甲武信ヶ岳 ( 男体山:2,475m ) 2014.3.23 登山



【PHOTO & 記録 甲武信ヶ岳 4】

雪の斜面を下り再び樹林帯に入る。
登山道は尾根伝いを避け、その下方を横切っているはずなのだが 今は雪の下。
道は尾根上を進み、幕営地と思われる場所へと飛び出す。そこから樹林帯の斜面を下れば甲武信小屋である。時刻は 12時37分。
小屋の写真を撮った後、休まずに甲武信ヶ岳へと向かう。
登り斜面になると、先程来の左足の付け根が痛み出し、なかなか足が進まない。

途中、 道がジグザグにつけられているところを、ショートカットして直登した跡が雪の斜面にあったため、小生もそれに倣って直登する。
しかし、足が痛い身にとってはこの直登はかなりきつかった。 帰りは正規の登山道を下ったが、登りもその道を使った方が楽だったように思われる。
まさに急がば回れである。

直登して登り着いた所は森林限界で、展望は抜群。
振り返れば先程通ってきた木賊山 (写真) が大きく、 その左奥には破風山、 そしてそのずっと先には雲取山も見える。
また、富士山も見えるが、 最早 周囲の明るさに紛れ気味である。その代わりに、 やや霞み気味ながらも八ヶ岳の姿が素晴らしい。

こちらの写真は、その木賊山の左側の景色。
木賊山の左後方に破風山 (西破風山)、 東破風山、雁坂嶺が続き、 雁坂嶺の右奥には雲取山が見えている。

また、反対側にある金峰山方面を眺めると、 国師ヶ岳と朝日岳の間に、 北岳間ノ岳らしき山も見える。 しかし、その白き峰々は、周囲の白さにほぼ溶け込んでしまっている。
なお、写真を拡大してみると、金峰山の右後方には甲斐駒ヶ岳も写っていることが分かったが、 この時 肉眼では確認できていない。

さて、暫し眺めを楽しんだ後は、 いよいよ甲武信ヶ岳へと向かう。
経験からして、もう 4〜5分も登れば頂上のはずである。
気持ちの良い雪の斜面を登っていく。

やがて、先の方に お馴染みの頂上の標柱が見えてきた。
頂上到着は 13時4分。
「日本百名山甲武信岳」 と書かれた大きな標識が青空に映える。

頂上到着までかなり時間がかかってしまったが、 そのお陰で頂上には誰もいない。独り占めである。
標識前のベンチには雪が無かったため、そこに腰掛けて暫し休憩する。
風が結構強く、また少々冷たかったものの、周囲の景色を大いに楽しむ。

こちらは、 国師ヶ岳、北奥千丈岳、 そして金峰山方面。
写真では分かりにくいが、国師ヶ岳と朝日岳の間に北岳間ノ岳農鳥岳らしき山が見えている。
また、先程も述べたように、肉眼では確認できなかったものの、写真を拡大してみると、金峰山の右後方には、 甲斐駒ヶ岳が見え、 さらに写真をよく見ると、金峰山甲斐駒ヶ岳の間に白き 仙丈ヶ岳も写っているのが分かったのだった。



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