3分程で高みに登り着いたが、晴れていればここから良く見えるはずの
富士山はやはり全く見えない。 相変わらず雲が空全体を覆っているが (しかし風花はなくなった)、 天気予報通り、少しずつ良くなってきてはいるようである。 | |
そして、当初の目的である
和名倉山方面を見れば
(和名倉山は見えないが)、黒々とした樹林を頂上部分に有するリンノ峰が見えており、
その右後方に恐らく東仙波と思しきピークが少し顔を出し、さらにその右にはササ原の斜面が魅力的な カバアノ頭が見えている。 ここから和名倉山に至るには、これらの山を越えた後、 さらに長い距離が待っているのであり、本日の体調を考慮すると、とても和名倉山に向かうのは無理と考えて諦めることにする。 |
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しかし、和名倉山は諦めたとは言え、
このまま下山したのではコスト的に見合わず、気持ちの収まりもつかない。 なお、 唐松尾山に登るという案も頭に思い浮かんだのだが、 途中の御殿岩に登らねば画竜点睛を欠く気がし、そうなるとかなりの体力と時間を要することになるので、やはり竜喰山に向かうことにする。 | |
8時37分、高みを離れて防火帯を下る。 上方にリンノ峰、カバアノ頭を見ながら防火帯を下る。 |
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峠からはそのまままっすぐ
飛竜山方面へと向かう。 写真において、右の方へと続く道が飛竜山へと至る登山道。 | |
ここからはササの斜面の急登が待っており、 しかも、ササが五月蝿い中、わずかにつけられた踏み跡を辿りながら登っていくことになる。 前回この山に登ったのは、2012年の 4月で、まだ斜面に雪が少し残っていた状態であったため、 登るのに少々苦労したのだが、今回 雪は全くないため足下は安心である。しかし、身体が怠くなかなか足が進まない。 場所によっては腰下まであるササの斜面がずっと続き、
足下の踏み跡がササに隠れ気味の状態であるが、踏み跡のある所はササが少し低くなっていることから、
そういった状態の部分を探しながら進む。 |