恵那山( 恵那山:2,191m 三角点のある場所は 2,189.8m ) 2011.5.4 登山



【PHOTO & 記録 恵那山再登山 3】

樹林の中を黙々と登る。傾斜は総じてきつくないが、進むにつれ、徐々にきつくなってきた。頂上が近いことを感じる。
そして案の定、そこを登り切ると、先の方に雪の広場と恵那山神社のアクアマリン色 ? をした屋根が見えてきたのだった。 恵那山の頂上に到着である。 時刻は 8時37分。
しかし、ちょっと到着時間が早過ぎるし、量的にも物足りない。

ところで、先日 雨に降られて林道を引き返した際、一度擦れ違い、 さらに戻る時に追いついた下山者に、「遅い時間なので小屋泊まりかと思った」 と言われたのだった。 しかし、このペースでピストンすれば、明るい内の下山は十分可能だったであろう。

頂上には恵那山神社や頂上標識の他、 展望台が置かれている。聞いてはいたが、何故、このようなものを山頂に建てたのであろう。 こういうことを考えた人の見識を疑う (無論、この頂上からは展望が得られないことが理由であろうが・・・)
なお、三角点は雪の下で、見つけることはできなかった。

頂上には 3分程居て、すぐに避難小屋へと向かう。
避難小屋の後ろにある岩に登れば、展望も良いはずで、休むのにはうってつけの場所だからである。
途中、登山道の左手に雪に埋もれた祠を見る。頂上にあった祠が七ノ宮。 そしてこの祠は六ノ宮ということになる。

頂上から 3分程で、写真の様な広場に飛び出す。
広場の端にも祠があったが、日当たりが良いため、雪には全く埋もれていない。祠の横には標柱が立てられておりそこには 『 五乃宮 富士社 木花咲開姫大神 』 と書かれていた。

さて、頂上から避難小屋まで近いという記憶があったのだが、 本当に記憶はいい加減なものである。結構距離がある。
また、雪の斜面の下りは、本日のここまでの行程の中で一番苦労したと言える。
とは言え、あくまで相対比較の話。全く大したことではない。

そして、8時49分、 屋外トイレの横を通って避難小屋に到着。
頂上では、自分も入れて最終的に 3人になったが、ここには誰も居ない。
早速、小屋の裏にある岩場に登る。
しかし、残念ながらここでも展望は得られない。本来なら、ここから南アルプス、中央アルプスが見えるはずなのに、この日は全く駄目である。 空は晴れているのに、残念。
まあ、こういう日があるのも仕方がない。でも 悔しい。

恵那山山頂の方を見やれば、 丸いドーム型の高みが 2つ重なって見える。恐らく 後方の高みが山頂であろう。

時間に余裕があることもあって、ゆっくり食事をしながら地図を見て下山路を検討する。
結局、ピストン登山では全くつまらないと考え、神坂コースを下ることにする。最終的に、今朝程の林道のさらに先に下りることになる訳である。
ただ、北側斜面を下ることになるので、残雪量、そしてルートが明確かどうかが心配であるが、兎に角行ってみることにする。
岩場から下り、念のため軽アイゼンを装着して 9時15分に出発。

雪の上には新しい踏み跡も明確についており、 また、赤テープも見えるので、どうやら心配無さそうである。
足跡を辿る途中、右手を見ると、また祠が見えたので、そちらの方に行ってみる。この祠は 四ノ宮。傍らの標柱には 『 四乃宮 熊野社 速王男命 』 とある。

そこから素直に先程の踏み跡の所まで戻れば良いものを、 祠の裏手にも踏み跡があったので、そちらに進んでみる。



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