残雪時ほどは気を遣わないが、時々倒れたササを踏んでしまって足が滑りそうになることがあるので、 足下をしっかり確認しながら登っていく。 途中、上方を鹿が横切っていく。 この辺は鹿除けネットもあるくらいであるから鹿の生息数も多いのであろう、足下には鹿の糞が沢山見られる。 急斜面の直登が続く。身体と相談しながらユックリと登っているつもりではあるが、 それでもこの急斜面はかなり身体に応える。 やがて、ササの斜面の先の方に岩がいくつも見られるようになり、その間を進んで、
最後は岩をよじ登っていけば、見晴らしの良い岩場に飛び出す。ここは 1,833m峰で、到着時刻は 9時3分。 | |
この岩場はかなり展望が開けているのだが、
本来見えるはずの南アルプス、そして
富士山は
雲に隠れて全く見えない。 写真において左端の山が乾徳山。 |
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乾徳山の左方、
南西の方角には、今年の 3月に登った
倉掛山がよく見える (写真 中央右側の山)。 本来であれば、この倉掛山の後方には、 悪沢岳 (荒川東岳)、 赤石岳、 聖岳といった 南アルプス南部の山々が見えるはずなのだが残念ある。 | |
さらに左に目を向ければ、 すぐ先の方に藤尾山 (天狗棚山) が大きく、その左後方に 黒川鶏冠山が見えている。 写真において、すぐ手前にある大きい山が藤尾山。 |
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そして、黒川鶏冠山の左後方、 南の方角には 大菩薩嶺 (写真右) が見えているのだが、またもやその頂上付近に少し雲がかかっている。 そして、大菩薩嶺の左後方に見える
雁ヶ腹摺山も、
先程とは打って変わって、その山頂付近に雲というか ガスがかかっていて山頂がよく見えない。 | |
ただ、さらに左の 丹沢方面は、 うっすらではあるものの 大室山、 檜洞丸、 蛭ヶ岳などの山々の形を確認することができる。 写真 左、最後方の山が 蛭ヶ岳。その右に小さな高みを挟んで檜洞丸が見え、さらに右に大室山が見えている。 |