諏訪山( 諏訪山:1,549.4m ) 2008.12.20 登山



【PHOTO & 記録 諏訪山 1】

12月20日(土)、西上州の諏訪山に登ってきた。
かねてから低い山ながらも結構面白い山と聞いていたので、いつかは登りたいと思っていたのだが、 山に雪が積もらないうちはもっと高度のある山を優先したくなるのが道理、なかなか行く機会が回ってこない山でもあった。
しかし、ここのところの気温の変化を見ると、雪がドカッと降ることも予想されるようになってきており、 そうなると山は低くても、小生の車 (ノーマルタイヤ) では登山口まで行けなくなってしまうことが考えられることから、 今回チャレンジすることにしたのであった。

4時30分過ぎに横浜の自宅を出発。
天気予報では快晴と聞いていたのに、空には雲が結構あるのが気になる。現地には雲がないことを祈りつつ、東名高速道横浜ICへと進む。
ガイドブックでは、関越自動車道を 本庄児玉ICで降りて国道462号線 − 299号線へと進むとなっていたのだが、 カーナビに上野村役場と打ち込んでお任せにしたところ、本庄児玉ICを通り過ぎ、さらに藤岡JCTから上信越道に入ることになり、 結局下仁田ICまで進んでしまった。少々損をした気分である。
下仁田ICからは南牧村方面へと進み、途中の桧平から上野村に向け左折。暫く進んだところで、 この旧道 (と思う) と分かれて右折し、湯の沢トンネルへと向かう。
結構 長い湯の沢トンネルを抜け、やがて国道299号線にぶつかったところで左折。さらに暫く先の楢原郵便局のところで右折してぶどう峠方面へと向かい、 3 〜 4km進んだ三岐で左折し、2つ目のトンネル (浜平トンネル ?) を出てすぐ左の所が浜平登山口の駐車スペースであった。
湯の沢トンネルを抜けてからは、途中結構いたる所に諏訪山の標識が出てくるので迷うこともなかろうが、 あの日航機墜落事故のあった 『御巣鷹の尾根』 の道路案内表示板に従って三岐で左折。 上述の通り、2番目のトンネルを出た先、左側が浜平の駐車スペースである。
しかし、さすがにこの時期、山越えの道は路面凍結しているところが結構あり、ヒヤヒヤの運転であった。今頃は積雪もあり、 さらに厳しくなっているかもしれない。

駐車場着は 7時38分。
思いの外時間がかかったが、これは東名高速道東京ICから関越自動車道練馬ICを結ぶ環状八号線が、 朝の 5時前後というのにかなり渋滞していたからである。


上述のように、御巣鷹の尾根へと向かう道の脇、トンネルを出てすぐの十字路横にこのような駐車スペースがある。
駐車場の入り口には、『諏訪山(浜平登山口)』 と書かれた、小さいが立派な標識が立っている。
7時40分というのに、駐車スペースには私の車のみ。結局、この日は、諏訪山から戻ってきても私の車 1台きりであった。 そして、山でも誰にも会うことはなかったのであった。

身支度を調え、7時44分、駐車場を出発。

登山道は駐車場から右下の斜面を下ることになる。
下ろうとすると、下に赤い鳥居があるではないか・・・。
このまま下ると鳥居を潜れなくなるので、さらに先にある下り口を使い、鳥居を潜る。しかし、 よくよく見ると、鳥居に付けられている神額 (虎王神社) は私が潜った側の反対側に付けられていた。 これでは俗界に出てしまったことになる。
潜った側は崖で行き止まり、祠も見あたらず、何もないように思えたのだが・・・。
もしかしたら、薪を積んだような台が置かれてあったので、それを祀っているのかも・・・。 不思議だ。

鳥居を過ぎると、『諏訪山登山道入口 頂上まで 5,467m 』 と書かれた立派な標識があり、 案内に従って道を進む。
山腹を巻くようにして進んでいくと、すぐに左側に廃屋が現れ、その先で道は 2つに分かれることになった。ここは標識に従って左に道をとり、 湯ノ沢へと降りる。
ここから湯ノ沢沿いに上流へと登っていくことになる。

谷を行くので、日が当たらず、 やや暗めではあるが、道は良く踏まれていて、迷うことはない。
途中、何ヶ所かにこのような木の登山道も造られており、大雨でさえなければ問題ない道である。
また、湯ノ沢の水は、かつて浜平に鉱泉宿があったことからも分かるように、普通一般の水ではなく、何となく色が黒っぽい。
しかも、湯の花らしきものまで水底に沈殿していて なかなか面白い。

途中の岩に写真のようなトロッコの車輪らしきものがポツネンと置かれていた。
この谷の歴史は良く分からないが、何でもこの先にある堰堤まで昔はトロッコ軌道が敷かれていたとか。
木材を運んでいたのか、鉱物を運んでいたのか、この山の歴史が分かればもっと面白くなるのだが・・・。



諏訪山登山データ

上記登山のデータ登山日:2008.12.20 天候:快晴単独行日帰り
登山路:浜平駐車スペース−湯ノ沢ノ頭−避難小屋−ヤツウチグラ(三笠山)−諏訪山−ヤツウチグラ−避難小屋−湯ノ沢ノ頭−浜平駐車スペース
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−環状八号線−練馬IC−(関越自動車道)−藤岡JCT−(上信越自動車道)−下仁田IC−湯の沢トンネル−浜平駐車スペース (車にて)
交通復路:浜平駐車スペース−湯の沢トンネル−下仁田IC−(上信越自動車道)−藤岡JCT−(関越自動車道)−練馬IC−環状八号線−東京IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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