男体山 再登山( 男体山:2,486m ) 2009.09.5 登山



【PHOTO & 記録 男体山再登山 3】

と思ったら、少し高度を上げてもう一度中禅寺湖を見ると、湖面の真ん中にガスらしきものが湧いているではないか。
ギョッとしてよく見ると何のことはない、湖面に雲が映っていただけであった。一安心である。

ゴロゴロした岩が積み重なった上を進む。
岩は如何にも溶岩が固まったという感じ。真っ黒なものが多い。
岩に付けられた印は上向きの ↑ ばかりとなり、急坂を上へ上へと導く。息が上がる。

やがて、写真のような鳥居が現れた。
八合目にある瀧尾神社の鳥居のようだ。時刻は 8時1分。
七合目から 14分ほど経っているので、もうそろそろ八合目となってもおかしくないはず。
しかし、鳥居を潜ればすぐに八合目かと思っていたら、結構先があり、結局、鳥居からさらに 5分ほど登って、 ようやく瀧尾神社に到着したのであった。時刻は 8時6分。

瀧尾神社は写真のように岩の間に祀られている。神社手前には御札の販売所もあったが、閉まっていた。
写真からも分かるように、瀧尾神社の横には鉄鎖がぶら下がっており、この他、もう一ヶ所鎖場がある。
昔はこの鎖を伝って登ったのであろうか (実は前回登った時もそう思った)。 無論、現在の登山道は鎖を使わずに進めるようになっている。

話は変わるが、以前登った時は、瀧尾神社の横に避難小屋があったような気がする。 本当に曖昧な記憶なのだが、その小屋の横を通って先に進んだ気がしてならない。 無論、今ある御札の販売所とは全く違うのだが・・・。

八合目を過ぎても、岩の道は変わらないが、 その岩が皆 平べったくなってきた。
振り返ると、心配したことが起こりつつある。中禅寺湖がガスに覆われ始めたのである。
そう言えば、周囲にもガスが漂い始めている。まだ頂上までかなりあるというのに非常に残念だ。 このガスが一時的なものであること期待しつつ先に進む。

ガラ場が詰まってくると、今度は土が抉れて溝のようになった道を進むことになる。 土は少々赤っぽく、砂礫が混ざっている。
それに連れて、傾斜も緩やかになったのはありがたい。

この道は多くの人が歩くからだろうか。かなり削れ、そこに恐らく雨水が流れるのであろう、 その抉れを促進させているようだ。
そのため、土嚢を敷き詰めて保護しているようだが、どこを歩いて良いのか分からない。
やがて、土嚢とともに、木で作った階段状の枠も現れた。かなり現状維持に苦労されているようだが、 ここはむしろ、金は掛かるけれども、木道に替えた方が良いかもしれない (勝手なことを言ってますが・・・)

8時24分、九合目を通過。

土砂の流出を防ぐべく、 木で枠を作って階段状にした道を進む。傾斜は緩やかなので、息はさほど上がらない。

やがて、道の両側を囲っていた木々もほとんど無くなり、 足元も赤茶けた いかにも火山砂礫という感じに変わる。
前回はここで結構足が滑って歩きにくかったのだが、今回は砂礫が湿り気味なのかあまりロスはない。
しかし、登拝門からほとんど休まずに登ってきたので、身体の方は少々バテ気味である。
加えて、先程までの青空は消え、周囲の景色もガスでかなり制限される状態に変わってしまった。 残念である。



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