木曽駒ヶ岳 麦草岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.0m ) 2012.10.7 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 麦草岳 6】

写真の様な桟橋が 4箇所ほど続く。
なかなかスリルあるシチュエーションだが、意外に高度感はない。但し、雨などで板が濡れていた場合、スリップしないように注意が必要である。

少し進むと、右手に今度は 茶臼山、行者岩も見えてきた。こうハッキリ見えると、 あのまま先へと進んでいても良かったかな とも思えてくる。
折角、往路を戻ることを選んだのだから、これから登る 麦草岳に期待したいところである。

13時16分に山姥 (7合目半) を通過する。
写真は 岩の重なりでできた穴に残る雪である。

順調に足を進め、7合目の避難小屋には 13時36分に戻り着く。
ここで 数分休憩。朝方 この場所に着いた時は、日の光が差し始め、青空も広がっていたのだが、今は全くの曇り空である。
13時41分、麦草岳を目指して出発する。

標識に書かれている頂上まで 0.8kmという数値をどう捉えるべきかであるが、小生としては やや舐めてしまったところがあり、 頂上まで 30分も掛かるまいと高を括っての出発であった。
ところが、やはりそんなに甘くない。一直線の急登が続き、また最初の出だしは足下が滑りやすくバテバテ。
ようやく頂上かと思うと、さらに先に高みがあるといった状態が続き、また、途中に現れる 2箇所の大岩を駒石と勝手に判断しては裏切られ、 結局 頂上まで 51分もかかってしまったのだった。
さらには周囲をガスに囲まれ、途中の展望は全く無し。
『 序で (ついで) 感覚で登ったので、麦草岳に叱られてしまった感じである。

頂上到着は 14時32分。
頂上には三角点とともに、標識が立っている。
前述の様に周囲はガスに囲まれてしまい 全く展望は得られない。ただ、頂上周辺は一面ハイマツとなっていて、 展望が得られなくても気持ちの良い場所である (無論、これで展望が得られれば言うこと無し)
しかし、それにしても疲れた。先の方を見やれば、ガスの中にこの三角点のある頂上よりも標高のある高みが見えるが、 最早 そちらまで行ってみる気分にはなれなかったのだった。
14時40分、下山開始。

写真は駒石。
駒石というと、空木岳にある大きな岩を思い出すが、 この岩群も同名のようである。但し、空木岳のそれに比して、大分 規模が小さい。 それでも木曽駒ヶ岳などから結構 目立つ存在ではある。
なお、帰宅後 ネットにてこの駒石のことを調べていたら、岩の根元に 石像があるとのこと。往きも帰りも全く余裕がなく、 駒石の横を素通りしただけだったので、気づくことなく下山してしまったのだった。残念。
滑りやすい斜面を疲れた身体で下り、15時13分に 7合目の避難小屋に戻り着く。

写真はその避難小屋。ソーラーシステムを有しているが、 これは何に使われるのだろうか。トイレの方にケーブルが伸びているので、トイレに使用するのかもしれない。但し、 それは夏用のトイレで (聞けば 水洗とか)、冬用はお馴染みの ポットントイレである。
なお、風力発電も使用している様である。
15時17分、避難小屋前を出発。往路を戻る。
後はひたすら下るだけなのだが、体調があまり良くない上に 疲れもあってなかなか進まない。
足も もつれ気味で、2回程転倒してしまった。幸い怪我はなかったが、注意力散漫になっていたようである。

5合目を 15時56分、 4合目半の力水は 16時14分に通過。
4合目は 16時33分に通り過ぎ、そこから少し足場の悪いジグザグ斜面を下って、渡渉点には 16時43分に戻り着いたのだった。
後は 林道歩き。下り勾配なのが嬉しい。
茶臼山へのコースとの分岐点を 17時4分に通過し、駐車場には 17時12分に戻り着く。
このコースは思った通り人も少なく、静かな山旅が楽しめ、さらには紅葉もなかなかのものがあり、やはり穴場であった。
おまけに木曽前岳、麦草岳も登ったので、天候はいまいち、そしてバテてしまったものの、充実感のある山行であった。
今度は茶臼山経由の道を登りたいものである。



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