2分程周囲の景色を眺めた後、先へと進む。進むべき方向(東)を見れば、先の方に大きな高みが見えている。 ここで、
竜喰山はその高みの右後ろに少しだけ見えている山であったことを思い出す。
そうであった、意外に距離があるのである。 ササ原を緩やかに下り、その後ササ原の尾根歩きとなる。 | |
ササ原が続く中、
小さなアップダウンを繰り返しながら先程見えた高みへと進んでいく。 |
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やがて、登り斜面に入るが、これまた身体が苦しく、喘ぎながら登ることになる。 この辺もササが五月蝿いものの、周辺には木々も多くなり、 その木々にテープが巻かれているので迷うことは無い。 大きな岩の横を抜け、さらにまた登りが続く。 ようやく斜面を登り切ると、再び平らなササの尾根道が続くようになる。 | |
やがて、再び周辺に木々が目立つようになるが、
樹林帯という程のレベルではない。 尾根を進み、再び傾斜が増してくると、今度は樹林帯の中に入っていくようになる。 |
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展望の利かない頂上には 二等三角点が置かれている他、立派な標識が地面に横たわっている (写真)。 しかも、立派な標識ではあるが、そこには 『 2,011m 』 と書かれている。
二等三角点があるこの 竜喰山の実際の高さは 2,011.8mであり、
従って 2,012mと表記すべきであるのに残念である。 | |
なお、この 竜喰山頂上に登り着いた途端に、 周囲に日の光が差し込み、これは天候が好転したのかと思わせたが、大常木山方面に少し下ると見えるはずの 富士山は相変わらず雲に隠れている状態であった。 さて、取り敢えず “ 登山の目標とされるレベルの山 ” に登ったことで
何とか体裁が整ったため、少し食料を口にした後、すぐに下山することにする。 前方には西御殿岩と 唐松尾山らしき峰が かなり高い位置に見えている。この竜喰山への登りにおいても、気怠い身体にはかなりキツく感じられたので、唐松尾山を目差していたら もっと大変な思いをしたに違いない。 |
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ササ原の斜面を下り、気持ちの良い尾根道を進む。 しかし、吹く風は冷たく、先程 風花が舞ったのも頷ける。 |