|
富士山
の方は至る所で見ることができる。
足下に河口湖を従えた構図は、見る度に大きく変化している という訳ではないのだが、
富士山が現れると やはりハッとさせられ、カメラを構えてしまう。
11時1分にすずらん峠を通過。
先の方を見やれば、写真のように尾根上に足跡はない。
実は、先行する足跡は雪の多い場所を避け、右斜面の端を進んでいるのである。
|
歩き始めてから 4時間近く経ち、その間 何も口にしていないので、さすがに歩きが鈍ってきた。
見晴らしの良い岩場で食事休憩とする。時刻は 11時11分。
ここからは先程までその頂上に居た黒岳
がよく見える。
立ちながら食事をとり、水分を補給して、11時23分に出発する。
|
|
|
足跡のない雪の上を進む。
先にも述べたように、実は写真右端の部分に足跡はあるのだが、これは雪の少ない場所を選んでのこと。
小生は遠慮なくまっすぐ雪の上を進む。
11時38分、破風山に登り着く。
ここからは雪の上の足跡が複数になる。本日のものではないようであるが、想像するに、つい最近ここまで登ってきたものの、
雪が多く引き返した方々がおられたということであろう。
|
11時46分、ソーラーパネルを有した、何かの計測器の横を通過する。
ソーラーパネルが置かれているだけあって、ここは南側が開けており、
富士山の眺めが素晴らしい。
逆光気味なのが残念であるが、河口湖の湖面がキラキラと光り、また河口湖を取り囲む民家や畑が真っ白なのがなかなか良い。
富士山自体も雲一つない空に浮かび上がっており、本当に今日は良い天気である。
黒岳への登りの際には、
頬を強ばらせた冷たい風も 今は少し和らぎ、逆に 暖かい陽気の中で 冷たい風が心地よい程である。
|
|
|
11時56分、新道峠に到着。
黒岳
や釈迦ヶ岳に登った際は、
河口湖湖畔の大石公園や、途中にある別荘地を起点に、まずはここを目指して登ったので、
かなり愛着のある峠である。
この新道峠からも富士山
を見ることができるが、写真のように木が少し煩い。
新道峠から先にも足跡が 1つ続いている。誰の足跡もないことを期待していたので、少しガッカリである。
|
ただ、先行者はツボ足なのでやはりかなり雪に潜っている。
小生の方は少し沈むことはあってもドンドン進むことができるし、足跡とは全く別の場所を進んでいるので、
誰も足を踏み入れていない雪山に登るのと同じ感覚が楽しめる。
黒岳頂上以降は
このまま誰にも会うことがないだろう と思っていたら、やがて先の方から 4人程のパーティがやって来た。
彼らはツボ足で、小生のスノーシューを見て羨ましそうだったのがちょっと嬉しい。
|
|