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道が右に曲がるところで、左側の高みが気になり、道を外れて登ってみた。
その高みの頂上には、赤く塗られた石の標柱があり、その先には樹林が切れている場所があって、狙い通りそこから途中 遮るものなく
浅間山を見ることができたのであった。
やはり、南関東の山に登ったら頂上では富士山を求めるように、
ここ上州の山に登ったら、浅間山を見ずしては画竜点睛を欠くといったところだ
(ちょっと大袈裟か)。 |
登山道に戻り、先を急ぐ。
目の前にはいくつものピークが見え、これを越えていくのかと少々怯んだが、豈図らんや、道は尾根を左右に巻くように進んでおり、一寸ホッとする。
一旦少し下り、また登り返して尾根上を目指していくと、目の先にトタンの小屋が現れた。写真では、まともな小屋のように見えるが、
床はなく、またドアもなくなっており、奥の壁は抜け落ちていて、とても避難小屋と言えるしろものではない。
道は小屋の裏手へと進むようになり、登りが続く。
この辺は雪が結構残っていて、結構登りにくい。 | |
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高度を上げるに連れ、展望も良くなり、樹林越しに
浅間山が見えるようになってきた。
さらに進んでいくと、目の前に岩峰が現れた。
岩峰に取りつくと展望が大きく開け、東側には特徴ある二子岳の西峰・東峰が見える。
さらに素晴らしいのは、やはり浅間山で、間に遮るものなく、その姿を堪能できたのであった。 |
浅間山の右 (方角的に北) には、
真っ白な山々が見える。
写真ではちょっと分かりにくいが、これらは上信越の山々で、左から右に
平標山、仙ノ倉山、
エビス大黒ノ頭、万太郎山、そして
谷川岳と続いている。
いつまでも見飽きない光景であるが、諏訪山へはまだまだ先が長いので、前へと進む。 | |
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岩場を先に進むと、目の前にアルミの梯子が現れた。この山の難所の一つであるが、さほど危険ではない。
少々グラつくが慎重に登っていけば問題なく登り切れる。
但し、雪で梯子が凍っていたりすると危険ではあるが・・・。
一段目の長い梯子を登り切ると、さらに二段目の梯子が待っている。梯子を移る場所が、やや凍っていたので少々ヒヤヒヤさせられた。
梯子を登り切るとしっかりとした登山道が待っていてくれ、ホッとする。 |