クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
74号 ポルシェ959
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第74号
発行日:2004年4月30日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンではバリバリ売れ筋のカローラ、環境に優しいキューブ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ケンメリGTRからデ・トマソ・パンテーラまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
本日で4月も終了です。ゴールデンウィーク真っ只中な方も居られる事でしょ
うが、いかがお過ごしでしょうか。
私は家をプチ・リフォームしているのですが、部分的に可能な事はDIYでや
っています。
この際ガレージもどうにかしようかと思案中ですが、車は可愛いけれどお金は
ほかの部分から掛かってしまうという、こんな似た境遇の方、いませんか?
ホント、車関係の悩みは尽きないものです。
「本編」では国や時代など、なるべく偏らないようにしたいのですが、今回は
大きく間が空いての、久しぶりのドイツ車です。
久しぶりだけに大変ぶっ飛びな車の登場です。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第74回
■■□ 【ポルシェ959】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「トップスピードは314km/h、僅か4.1秒で時速100km/hに達するとい
う凄まじい実力!!」
この車、今世紀のモノか?
いやいや、これは90年代のモノでもありません。
1980年代のスーパーカーなのです。
そう。今回のポルシェ959、誰もが認める多方面で最上級の分かり易いコレ
クターズカーです。
ポルシェは当メルマガでもたびたび登場でお馴染みですね。
第2次スーパーカーブームと呼ばれる括りの過去の紹介車にはこんなのがあり
ます。
ヤマハOX99-11
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back11.htm
ブガッティEB110
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back40.htm
マクラーレンF1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back61.htm
始まりは1983年、フランクフルト・ショーです。
その時の名は"Group B"。 ずばり、グループBでの活躍の為のスタディモデル
として、その全輪駆動のスーパースポーツは出展されました。
ポテンシャルは謎に包まれていましたが・・・
社内での実験や多くの培ったノウハウにより熟成されたそのマシンは、パリ・
ダカやル・マン24で勝利する事によりその実力を証明しました。
そう!そんな全てのテクノロジーが注ぎ込まれたのが「ポルシェ959」、
1987年の市販当時、世界で最も速く、かつ先進的で、羨望を集めた車です。
(1988年6月には生産を終了、その期間は僅か14ヶ月間でした。)
その心臓部にはグループCカーである962や956譲りの2.85L-水平対
向6気筒。
ヘッドは水冷化され、ターボは回転域によりKKKタービン2基がバリアブルに
働く、いわゆるシーケンシャル・ツインターボで、450馬力を叩き出してい
ました。
先進の技術てんこもりの中でも、中核はトルク・スプリットを賢く行う4WD
システムでしょう。
これはアクセルの開け方やブーストの掛かり方、Gの掛かり方やハンドルの切
れ角などを分析してベストのトルクを前後に配分すると言う優れもので、どん
な路面でもどんな状況でも安定した速さを実現しています。
この4WDシステムの開発にポルシェはかなり苦労していますし、巨額を投じ
ました。
他にも各輪ツインダンパーにより車高を3パターン、使用目的に合わせて変更
できるとか、硬さも変えれたり、などなど・・・枚挙にいとまがありません。
そのエアロダイナミックを意識させるルックスも充分に特筆すべき素晴らしさ
です。
911をベースに、ルーフ部やホイールベースは共通。
ヘッドライトが寝て滑らかになったフロントセクションは、世代を飛び越えて
1993年からの空冷最終の993が大きく模したと思えるほどのモノ。
911ターボより6cm以上ワイド化され、リアフェンダーから流れこむよう
に一体型のリアスポイラーも魅力的です。
素材にも拘っており、ケブラーパネル、FRP、アルミを随所に使い分けてい
ます。
あまり語られない事ですが、959は2つのバリエーションがあります。
「コンフォート」と「スポーツ」ですが、造られた大多数がコンフォートです。
スポーツは100kg軽減する事により、冒頭のトップスピードよりも3km/h
アップ、0→100も短縮して3.7秒となっていますが、重量軽減の為にエアコ
ン、パワーウインドウ、レザー電動パワーシート、リアシート、アジャスタブ
ル・サスペンションなどを非採用しています。
