ先に続いているようで、木には中止と書かれた板がぶら下がっていた。 中止の滝へと降りられるのかもしれない。 11時31分、頂上出発。往路を戻る。
11時57分、再び三笠山 (ヤツウチグラ) 頂上到着。 今度はゆっくり休憩を取り、周囲を眺める。 東を見やれば、特徴ある山容の 両神山が見える。