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アンツーカーのような色をした火山性砂礫の道を下る。
先の方はガスで真っ白。3登山連続で頂上からの展望を得られないとは全くついていない。
その憤懣をエネルギーに変え、一気に下る。
とは言え、この時間になると、結構下から人が登って来る。こちらがあまり飛ばしすぎても迷惑が掛かるし、
第一危険である。少々スピードを落とす。
九合目は 9時17分に通過。 |
八合目の瀧尾神社手前を下っていると、
写真のような岩に遭遇した。
登りの時は気づかなかったのだが、登って来る人を避けるべく道を右側にとったら、この岩があった次第。まるで石橋のようである。
人為的なものかもしれないが、自然が作った石橋ならなかなか面白い。
ところで、
日光観光協会のホームページに、
『 瀧尾神社の近くに、崖崩れでつくられた胎内巡りの名所がある 』 と書かれているが、
まさかこの岩のことではあるまい。 | |
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八合目にある瀧尾神社は 9時27分に通過。
避難小屋のある七合目は 9時41分。この頃になると、登って来る人が多くなり、スピードが出せない。
事実、七合目には多くの人が憩っていた。
六合目通過は 9時57分。そして、五合目の避難小屋に到着したのは 10時4分であった。
この間、中禅寺湖はガスの中で全く見えず状態。
五合目からは写真のようなササの道を下る。 |
四合目の鳥居に着いたのが、10時15分。
ここからは中禅寺湖を見ることができたが、日の光が当たらない分、中禅寺湖も今朝ほどの輝きはない。
四合目からは林道歩き。林道を 13分程歩き、樹林帯の入口に着いたのは 10時28分であった。
その時、林道右の斜面を人が下ってきた。成る程、林道歩きをショートカットする道があるのかとその時は思ったのだが、後で考えると、
本当に正規の道なのだろうかとの疑問が湧く。
木の根がむき出しの樹林の中、滑らないように慎重に下り、
一合目の鳥居に着いたのは 10時40分であった。 | |
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登拝門は 10時44分に潜る。
往復、4時間27分ということになる。これではいくら あまり体調が良くないとは言え、物足りない。
もし男体山のガスがとれていたら、
男体山の展望が期待できる中禅寺湖 反対側の山に登ろうか と考えた次第。 |
しかし、中宮祠を出て、唐門前から
男体山を見上げると、
その大半はガスの中であった。
また、中禅寺湖反対側の山々も上部はガスに覆われている。これでは、男体山 + 中禅寺湖の写真は諦めざるを得ない。
少々ストレスが溜まる山行となってしまったが、
久々に男体山に登ることができたということについては大変良かったと思う。
頂上からの展望に恵まれなかったことによるストレスは、帰路を足尾、草木ダムを通る国道122号線
(東国文化歴史街道というらしい) をロングドライブすることで解消したのだった。 | |