天城山( 万三郎岳:1,405.6m ) 2009.12.23 登山



【PHOTO & 記録 天城山 5】

万二郎岳にはほんの 1分ほど居ただけで、先に進む。
ゴルフ場の方にほんの少し進むと、写真のような案内標識があった。 箒木岳方面に下ることが一応 認知されているということなので、心強く思う。
早速、ロープを越えて斜面を下る。すぐに木々に張られたロープが現れ、道を導いてくれる。これは楽勝かと思ったら、すぐにロープはなくなり、 赤テープ頼りの下山となった。道はあまり踏まれておらず、わずかに踏み跡を感じるといった状況。途中で赤テープを見失い、少々焦る。 少し下って、再び赤テープを見つけたが、何と 右にも左にも赤テープが見える。 僅かに下っていると思われる左方に進む。

道は途中でガレ場のようなところに出てしまい、 少し下って引き返すような形となる。 一応 赤テープが続いているので正しい道なのであろうが、道自体は斜面を横切るような形であまり下っていかない。
そうこうしているうちに前方に頭を赤く塗られた石柱が現れた。そこには 『 御料地境界標(石) 』 という文字が入っている。
そして、その後ろを見ると大きな岩があったのだった。岩の前には 『 鬼の袴石 』(もう一つ 『 鬼の石積 』 と書かれたものもあったが・・・) と書かれた板が置かれており、後で調べたところでは、 この岩の上に登ることもできたらしい (そこからの展望はなかなか良いようだ)。 時刻は 14時18分。

この 『 鬼の袴石 』 からはまっすぐに下る。
ロープが再び現れ、今度は途中で途切れることなく、かなりの距離続いており、快調に下ることができた。
やがて樹林を抜け、足下が赤土となったガレ場に飛び出した。ここは 赤崩 (アカクンマ) と呼ばれている場所らしい。 日差しが当たって暖かい。
前方を見ると 2つのピークが見える。恐らく箒木山は後方のピークであろうと思ったのだが、 頂上にあるはずの電波施設が見えないし、少々角度のある山頂なので不安になる (実際の箒木山は後方の山のさらに左後方。 手前の山の真後ろ)

赤崩から後ろを振り返れば、 万二郎岳が見える。
周囲から万二郎岳だけが飛び出しており、なかなか威厳を感じさせる。時刻は 14時30分。
赤崩を抜けてすぐに奈良本への分岐点に到着。そこにあった古い標識には 『 中道 』 とも書かれていた。 これは地名ではなく、コース名らしい。
目の前のピークに向かって進む。
ところが、途中で再び赤テープを見失ってしまった。後で考えたら、正規の道は目の前のピークを越えていくらしいのだが、 小生は踏み跡らしきものを辿り、右へと進んでピークの中腹を巻くように進んでしまったらしい。

途中でおかしいとは思ったのだが、一応 歩くべき部分が凹み、谷側の部分が盛り上がっている道らしきものが、斜面を横切って続いている。 これを見て、何とかなるだろうと先に進んでしまったのだった。
ただ、その道らしきものは途中で何本も現れ、中には 下方に延びていくものもある。 さらには、道の途中に木の枝が生い茂って歩行を邪魔している箇所がかなりあり、最近 全く人が通っていないのが歴然としている。
不安を抱きつつ、なるべく上へ上へと進む。
そして、見上げた斜面の先に青空が見えたのを機に、思い切って直登に切り替えたのだった。

すると、ササを刈り取って防火帯のようになっている尾根に 不意に飛び出した。 何とか正規の道に戻ることができたらしい。一安心である。どうやらここは手前のピークと後方のピークとの鞍部らしい。
後は全く問題なし。再び高度を上げるに連れ、振り返れば万二郎岳の姿が大きくなってきている。
北東方面には再び 大室山が見える。周囲には家屋。そして背後には海。 大室山のベージュ色は町並みの中に急に建ち上がったピラミッドのように浮き上がって見える。
それにしても、今が冬で良かった。樹林が生い茂っていたらもっと苦労したであろう。



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