御坂山塊 ( 縦走中の最高峰は 黒岳 1,792.7m ) 2013.1.27 登山



【PHOTO & 記録 御坂山塊 4】

富士山 の方は至る所で見ることができる。
足下に河口湖を従えた構図は、見る度に大きく変化している という訳ではないのだが、 富士山が現れると やはりハッとさせられ、カメラを構えてしまう。

11時1分にすずらん峠を通過。
先の方を見やれば、写真のように尾根上に足跡はない。
実は、先行する足跡は雪の多い場所を避け、右斜面の端を進んでいるのである。

歩き始めてから 4時間近く経ち、その間 何も口にしていないので、さすがに歩きが鈍ってきた。
見晴らしの良い岩場で食事休憩とする。時刻は 11時11分。
ここからは先程までその頂上に居た黒岳 がよく見える。
立ちながら食事をとり、水分を補給して、11時23分に出発する。

足跡のない雪の上を進む。
先にも述べたように、実は写真右端の部分に足跡はあるのだが、これは雪の少ない場所を選んでのこと。 小生は遠慮なくまっすぐ雪の上を進む。

11時38分、破風山に登り着く。
ここからは雪の上の足跡が複数になる。本日のものではないようであるが、想像するに、つい最近ここまで登ってきたものの、 雪が多く引き返した方々がおられたということであろう。

11時46分、ソーラーパネルを有した、何かの計測器の横を通過する。
ソーラーパネルが置かれているだけあって、ここは南側が開けており、 富士山の眺めが素晴らしい。
逆光気味なのが残念であるが、河口湖の湖面がキラキラと光り、また河口湖を取り囲む民家や畑が真っ白なのがなかなか良い。
富士山自体も雲一つない空に浮かび上がっており、本当に今日は良い天気である。
黒岳への登りの際には、 頬を強ばらせた冷たい風も 今は少し和らぎ、逆に 暖かい陽気の中で 冷たい風が心地よい程である。

11時56分、新道峠に到着。
黒岳釈迦ヶ岳に登った際は、 河口湖湖畔の大石公園や、途中にある別荘地を起点に、まずはここを目指して登ったので、 かなり愛着のある峠である。
この新道峠からも富士山 を見ることができるが、写真のように木が少し煩い。

新道峠から先にも足跡が 1つ続いている。誰の足跡もないことを期待していたので、少しガッカリである。

ただ、先行者はツボ足なのでやはりかなり雪に潜っている。
小生の方は少し沈むことはあってもドンドン進むことができるし、足跡とは全く別の場所を進んでいるので、 誰も足を踏み入れていない雪山に登るのと同じ感覚が楽しめる。

黒岳頂上以降は このまま誰にも会うことがないだろう と思っていたら、やがて先の方から 4人程のパーティがやって来た。 彼らはツボ足で、小生のスノーシューを見て羨ましそうだったのがちょっと嬉しい。



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