コレ読んでピンと来た方も多いでしょう。
959は豪華、快適でもあるのです。しかも安全。
そのスペックから、少し後に出たフェラーリの新兵器、F40とよく比較され
ますが、しかし実力は拮抗に見えても、キャラクターはとても対照的です
(本当に比べるならその生い立ちからフェラーリ288GTOでしょうか。で
もコレもキャラが大きく違いますね)。
ポルシェ社としての商業ベースの話も少し。
ポルシェはホモロゲ取得の為に200台は造る必要があったわけですが、実際
には予想を越える需要があり最終的には諸説ありますが220台余りを生産す
るに至っています。
その価格はバブルのプレミアが無いとしても非常に高価で、当時で考えればカ
ウンタックとテスタロッサの両方が買えたほど。
しかしそれでも開発に掛かった費用やその内容を考えれば"大バーゲンプライ
ス"で、ポルシェはこの一連の959の計画により数十億円の損失をしたと言
われています。
相場ですが、バブル期には億の声もあった959ですが、今では半値以下です。
しかし充分プレミアの3~4千万円! 欲しいけど・・何とも・・・・
入手難易度は勿論の 5 です。
911をベースにしたレプリカも多く存在、こちらは150万円くらい~、
とリーズナブル。
形に憧れている人にはお勧めのポルシェですかね。
著名人ではビートたけしさんが本物を所有していた事も有名で、TVで言って
いましたが、和田アキコを乗せて、シートベルトをしたまま降りようとして、
背中にポルシェを背負ったのだとか・・・
それくらい軽いのでしょうか?
他、これは(これも?!)実際にではありませんが、立原あゆみ作品漫画「仁
義」で、初期の頃、主人公が組長のカウンタックをボコボコにして、後日営業
マンがポルシェ911を持ってきたのですが、さらに大きな浪費をさせる為に
その場に偶然を装い当て馬に959持って来させていました
(作戦は的中で、車好きの組長は1億で即お買い上げ!)。
PORSCHE 959
ボディーサイズ: 4260×1839×1280mm
ホイールベース: 2271mm
重量: 1450kg
乗車定員: 4名
駆動: 4WD6速
エンジン: 水平対向6気筒
排気量: 2850 cc
ボア×ストローク: 95.0×67.0mm
圧縮比: 8.3:1
燃料供給: Bosch Motronic
最高出力: 450PS/6500rpm
最大トルク: 51.0kgm/5500rpm
燃料タンク容量: 90L
最高速度: 314km/h
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ABSディスク
タイヤサイズ: 前235/45VR17 後255/40VR17
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
★究極のリムジン 600 PULLMAN 完全復元車★
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f20745810
今月、当コーナーにてグロッサー600を紹介しましたが、今度はなんと
600プルマンです!
国の威信が掛かった超高級リムジン!自分で運転しないと気が済まない私には
縁遠い車です(そうでなくても無論、遠いですが)。
おじいちゃん風の会長さんなんかがやはり似合うのでしょうが、若いお金持ち
の方もサラッとカッコ良く、積極的に乗って欲しいですね。
ロータス エスプリ
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h10989330
まだメルマガに登場しない、2代目エスプリです。
初代エスプリ→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back33.htm
しかしフェンダーを含めた全体のシルエット、こいつは只者ではありません。
纏ったイエローのせいで英国車の雰囲気はぶっ飛び、まるでイタリアン!
ディアブロの様な印象でありますし、ライトはどことなくカマロっぽくもある
多国籍料理屋もビックリな仕上がりです。
電気自動車 コムス
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g19594340
ヤフオクではタマに出てくる電動、これは入札はいっています。
私もモーター車には何度か乗りましたが、スーッと静かに動く気持ち悪さが最
初はあります(やはり私はエンジンが好きなようです)。
今後はどんどん普及するのか、水素が勝るのか、ガソリンエンジンが生き続け
るけるのか、私の分野からは離れていますが興味あるところです。
今後の普及ぶり、行く末によっては、エンジン付きはすべてコレクターズカー
になる未来があるかもしれませんね。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしてます。
輸入車、希少車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル
■URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/
■Eメール mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP